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7回以降で9失点 ピープルズ好投も逆転負け

06/20 横浜DeNA5-10広島東洋@ハマスタ

DeNAは、ピープルズが6回1失点と好投し、勝利投手の権利を持って降板したが、3-1で迎えた7回以降、リリーフ陣が炎上し9失点で逆転負け。打線は床田から3点を先取したが、7回に追加点が取れなかったことが響いた。

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ポジ

ピープルズが練習試合での好投そのままに、初登板で結果を出した。立ち上がりは2アウトを取ってから西川に粘られ、9球目のストレートが外れて四球。続く鈴木も警戒して歩かせてピンチを招いた。

メヒアは2球で追い込んだが、勝負球が決まらずにペイオフピッチ。2球ファウルで粘られて苦しい投球だったが、真ん中低めへチェンジアップが決まって切り抜けた。

2回、4回も2安打ずつを浴びてピンチを迎えたが、粘り強く投球できた。6月に入ってから本領を発揮している球威も有効で、6回に入っても極端に落ちるということはなかった。後続投手が打たれて来日初勝利はならなかったが、十分に合格点の投球だった。

投球内容によっては一旦登録を抹消という考えもあったのだろうが、この投球を見せてくれれば、当然ラミレス監督も来週も先発と明言している。他の先発候補が今一つなだけに、彼の存在は貴重だ。

ソトに1号2ランが飛び出した。前日の17球の粘りが生きたかどうかは分からないが、9回にも守備シフトを嘲笑うタイムリーを放って2安打3打点と結果が出た。ホームランは打った瞬間の当たりで、ありあけのハーバーの看板を直撃する、あともう少しで場外という当たりだった。

ビッグイニングで逆転された直後の8回は、宮崎が1号ソロ。やや内寄りの球を切れずにポール際へ運んだ。ファウルにならないのは技術があるからだろう。

梶谷、伊藤光にもヒットが出たので、あとは大和とオースティンということになる。ホームラン頼みになるのは、このオーダーを組む限り宿命とも言えるが、打線に関してはそこまで心配ないのではないか。やはり開幕投手の大瀬良が丁寧な投球をしていたと思う。

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ヤジ

開幕して「本番」になった場合で、同じように投げられるか。人間がやるスポーツなので、そこが一番難しいのだろう。

練習試合の5試合、三嶋は完璧だった。昨年、目の前で2位チームとして胴上げを見せつけられた悔しさを誰よりも持っていたし、こうした状況下で良い投球を見せたいという気持ちもあっただろう。

開幕試合は、1点ビハインドの中で登板し、ピンチを招きながらも切り抜けた。しかし、この日は1点リードの8回。昨年までもこういったシチュエーションは経験があるが、チームの今季初勝利、ピープルズの初登板初勝利がかかっており、どうしてもアドレナリンが出て、力が入ってしまう。

メヒアにはホームランを怖がってコースを狙い過ぎた。先頭打者への四球が一番やってはいけない。會澤のバントで、一塁へ悪送球していたことからも、普通の状態ではなかったことが分かる。ここはソトがうまく処理してくれたので、事なきを得た。

2アウト1、2塁となって代打の長野。2ボールからインコースのスライダーを空振りした後、外側のストレートでカウントを取りに行ったが、ストレートがシュート回転して、真ん中低めに入り、左中間へ運ばれた。

長野は昨年、真ん中は18-4 .222だが、低めになると6-2 .333で打数は少ないが打っていた。読売時代もハイボールヒッターのイメージがあるので、低めに投げるのは正解だと思うが、コースはきっちり行きたかった。力みでシュート回転してしまい、コントロールミスが起きた。

ショックもあったのだろうが、1点差ならまだというところで、ピレラにも真ん中のスライダーをライト前に運ばれた。ここは切り替えて抑えたかった。

8回三嶋、9回山崎で出番はないと思ったわけではないだろうが、通常の状態で投げられなかったのは平田も同じ。練習試合と開幕戦の登板で見せていた「覚悟」のような表情ではなく、どこか困ったように見えた。

