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一夜で暗転、恥ずべき大敗 大貫がゲーム壊し登録抹消へ

05/26 横浜DeNA5-14オリックス(ハマスタ)

不調が続く大貫が中7日で登板したが、最近の投球と同様にコントロールがままならない。初回は2アウトまでは取ったが、T-岡田にタイムリーを打たれ、安達、モヤと連続四球で押し出しと、らしくない投球。2回は投手の宮城にプロ初ヒットを許し、吉田正のタイムリーで1点追加されたところで中川に交代。宮崎の野選でさらに追加点を奪われ、2アウト満塁からモヤのセンターフライを桑原が落球。これで走者一掃となり完全にワンサイドゲームになった。中川、平田も失点を重ね今季ワーストの14失点。9回に知野がプロ初ヒットをホームランでマークした。

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ポジ

大貫の不甲斐ない投球、宮崎と桑原のミスによる惨めな失点のインパクトが強過ぎるが、恥ずべき試合とは言え、良い面もあった。

佐野とオースティンがともに3安打猛打賞。オースティンは前日のチーム5発には乗り遅れたが、好投手の宮城から、インサイドのストレートを完璧に捉え、特大の7号。推定138mで、コロナ禍によりまだ開いていないDREAM GATE STANDに着弾した。開いていれば、そこから場外に出て行ったかも知れない。

佐野はセンター中心に弾き返し、オースティンの前で塁に出るという役割を果たした。宮崎、ソトに今日は当たりがなかったが、この形ができればある程度得点が期待できる。

桑原の懲罰交代により代わってセンターに入った神里が3号ソロ。このところ桑原の打撃好調と神里自身の不振から打席に立つ機会が大幅に減っていたが、DHもあるパ・リーグ主催の試合に向けて、思わぬ形でアピールの機会を得て、それを生かした形になった。

そして、心に残るプレーが2つ。

10点ビハインドで迎えた6回、1アウトから伊藤光が15球粘って四球をもぎ取った。大量援護をバックに投げるパ・リーグ防御率トップ、4勝まけなしの宮城に対して、粘りに粘った。試合展開から考えると雑なバッティングになってしまいそうなところ、必死にボールに食らいつく姿は、他の選手にも思うところがあっただろう。

佐野、オースティンも連打で続き1アウト満塁としたが、宮崎のショートゴロ間の1点に留まった。ここでもう少し宮城を苦しめたかったが、伊藤光の粘りによりこの回でマウンドから引きずり降ろした。6回3失点とQSは許したが、これまでの投球からすれば110球を要したマウンドは楽ではなかっただろう。

途中、守備から入った知野が、9回の打席に入った。マウンドには同じ新潟出身の漆原。初球のカーブを見逃した後、2球目の150キロストレートが真ん中に入ったところ、ファームで何度も見た豪快なフォームから鋭いスイングで捉え、打った瞬間のホームラン。打球は誰も座っていないレフトスタンドの上段で弾んだ。

4-14という大敗の中での一打ということで、少し喜びづらい部分もあるかと思うが、それは関係ない。彼にとってはこれがプロでの第一歩。それを見事なホームランで記録したのだから、この一打に対しては喜んでいいし、ファンとしても賛辞を送りたい。

知野は3年目だが、高卒でBCリーグに入団して1年でドラフト指名されており、牧や細川と同じ学年だ。早生まれな分、むしろ年下というくらい。牧のライバルとしては伊藤裕もいるが、知野はショートも守っている分、守備のアドバンテージがある。まず1本、しかもホームランも打てたので、今後の打席で自信を持って振って行って欲しい。

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ヤジ

前夜のお返しということで、18安打14失点。だが、大貫の押し出しや宮崎の野選、桑原のありえない落球など、こちらのミスでその流れを作ってしまったという恥ずべき試合。

桑原のプレーは、気持ちが入っていなかったと言われても言い訳のしようがない。本拠地で、それほど難しいフライでもなく、2アウトだったので送球の体勢を考える必要もない。しっかりと大事に捕りに行くべきところ、捕り方が雑だった。ゴールデングラブを獲るような選手がやってはいけないミスだ。

すぐには交代せず、次の打席に立たせてから交代した。挽回のチャンスを与えたことは温情だろう。それでも懲罰交代と見られる起用は妥当だろう。先日も、全力疾走を怠るプレーがあった。ガッツマンではあるが、大差が付いた時に気持ちが入っていないことが散見される。調子の波が大きいのも、こうした気持ちの浮き沈みが大きいことが影響しているのではないか。性格的なものを変えるのは難しいが、自分の短所を理解していれば抑えることができる。

1番打者としてリードオフマンを務めるのであれば、どんな時もチームを鼓舞し、引っ張って行く存在でなければならない。伊藤光の6回の打席に込められたメッセージを受け取り、猛省してほしい。

大貫は、一度外れて再調整になる。ここ数試合の不調が全く改善されていない。変化球のコントロールが全くできていないし、全体的にキレがないのだろう。打者が良いコースに投げても対応できてしまっている。どこか悪いのかなと思う程、3月のオープン戦で同じオリックス戦に登板した時とは別人になっている。根本的な原因を探って、時間をかけて改善して欲しい。交流戦明けには戻れるようだと良いのだが。

守備の乱れの印象が強いが、宮城を相手に先発がロースコアで投げてくれないと話にならない。これだけ見事にゲームを壊してしまってはどうしようもない。

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キジ

これで開幕ローテーション入りした投手で残るのは濵口ただ一人となった。外国人投手の来日が遅れ、今永も復帰したばかりというところだが、チームの低迷を象徴する状況だ。

2番手の中川は、チーム事情で登板間隔が空き、5月7日に先発して以来、中18日という登板。しかも先発の大貫が、相手打線に勢いを与えてしまい、1アウト1、3塁というピンチでの登板。その上、宮崎の野選、桑原の落球と味方の守備にも足を引っ張られ、本当に気の毒なマウンドだった。本来であれば、大貫に代わる候補は中川になるのだが、今日の内容は差し引いて考えてあげて欲しい。

一度は先発を予定していた上茶谷が、この日ファームで先発したが、ムラのある投球だった。初回は低めにボールを集め、3者連続三振の立ち上がり。ところが4点リードとなった3回、急にボールが甘いところへ集まってしまう。低めのストレートを連打されノーアウト2、3塁のピンチ。続く山崎を打ち取れず9球粘られた末、カーブを打たれて失点。黒川には初球の落ちが悪いスプリットを2点タイムリー。さらに犠牲フライも許して、この回一挙4失点。

1軍でもビッグイニングを作ってしまったが、打たれ始めると止められなくなる。変化球は多彩だが、ピンチになると間合いも単調だし、ストライクを投げたがる。セットポジションからのコントロールにも課題がありそうだし、腕の振りが緩んでいるのではないか。ある程度のコースに行っても簡単に打たれている。

4回からキャッチャーが戸柱に代わり、4回と5回は三者凡退で抑えた。6回も2アウトを取ったところで、ストレートを5球続け、ホームランを打たれた。これは配球もあるが、2ストライク0ボールから投げるならボールゾーンに行くくらい徹底しないと。続く藤田にもヒットを打たれたところで交代となった。

4回と6回は打たれ始めると続けて打たれるという形。一方で、他のイニングはノーヒットに抑えるという極端な内容。これだとなかなか難しい。ファームでは京山も投げているが、コントロールは依然として今一つで、課題は解消されていない。

木曜はロメロが発表されており、金曜が坂本となりそうだ。来週はソフトバンクを相手に誰を投げさせるか。先発投手が揃わない状況はまだまだ続きそうだ。

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