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今永復帰も現実は厳しく 最多借金17で交流戦

05/23 東京ヤクルト10-5横浜DeNA(神宮)

今永が左肩のクリーニング手術から復帰し、今季初登板。初回に塩見のエラーで1点をもらってのマウンドだったが、その塩見に初球をヒットされ、中村には右中間を破るタイムリー二塁打を打たれ3球で同点。その後2点を奪われ逆転を許した。3回にもオスナのソロで追加点を許した今永は5回のマウンドにも上がるが、山田のタイムリーと村上の特大ソロでさらに2失点。ここでマウンドを降りた。その後も国吉、平田が追加点を許し2桁失点。打線は最終回に3点を返したが、スアレスを攻略できず完敗。今季ワーストの借金17で交流戦に突入する。

ポジ

今永が復帰できたことが何よりのポジと書きたいところだが、内容を見る限り楽観視するのは難しい。

10安打で5点を取っているが、ポジることさえ躊躇われる。本人たちもそう感じているとは思うが、肝心なところで打てな過ぎる。力が入ってしまうのか、精神的に弱いのか、相手が本気を出して来たら打てないのか。個々の状態は悪くないと思いたいが、勝利に繋がらないところでいくら打っても、チームは沈んで行くのみになってしまう。

それでも、牧が2本の二塁打で久々のマルチヒット。内野ゴロ間ではあるが打点も挙げた。体力的にもしんどいところだと思うが、この2週間は雨による中止もあったので、少しリフレッシュできただろうか。初の交流戦で、オープン戦では対戦していない投手と初見で結果を出さなければならない日々が続く。開き直って、最初の頃のように思い切ってぶつかって行ってもらいたい。

この日5番に上がった宮崎もマルチヒット。ただ彼の場合は初回なんだよね。ここで打ってこそなのだが、それはヤジの方で。5番に替わって結果が出ないよりは良いとは思うが、オースティン、ソトを生かすためにも宮崎が5番で繋いで欲しいと思う。

投手ではすんなりと投げてくれたのは三上だけだった。今永が投げている最中も肩を作っていたので、5回に代えるなら彼かと思っていたが、国吉だった。6点奪われた時点でもう苦しいのだが、勢いづいたヤクルトを一旦止めるには5回途中で三上が良かったと思う。打順とロングを考えての起用だとは思うが。

ヤジ

初回、1アウト1、2塁からオースティンがショートの頭を越えるライナーでセンター前ヒット。桑原は一旦戻ってからのスタートとなったため、サードでストップ。しかし、センターの塩見がボールを弾き、その間に全てのランナーがひとつずつ進んだ。

ランナーは止まっているのだから、確実にボールを捕ってセカンドへ返すだけ。何も焦る必要のない場面でのエラー。DeNAにとっては1点が入り、なおも1アウト2、3塁で宮崎という併殺の心配もなくなり、さらなる追加点が狙える場面。だが、宮崎は三塁線へのゴロ。佐野が挟殺され、宮崎は当然一塁止まり。6番に下がったソトは初球、インサイドのストレートに完全に詰まってファウルフライ。エラーがなければ得点が入らなかったとさえ思ってしまうような、勢いのない攻撃。

今永が、今季初登板。彼の開幕戦の第1球はストレートを選択。しかし、エラーをしてしまった塩見は必死に初球に食らいついて来た。真ん中の143キロストレートをヒットされてノーアウト1塁。続く中村にも初球はストレートだったが低めに外れた。2球目のストレートはアウトサイドの高めに浮いた。打った瞬間は右中間のフライだと思ったが、ドンドン伸びて行き、打球は右中間のフェンス近くで弾んだ。俊足の塩見が生還し、僅か3球で失点。

ストレートで押し込めなかったこの打球が、初回の今永の投球を狂わせてしまった。本人としてもあのコースのボールをこれだけ運ばれたのはショックだっただろうし、伊藤光も使いづらくなってしまった。山田には全て変化球でストレートの四球。しかも、最後のボールはサイン違いだったことが、バッテリーの動揺を如実に表した。

続く村上にも変化球のみで3-1。最後にストレートを投げたが、ハーフスイングはセーフの判定。横からのVTRを見る限りバットが出たようにも見えた。これでノーアウト満塁とピンチが拡大。なかなかアウトが取れないで苦しむ中、オスナには3球目にインサイドのストレート。これが空振りとなり、少し楽になったか。最後は同じ位置にチェンジアップで空振り三振。何とかやっと2021年最初のアウトを取る。

