スポンサーリンク

上茶谷は制球甘く6失点 ピープルズが名乗り

DeNAは前日に続き、ハマスタで楽天との練習試合を行った。先発した上茶谷は、制球が甘く長打を浴びて6失点。2番手のピープルズは150キロ台のストレートを中心に、コーナーに投げ分けた。リリーフでは伊勢が登板し、無失点に抑えた。打線では桑原が一矢報いるタイムリー二塁打を放った。

06/03 練習試合 横浜DeNA1-7東北楽天@ハマスタ

スポンサーリンク

ポジ

外国人枠を巡って、さらなるハイレベルな争いになるだろうか。新外国人投手のピープルズが2番手で登板し、3イニングを2安打1失点にまとめた。

本人が、3月時点では80%だったが現在は95%くらいと言うように、ストレートがハマスタながら150キロを超え、球威が出てきている。コントロールは大崩れしないタイプのようなので、球威で押せるようだと期待が持てる。

この日、右腕では先発ローテ最有力の上茶谷が打ち込まれただけに、開幕ローテーション入りの目も出てきた。次回以降もチャンスがありそうだ。ただ、ネックは外国人選手枠になる。

それでも、新型コロナウィルスの影響を受け、登録5人、出場4人の特別ルールが適用される可能性がある。その場合、ロペスを休ませるなどして、ピープルズが先発入りすることもありうる。また、いつ誰が感染するか分からない状況で、先発ローテに穴が開くことは予測される。ピープルズの存在が、先発ローテのレベルを押し上げることにもなる。今後の投球も期待したい。

そして、ルーキーの伊勢が9回に登板した。先頭の小深田は、足で稼がれて内野安打の出塁を許したが、続く渡辺を併殺に取ると、落ち着いて3人で終えた。コントロールというよりは、球威、気持ちで投げるタイプに見えたので、自分らしい投球はできたのではないか。開幕1軍に向けてアピールを続けたい。

首を痛めた齋藤がファームへ行き、代わって1軍に合流した平田が早速登板。切れの良いカーブなどでいきなり2者連続三振。ついに平田が覚醒したかと思ったが、死球を与えるなど急に荒れてしまった。ただ、結果としては3三振を奪っている。彼の場合はプレッシャーのかかる場面で、いつも通りの思い切った投球ができるかという点になる。継続して結果を出したい。

打つ方はあまりいいところがなかったが、途中出場の百瀬にヒットが出た。左方向へ巧く持って行った。チャンスが少ないだけに結果が出たのは大きい。そして、前日の2ランに続き、桑原がタイムリー二塁打。この日は右方向へ強く弾き返し、右中間を破った。

スポンサーリンク

ヤジ

前回の紅白戦が良かったということで期待していた上茶谷だったが、球威が足りず、ボールが甘いコースへ集まってしまった。当然、調子が良くない日もあるので、悪いながらどう失点を防ぐかを見たかったのだが、踏ん張ることができなかった。

この1回でローテどうこうという投手ではないが、堂々と開幕ローテで投げるためにも、次回は結果にこだわってほしいと思う。

涌井の出来もまずまずだったのだろうが、この日は打線が沈黙。紅白戦ではヒットを飛ばしていた1番の梶谷が、あまり内容の良くない凡退が続いている。1番センターの座に黄色信号か。桑原が猛追しているという状況か。

スポンサーリンク

キジ

練習試合なので、勝った負けたはないのだが、オープン戦終了後は6試合の練習試合で4敗2分ということになった。その中でも好投している投手もいて、それなりに収穫は得ている。オースティン一人が目立っている打線が本調子になるには、もう少し時間がかかるかもしれない。

この試合展開ということもあるが、多くの人が気になっていたのは、東京ドームの試合が急遽中止になったことだろう。読売が18時に会見し、坂本、大城の2選手が新型コロナウィルスのPCR検査で陽性だったことを発表した。

希望者に実施した抗体検査で陽性が出ていたため、PCR検査も実施したとのこと。専門家の見解で、微陽性で治りかけということで、感染リスクは低いと見られている。読売は4日に全員検査を行い、陽性が出なければそのまま5日以降も練習試合を継続する。

西武は濃厚接触者なしと判断されたため、同じく5日以降から練習試合を継続する。4日は最初から読売と西武のカードは組まれていなかった。NPBも開幕には影響なしとの見解を示した。

今後も選手に感染者が出るのは想定できる。坂本、大城も全く症状がなく、本人が驚いているとのことで、こうしたケースで既に感染している選手がいる可能性もある。だから、感染者が出たことですぐに全てをストップしているようでは、今シーズンは実施不可能だ。

大規模クラスターで、無観客であっても試合を行うこと、会場へ移動することが感染拡大につながるリスクが高ければ、止めることも視野に入れなければならないが、基本的には感染者と接触者を隔離し、そのまま続行するしかない。

少し問題があるとすれば、読売が坂本、大城らの抗体検査で陽性を把握したのは6月2日の試合よりも前ではないのか。PCR検査を2日の試合後に行っているのだから、手配などを考えれば、少なくとも前日以前ではないのか。そうだとしたら、リスクがあるのだから、坂本、大城を2日の試合に出場させるべきではなかった。

抗体検査にしても、PCR検査にしても、完璧ではないから、もしかしたら誤差などによる偽陽性の可能性もあるが、感染を拡大してしまうリスクを重視すべきだと思う。

このような状況は、どの球団、選手に起こってもおかしくない。こうした事態と向き合いながら進めるWithコロナの厳しい戦いは続いていく。

コメント

タイトルとURLをコピーしました