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チーム全体がチグハグ 10敗両リーグ一番乗り

04/11 横浜DeNA2-3阪神(ハマスタ)

DeNA先発の阪口は初回に連打からピンチを招き、大山のショートゴロを大和が悪送球し、一気に2点を奪われる。再三のピンチで粘りの投球を見せたが5回96球で3失点。打線は牧の4号で追い上げ、8回は佐野のタイムリーで1点差に迫りなおも1アウト1、3塁の同点機で宮崎が併殺打。今季初の同一カード3連敗で両リーグを通じて10敗に一番乗り。

ポジ

この阪神戦では2試合ノーヒットに終わり、前日には開幕からの連続試合出塁が13で止まっていた牧。この日は最初の打席で四球を選び、らしさを発揮。4回の第2打席では、ガンケルのスライダーを右方向へ持って行き、ライトのポール直撃のホームラン。ニコ生では「ポール牧」のコメントが躍った。

ハマスタ特有のポール付近の風もあるかと思うが、打球が切れないように押し込むことができている。バンテリンドームでレフトスタンドへ叩き込むような力強い打球もあれば、三方向へ打ち分けるヒット、右方向への長打とタイミングを取るのが上手く、軸がぶれない打ち方だからこそのバッティング。

この試合では佐藤輝だけではなく中野も猛打賞でヒーローインタビューに立った。投手でも広島の栗林を始めとした3投手もいるし、セ・リーグの新人王争いが楽しみだ。もちろん入江もそこに割って入りたい。

大卒ルーキーよりも年下になる阪口も、新人王の権利を持っている。この日は初回に失点してしまったのは残念だが、大和のエラーに足を引っ張られながらも、その後のピンチは断った。まだまだ投げることに精一杯で、何とか甘いコースに行かないように慎重に投げていた。その分、前回同様に球数を費やしたが自責点2で5回を投げ切ったことは合格点。場数を踏んで行って、余裕が出てくればもっと少ない球数でイニングも伸ばせるはず。この日はカーブが少し冴えずに苦しんだ。来週の読売戦では思い切って投げられるよう、先輩がしっかりフォローして欲しい。

砂田、山崎が7、8回を三者凡退に抑え、8回裏の反撃を呼んだ。前日は1点差のまま踏ん張り切ることができなかったが、この日は翌日が休みと言うこともあり勝ちパターンを注ぎ込むことができた。砂田は15試合中9試合目の登板ということで、少し偏っている。エスコバーが合流するまでに故障が発生しないように、しっかりとケアして欲しい。

ヤジ

昨年、ガンケルに対して5打数2安打だった大和をスタメン起用。しかし、いきなり守備で精彩を欠いた。バッティングの対戦成績でスタメン起用したのかと思いきや、2打席目で代打に倉本を起用。三浦監督は懲罰交代をするタイプなのだろうか。倉本は内野安打を放ったが、その後は結果が出ず。

逆に、同じく5打数2安打で、ホームランを1本打っていた神里はスタメン起用せず。前日のバント失敗の懲罰なのか。代わりに昨年対戦のない桑原を1番に起用し、リードオフマンの役割を果たしていた関根を6番にする意図が見えないオーダーを組んだ。コーチが状態などを見て決めているのだろうが、一貫性の見えないチグハグな采配に見える。

この試合のターニングポイントは分かりやすい8回裏。ガンケルに苦労していた打線が、代わった岩崎からチャンスを作る。桑原、代打の中井が連打でノーアウト1、2塁として牧。さすがにルーキーとは言え、前の打席でホームランを放ち打率が4割に迫る打者に、この日はバントのサインはなかった。神里も青柳との対戦成績という意味ではそれくらいのものがあったし、この場面は4番、5番に回るわけなのだが。いずれにせよ、ここはバントなしが正解だろう。岩崎の高めに伸びるストレートに手が出て三振に終わったが、それは結果論。

佐野が真ん中に入ったストレートをライトへ運び、1点差。この時、中井がサードを狙い、外野からの返球を梅野が前に出てカットし、サードへ送球。ワンバウンドでグラブが少し浮いてからタッチに入った分、間一髪セーフだったが、危ないところだった。サードに置きたいのは山々だが、無理をしてアウトになってはいけない場面。ホームがクロスプレーになるという想定だったのだろうが、桑原ということと、2点差であったことを考えればサードに送球される可能性もある。そこまで考えていたのか疑問だ。