菊池、西川に対してストライクが入らず満塁とし、鈴木には3球続けてスライダーを投げたが、0-2からの最後の球が一番甘く、グランドスラムになった。

2人に対して、この試合だけでダメだとか、やっぱり変わってないとか言うつもりはない。それだけ、「本番」で自分の力を淡々と出すことは難しいことだと思う。2年結果を出している三嶋はさておき、平田には残念ながらそう何度も次があるわけではない。

練習試合で見せたような背水の覚悟を常に持ちつつも、自分の本来の投球をどんな場面でもできるように、コントロールしていかなければならない。三嶋もこの日のようなミスを犯しているわけだから、そんなに簡単なことではない。それでもやらなければ、1軍定着はない。

この日のような登板もあったけど、今年の平田は変わったなと言われるような今後を期待している。

打線は、この試合でお目覚めという感じはあるが、7回裏に追加点を取れなかったことが響いた。前日の三次に続いて、田中がソトの強烈なゴロを巧く捌いてホームで封殺した。

打者は、強い打球を打てているし、守備が素晴らしいのが要因だが、いずれもバントがすんなり決まらなかった後の結果。やはり野球には不思議とリズムがあって、チャンスになってバントがすんなり決まると、攻撃側の流れでそのまま行けるケースが多い。

桑原がスリーバントを何とか決めて、仕事を果たしてはいるのだが、やはりリズムとしては攻撃側の流れが止まってしまう。前日も伊藤光がバントを2回失敗し、スリーバントで成功していた。100%バントという場面では、非常に難しいことは分かっているが、普段バントが少ないチームだからこそ、やるべきところできっちり決められる準備を人一倍しなければならないチーム。

強打で優勝候補だなんて言われているが、そんなに毎日打てるわけでもない。こういう場面で当たり前のことを当たり前にこなし、勝てるゲームを確実に拾っていくことが、優勝へ繋がる。そういった意味でまだまだだと思うし、これを教訓にして行ってもらいたい。今ならまだ間に合うから。

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キジ

連敗スタートは重いが、先発はしっかり投げているし、打線も開幕の大瀬良には苦労したが悪くはない。ブルペン陣の失点が目立っているが、結束してやり返してくれると思う。

この試合は、ピープルズが先発ということで、パットンがベンチ入りしなかったが、それは最初から分かっていることで、そこに原因を求めるのは違うと思う。開幕ローテは穴だらけで、ピープルズは結果で勝ち取った。5人登録になったことで、「ピープルズが先発しない日にパットンが使えるようになった」というだけ。

エスコバーが外れる部分は、石田をリリーフに回して対応したが、この日は結果が出なかった。パットンがいない分は、三嶋や国吉に期待していたのだが、今のところうまく行っていない。

この日、ルーキーの伊勢が9回に登板した。いきなり會澤の肩へ死球を与え、睨まれた。帽子を取って謝罪したが、プロの厳しさを経験した。それでも大きく動揺することなく、150キロオーバーのストレートを力強く投げ込んだ。小窪の難しい当たりをロペスがエラーして1失点となったが、堂々の登板だったと思う。

菊池に6球連続ファウルを打たれた後の変化球も良かったし、田中を見逃し三振に取ったストレートも素晴らしい球だった。彼の存在も今後、楽しみだ。8回いきなり伊勢を出すんじゃないかと思ったが、さすがにそれはなかったか。

この日、ファームは雨天中止により1日遅れの開幕戦だったが、8回にエスコバー、9回に三上が登板した。エスコバーは、甘い球もあったが、球威は申し分ない。三上はまだスライダーに打者が空振りするようなキレがなかった。

オースティンがまだスタメンで出られないのであれば、エスコバーと入れ替える選択肢もある。幸い、乙坂、桑原に結果は出ているので、そうした決断をするのかどうか。スタメン復帰したとしても、結果が出なければ逆効果だ。ラミレス監督自身が言っていたように、スタートダッシュの失敗は許されない。

広島は3戦目、新人王の有力候補であるドラフト1位ルーキー森下が先発。練習試合では打ち込まれていたようだが、DeNAも攻略できるか。ここでも敗れて3連敗スタートは苦し過ぎる。パットンはベンチ入りに戻るとは言え、リリーフに不安がある中、ある程度の得点が必要だ。オースティンをスタメンに入れることがベストな采配かどうか、考えてもらいたい。

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