しかし、青木の打球はピッチャーゴロだったが反応し切れず、マウンドに当たって弱まった打球は併殺崩れで勝ち越し点が入った。2アウトとなり、ここまでで止めたいところだったが、サンタナに対して変化球でボールが2つ先行し、インサイドにストレートを持って来たが高めに入った。球威が足りず、レフト線へ鋭く弾き返された。もう1点追加され2アウト2、3塁。ここは8番の西浦を申告敬遠し、投手のスアレスでアウトを取り、何とか3点で初回を投げ終えた。

何年やっても開幕戦は緊張するという。そして、いつもとは異なり、ケガから復帰し、不安も大きい中でのマウンド。腕がしっかりと振れておらず、ストレートが走らないままピンチを迎え、厳しい組み立てになった。

2回はきっちりとストレートを意識させた上で変化球を使った。山田には3球ストレートを投げ込んでファウルフライに取った。3回の村上には、配球チャートを見てもらえば分かるが、真ん中付近の甘いところには1球も投げず、高低、左右のコース一杯を使って三振を奪っている。

しかし、落ち着いてきたかなという矢先、オスナには低めのストレートを力で持って行かれた。弾道の低いライナーはフェン直かと思ったが、フェンスをギリギリ越えてスタンドに入った。あの高さの打球で入るのは神宮くらいだろう。だが、ストレートで押し込めていないという感覚は残っただろう。

4回を三者凡退で抑え、5回は今永の打順から。ベンチは代打を送らずに続投を決断。この試合を何としても取るということであれば、代打で反撃に出た方が良かっただろう。結果論としては、ここで代打をせず、その裏に致命的な失点を許したということになるだろうが、今永の今度を考えればここで代打せず5回を投げ切って欲しいという思いがあったと思う。それは同じ思いだった。

今永が投げるということで、どうしても大きな期待をしてしまうが、まだ手術明け最初の登板であることを忘れてはならない。夏場に向けて徐々に調子を上げて行ってもらいたいし、無理はして欲しくない。5回90球未満で投げてくれればと思っている。

昨日の投稿(https://any-bay.com/baystars-2021-046-swallows/)

4回時点で82球だったので、90球未満というのは難しかったと思うが、最初の登板でまずは5回を投げ切ったというものが欲しかった。それが4失点であっても。

しかし、中村には最初の打席と同じような形でストレートを右中間に運ばれた。山田にも打たれた後、村上にはチェンジアップがタイミングをずらす役割にならず、完璧に打たれた。結果としてショック残る、完全なるKOとなってしまった。

次に向けてどうするというのが見えていればいいが、あまりこれと言ったものは見えていないんじゃないかなという印象。このまま投げさせ続け、何かを得てもらうかどうか。2018年のようになりそうな気がする。

打線は、2回先頭の牧が二塁打を放ち、逆転された直後に1点でも返し、スアレスのペースにさせたくなかったが、伊藤光がスライダーを引っ掛けてサードゴロ。前日、見事な右打ちを2つ見せていただけに、ここは最低でもセカンドゴロを打って欲しかった。初球ストレートの後、引っ掛けさせに来るのはキャッチャーなのだから頭に入っていないといけない。

投手の今永の打席とは言え、1アウト3塁なら前進守備を敷けば間を抜けることもあるし、暴投を恐れて変化球が浮くかもしれない。この攻撃で流れを断ってしまった。

6回は四球とヒットでノーアウト1、2塁だったが、内野ゴロ間に1点を取るのがやっと。9回になって3点を返したが、8点差では届かない。佐野は9回の打席で2点タイムリー二塁打を放ち、終わってみれば2安打2打点なのだが、釈然としない。

今永の復帰戦ということで、多くのファンが期待を持っていた試合で、投打ともに今季の戦いぶりを象徴するような姿。これから始まる交流戦のことを考えるのがツラくなって来た。

キジ

昨日の投稿でも書いた通り、エース今永として期待してはまだ酷な状況だ。7回1失点くらいで投げてくれれば、もちろん言うことはないが、そこまでのボールは回復していない。

ファームでは打ち返せないとしても、1軍の打者ならどうなのだろうと思っていたが、そう甘くはなかった。絶望的に悪いわけではないが、ストレートあっての組み立てになるので、ストレートの球威がこのくらいだとなかなか厳しいだろう。

先週、ロッテ浦和での投球を見た時には、もう少しストレートの軌道が良かったように見えたが、中10日になってことも影響したのだろうか。復帰マウンドというのもあったかも知れない。

この日の投球、そして明日以降のフィジカル面を見て、首脳陣がどう判断するか。中6日なら楽天生命パークでの楽天戦になるが、よほど状態が上がって来ないと苦しい投球になるだろう。だが、代わりの投手が潤沢なわけでもない。苦しいチーム状況で、巻き返しのキーマンとして期待を寄せた今永の姿を見て、何を思うだろうか。

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