5月2日に予定されていた横浜スタジアムでの読売戦は、雨天のため中止となった。予告先発として発表されていたバウアーと赤星はともに翌日にスライドとなった。また、不振に陥っている宮崎が登録抹消となり、二軍で再調整することになった。代わって支配下登録に復帰した九鬼が合流した。
ケイがバンテリンドームに回るか
ハマスタでの読売3連戦の初戦は雨天中止。バウアーがスライドで3日に先発することが決まった。前日の時点でも開催が難しいことは分かっていたし、早めに中止がきまったので問題ないだろう。5月3日と言えば、2023年にバウアーが日本デビュー戦を初勝利で飾った日。ちょうど2年となるこの日、再び憲法記念日のハマスタを沸かせることができるだろうか。
この中止を受けてローテーションも変更を余儀なくされる。前回129球を投げても中4日で先発する予定だったバウアーは、本来であれば2日に先発した後も中4日で、7日のバンテリンドームで先発の予定だったのかも知れない。
そういう背景から平良は今回、投げ抹消とはならなかった。9日に先発する予定だった可能性もある。バウアーが3日の先発になったことで、このあたりもズレて来ると思われる。バウアーは中3日でも行けると言っているが、さすがにそれはないと考えるとその次は9日が濃厚。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
2 G (中止) | 3 G バウアー | 4 G 東 | ||||
5 D ケイ | 6 D ジャクソン | 7 D 大貫 | 9 C バウアー | 10 C 東 | 11 C ケイ | |
13 T ジャクソン | 15 T バウアー | 16 S 平良 | 17 S 東 | 18 S ケイ |
4日が東になるのかケイになるのかはちょっと読めない部分がある。いずれにしても来週の広島戦に向けてこの二人が中5日で先発するのもどうなのかなという気もするが、翌週が5試合だけに後ろ倒しにするにも行き場がないかなと思う。平良は残したけど、実際は入れるところがないなという感じ。ロングリリーフにするなら石田裕と入れ替えてもいいのかなと思う。
ジャクソンは前回の登板で中5日が合っているとコメントしていたが、現状のローテーションを考えるとそのまま中6日で回って行くことになるのかなとは思う。4日、5日の先発に注目したい。
九鬼が合流で異例の捕手5名登録に
以前にブログにも書いたが、オースティンが戻るタイミングで宮崎はファームで調整してはどうかと思っていた。まだオースティンは戻っていないが、このタイミングで再調整を決断した。前日の筒香に続いての登録抹消となった。
現状の低調なままで出場を続けていてもチームのためにならないし、リーグ優勝するのであれば宮崎の打力はまだまだチームにとって必要。年齢は重ねているので衰えはないと言い切れないが、体調面も含めて整えて来てもらいたい。レギュラーとして常時出場することが難しくなっても、代打や時々スタメンで出場するだけでも心強い。まずはしっかりと宮崎らしいバッティングを戻すことだろう。
昨年以前は左腕に対してかなりの強さを見せていたが、今年は右腕に.324である一方、左腕に.135であり、このあたりが復調の鍵になるかも知れない。いずれにしても長打は二塁打が1本だけでOPS .527は寂し過ぎる数字なので、しっかりと振って捉えられるような状態にしたい。
サードが空く形になるが、三森も状態を落としているので、京田や林も含めた起用になりそうだ。本当は、井上あたりをサードでしばらく使ってみたいところなのだが。この日、代わって登録されたのは九鬼。二軍ではバッティング好調で、良い時に使ってあげて欲しいなと思っていたので、これは大きなチャンスとなりそう。
それにしても、これで松尾、戸柱、山本、東妻、九鬼と捕手が5名登録される状況となった。4名までは過去にもあるが、5名登録というのは記憶にない。実際は東妻は外野手と緊急事態での捕手という役割、九鬼は二軍でもファーストでスタメン出場しているので、代打とファーストの守備という想定でのベンチ入りになるだろうが、試合展開によってはマスクを被ることもありうる。
山本、松尾もいる状況でスタメン抜擢は考えにくいが、九鬼は好調なバッティングで2021年以来の一軍でのヒットを打って欲しいと思う。
桑原が実戦復帰、早速の躍動
西から低気圧が接近し、神奈川でもかなりの雨量が予測されていたが、横須賀スタジアムでは13時にプレーボールがかかった。この日が実戦復帰となった桑原が1番センターで出場。復帰が近いとされるオースティンも4番ファーストでスタメン出場していた。
初回、バックスクリーンからホーム方向へ強い風が吹く中で、セカンドの後方へフラフラと上がったフライに対して前進。風で流される中、ダイビングキャッチを見せた。そして、その裏に打席へ入り、2ボールから真ん中に入って来たストレートをセンターへ打ち返した。
試合は、先発の石田裕が3回に明瀬のソロで先制を許すも、その裏は井上の二塁打などで満塁のチャンスを作り、益子のタイムリーで追い付く。さらに伊藤光の走者一掃のタイムリー二塁打と加藤にもタイムリーがでて5得点。しかし、4回表に入るところで雨が強くなり、そのままノーゲームとなった。
オースティンは2打席目で四球を選んだが、ヒットは出なかった。森敬はユニフォームを泥だらけにしながら走塁をきっちりとこなしていたのが印象に残った。
3日も横須賀スタジアムで日本ハム戦が予定されており、天候は回復するので開催されるだろう。桑原、オースティンの調整は続くと思うが、ここに筒香や宮崎は入って来るのか。二人はひとまず試合の前に練習でフォームなどをチェックするような形になるのかも知れない。
森敬も含めて日本シリーズの最終戦でスタメンに名を連ねた5人が二軍にいる状況となっているが、戦力が揃うまで5割ラインで何とか踏ん張りたい。
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