22年前の20失点はシーズン2度目だった

先発の今永は初回に2点を失うが、打線が筒香の2ランで追いつく。しかし、今永が3回、大山のソロで勝ち越しを許し、なおも1アウト満塁で降板。代わった田中健が連続押し出しの後、藤浪に満塁弾を浴び、さらに大山にこのイニング2本目となる2ランも浴びて、この回一挙9点。8回にも三嶋と砂田で9点を奪われ、22年ぶりとなる20失点を喫しての大敗。

ポジ

筒香が初回、同点となる35号2ラン。藤浪を乗せる前に捕まえた一打と思ったのだが。

細川に代わってスタメン起用された佐野が3安打。走塁ではちょっといいところがなかったけど、起用は当たりか？

ヤジ

もう呆れるよね。

今永はどうにもならんかった。けっこう心折れてると思うよ。これから連戦がある中だけど、いくら投げても結果は出ないと思う。ただ、シーズンももう終わるしね。ここでミニキャンプしたところで、間に合わない。

スピードガンでは148って表示されるけど、やっぱり去年までの今永のボールではないんだろうね。打者が全然困ってない。キレというやつかな。空振りやファールにならずに弾き返されてるし。ストレートがあっての変化球だから、変化球連投しても振ってくれない。

今日も先頭の糸原に初球ストレートを外角低めに決めたが、続くストレートが少し甘くなって、合わされただけでレフトフェンスまで飛ばされてるし。そこからは変化球だらけ。投手も捕手も怖いんだろう。

それでも同点に追いついてもらって、2回は8番からという打順で、ストレートを使って3者凡退。ところが3回、大山に投じた初球のストレートが高めに浮いてレフトスタンドへ運ばれる。好調とはいえ、高めの148キロにあれだけの当たりをされてしまうと、やっぱりストレートはダメかという気持ちになる。陽川にもインコースのストレートで詰まらせるつもりがレフト前へ弾き返されて、自信をもって投げられなくなった。

1アウト満塁としたところで、ラミレス監督は交代を決断。重要な試合と位置付けていただけに、点差が広がる前に手を打ったのだが、うまく行かなかった。

1か月ぶり登板の田中健をこの場面で投入しなければならなくなったのは、彼にも気の毒だった。ただ、打順が下位に行くところなので、2-4くらいで切り抜けて欲しかった。

中谷にカーブをファールで粘り続けられて苦しくなった。梅野、藤浪には平常心では投げられていなかった。それにしても、ホームランを打たれるとは。

この試合展開で三嶋に2イニング行かせる状況になり、砂田まで前倒しで投入。それにも関わらず大量失点で20点目を取られることになったのはダメージも大きい。

チャンスで石田に回ったとはいえ、この試合展開で代打しなければならなかったのだろうか。

キジ

20失点は22年ぶりとのこと。そうなんだ、あの暗黒時代(2003年の94敗、2008～2010年の3年連続90敗以上)に何度かあったと錯覚していた。

当時の新聞をスキャンしてきた。1996年8月27日の静岡・草薙球場でのヤクルト戦だった。この年は、5月31日のハマスタでの広島戦でも5-20で敗れており、二度目の20失点だった。

1996年は4月に貯金10を作って首位に立ったが、その後は投手陣が崩壊して負けっぱなしで最下位寸前の5位に終わったシーズン。まあ、なんか今年に少し似てるかな。この2年後に日本一になる上での挫折を味わったシーズンだったように思う。

メンバーとか、懐かしい。

何点差あっても1敗は1敗。心理的には難しいだろうが、引きずっている暇はない。切り替えて目の前の試合に集中するしかない。