1点差で1アウト1、3塁で宮崎。佐野に代走の神里が送られた。同点にしたい場面だが、今週はバンテリンドームでこういうケースで併殺に倒れている。一度は高橋のエラーで得点になったが、このところチャンスで全く打てていない。2ボールとなったところで、ベンチから声がかかり梅野がマウンドへ行き岩崎に声をかけた。

続くボールはアウトサイド低めへのチェンジアップ。これを追い込まれているかのような当てるバッティングで、打球はピッチャーゴロ。最悪の併殺打で同点機を逸した。併殺打の多い打者ではあるが、追い込まれていたのなら百歩譲るが、2ボールから手を出すボールではない。本人も打った直後に後悔しているのだろうが、カウント有利でも余裕がなかった。

先週あたりに自打球を当てて足を引きずってから、状態が悪化している。外国人選手もいないので無理して出場しているのかも知れない。それでも出ている以上は、使っているベンチ、そして本人に責任がある。

神里も、代走で使って単に封殺されるという無駄遣い。スアレスと対戦経験があり、ヒットも打っているのに代走だけの起用。ベンチには田中俊もいたわけで、どちらがバッティングで期待できるかは分かりそうなもの。結果的に9番まで回らずに田中俊の起用もなかったのだが、佐野に代えて守備に入れるから神里という短絡的な起用にも映る。

中井はこの日、やっと今季初ヒットを打ったが、まだ1本も打っていない細川はチャンスで代打起用し、内容の薄い凡打を繰り返している。オースティンの登録によりファーム行きとなるのは確実で、現状だとファームでも打てないくらいバッティングが崩れているのではないか。内容が悪すぎる。今のままベンチに置いておいたことは期待と温情かも知れないが、状態の良い選手を使うという言葉に大きく反している。

期待に応えられない選手ももちろんだが、負けが込むことにより冷静に考えられなくなってきているのではないかと不安がよぎる。チグハグなベンチワークは、さらなる悪循環を生み出す。監督1年目なので、まわりのコーチもしっかりとしたサポートが必要だろう。

キジ

15試合目、5球団と最初の対戦を終えた。最後にハマスタ阪神戦で3タテを許してしまった。初戦は一方的になり、2試合は競ったような展開だったが、首位と最下位の差が残酷なまでに出ていた。

外国人選手の合流まで5割ラインに近いところを残せればという期待もむなしく、今季最多の借金7まで膨らんでしまった。両リーグを通じて10敗一番乗り。厳しい状況なのは明白だ。一方で、まだ128試合が残っている。シーズンのどこかを切り取れば、15試合で3勝10敗2分けという不調な時期はあっても不思議ではない。それが最初に来たと考えればいいし、これから戦力的にも上積みを期待できる要素があるのはまだ救いではある。

この日、ソトとオースティンがハマスタで練習に参加した。チームメイトとの再会を喜んだ二人だが、出場選手登録は見送った。これについては以前から書いている通り、状態をチェックした上での判断であれば賛成だ。特にソトは、来日前からバッティング練習を行っているし、その映像を見た藤川球児氏も太鼓判を押すほどだった。この日の練習でも6本をスタンドインさせたという。

それでも、試合にフル出場するというのはまた違ったことのはずだ。少なくともファームで1試合フル出場に近い形で打撃と守備をこなした上で、問題ないことを確認して1軍の試合に出れば良いと思う。

しかし、どうやらこの日の試合後、三浦監督は13日(火)からの出場選手登録を明言したようだ。これはおそらく浦和でのファームの試合に出場することなく、ということなのだろう。であれば、この日から出場しない意味は何なのか。自己隔離していたとは言え、入院していたわけではなく練習もしていた。さらに、12日(月)はチームは基本的に休みだろうから、実戦的な練習ができるとも思えない。何のための2日間なのか理解しがたい。素人には分からないような、プロにはプロの必要な調整や練習があると言われればそれまでだが、傍目からは何となく初日はさすがにやめておいたくらいにしか感じられない。そこまで焦っていないという強がりだろうか。

13日から1軍で出場することを決めたのであれば、彼らが力を発揮できるように、最大限サポートしてもらうしかない。すぐにでも貢献したいという彼らの気持ちは嬉しい。昨年もオースティンの復帰でチームが勢いづくような好影響も見られたので、その効果を期待したい。

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