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明日は我が身 8点リードも9回追撃で2点差ヒヤリ

06/20 横浜DeNA10-8広島東洋(東京ドーム)

前日8点差の9回に7点を挙げる追撃を見せたDeNAだが、この日は逆に6点差の9回に4点を奪われ、一発逆転の場面でヒヤリとさせられた。オースティンのグランドスラムと伊藤光の走者一掃の3点タイムリー二塁打などで8-0とリードしたが、先発の坂本が5回2アウトで4点目を奪われたところで降板。その後はリリーフが踏ん張り、佐野の2ランで6点差とした。9回は登板間隔の空く三嶋を投入したが、5安打を浴び山下のエラーも絡んで4失点。最後はショートへのライナーで辛くも逃げ切った。

ポジ

立ち上がりはストレートに力があり、スライダーが効果的だった大道。3回先頭で、この日スタメン復帰となった柴田が歩くと、大和がヒットエンドランで二塁に進めて、坂本のピッチャーゴロで柴田が三塁を陥れた。ここで桑原の詰まったピッチャー横へのゴロが内野安打となり、1点を先制した。当たり損ねのヒット1本での得点は地味だが価値のある攻撃だった。

その後、伊藤光がストレートを捉えてセンター前、佐野のサードへの内野安打で満塁としてオースティン。2球目のスライダーが高めに甘くなったところを見逃さず、センターの右へグランドスラム。前日9回の宮崎に続いて2試合連続のグランドスラムとなった。さらに4回にも連続四球から大和のヒットでノーアウト満塁のチャンス。坂本、桑原が倒れて逸機かというところ、伊藤光が左中間を破る走者一掃の3点タイムリー二塁打。これで8-0と試合を決めた、という雰囲気だった。

坂本が4点を奪われ、勝ち投手の権利を得られず降板したが、6回には佐野の20試合ぶりの2ランでしっかりと加点。2試合連続2桁得点と打線はしっかりと広島投手陣を打ち崩した。交流戦で有効だった、粘り、繋ぎ、バントができる2番の伊藤光、宮崎やソトの出塁から迎えるチャンスで勝負強さを見せる大和が、交流戦明けの3連戦でもきっちりハマった。牧の腰の状況は心配されるが、柴田が復帰。守備はやはり数ランク違うという堅さだった。もちろん期待されている部分が違うので単純比較はできないが、内野手の層が厚くなったのは間違いない。

オースティンは来日初のグランドスラムで、打点は37。トップの岡本の59にはかなり差がある。一方、打率は.335に伸ばした。佐野が.31417で菊池涼を2糸差で抜いてトップに立ったが、オースティンが現在210打席で、次の試合に4打席立てば規定打席に到達する。首位打者として登場するのはほぼ確実。ホームランはオースティンの爆発力だと村上との6本差は射程圏だろう。まだまだタイトルの話をするのは早過ぎるが、ラミちゃんがYou Tubeで言っていたように三冠王の可能性がある選手。まずは無事にシーズンをフルで戦ってもらいたい。

上位、中軸、下位がしっかりと役割を果たしている今の打線であれば、巻き返しも夢ではない。あとは投手陣、特に先発投手だ。

ヤジ

その先発投手が3試合続けて5回持たず。この日は4回で8-0とリードしただけに、6回までは投げて欲しいところなのだが、勝利投手の権利まであと1アウトというところで見切りを付けられてしまった。

坂本は初回から34球を費やす苦しい投球。昨日の投稿で、林の前にランナーを置かないことがポイントと書いたが、いきなり2アウト1、2塁のピンチで林。しかし、ここはインサイドのストレートでバットをへし折った。2回は中村奨の走塁ミスで救われ、3回はやっと三者凡退で切り抜けた。

4回は先頭の鈴木誠を2球で追い込むも、チェンジアップをバットの先で拾った当たりがレフト線に落ち、俊足を飛ばして二塁打に。不運な形でピンチを迎えたが、林に対してアウトサイドを狙ったスライダーが逆球でインスラとなり見逃し三振。坂倉もスライダーで空振り三振に仕留めた。中村奨を打ち取って無失点で切り抜け、その裏8-0のリードとなり、乗って行ける状況にあった。

5回先頭の石原に、浮いたチェンジアップをライトスタンドに運ばれ、連日のプロ初ホームランを献上。1アウトから菊池涼、野間と不運な当たりが続いた。小園に甘くなったスライダーをライト線に弾き返され、この回2点目を許し、なおも1アウト2、3塁。鈴木誠にはインサイドへクロスファイアを狙ったストレートが逆球になったが、センターへの深めのフライ。犠牲フライにはなったが、セカンドランナーも進めなかった。最低限アウトが取れれば良い打席で、結果オーライだった。

しかし、ここまで抑えていた林に、2球目のスライダーが真ん中へ入ってしまい、センター前タイムリー。ここで三浦監督が交代を告げた。8点リードで歩かせたりしていれば交代も止む無しと思うが、逃げていたわけではない。逆球はあったが、それはこの回に始まったことでもない。2番手がこの日登録されたばかりの右横手の伊勢であれば、左の坂倉のところではなく中村奨のところからでもいい。もちろん勝利投手の権利を得ることへの厳しさはあって良いが、場面としてはもう一人行っても良かったと思う。

結果的には、坂倉にヒットを打たれ、中村奨を歩かせながらも石原を三振に取ったが、投球を見る限り危ないところだった。坂倉のところで砂田を出すくらいの継投なら理解できるが、微妙なところで状態がまだ分からない投手にスイッチするのはギャンブル的側面が強過ぎる。

三嶋は間隔が空いて、さらに6点リードといういつもとは異なる形での登板となったが、言い訳にはならない。スライダーのキレ、コントロールが今一つだったのか、痛打を浴びた。山下のエラーはあったが、これも完璧に捉えられた強い当たりだった。そして、最後は石原の強烈なライナーが大和の守備範囲だった。少しでも左右に逸れていたら、左中間を破って同点というところだった。次回はセーブシチュエーションで本来の投球ができるように調整が必要だ。

キジ

東京ドームの主催カードは負け越しに終わった。交流戦では11位の60得点だった広島に対し、3試合で27点を奪われた。林を筆頭に、小園、中村奨、石原ら若手の活躍が目立った。もちろん彼が売り出し中で調子が良いのだと思うが、DeNA投手陣の状況も非常に厳しい。

先発投手がカギどころか3試合とも5回すら投げられない。8点の援護をもらって勝利投手になれないというのはホントに話にならない。坂倉のところまで投げてもとは書いたが、代えられても仕方ない投球であることには変わりない。

前日腰を痛めて降板したピープルズが登録抹消となった。この先2週間は2連戦と3連戦の5試合が続くため、先発も5枚で足りるはずなのだが、それでも苦しい状況に陥っている。トレードで移籍した有吉は、ロッテで12日に先発したのが最後だが、19日の中止となった戸田で投げる予定だったのだろうか。この日は上茶谷が先発し、3回1/3、57球で交代した。大貫も6回からの3イニングを35球でまとめた。どちらかが中2日で23日の読売戦ということもあるのか。

この時期はファームも天候の影響を大きく受けるが、火曜からは鎌ケ谷での日本ハム戦。有吉をここで投げさせるのか、さすがにぶっつけ本番で1軍の先発に起用することはないか。7月6日からオールスター前最後に9連戦が待っている。阪口も6回98球を投げるところまでは来ているが、ここまでに先発を6枚と1人予備を作っておきたい。

リリーフは伊勢が戻っているが、先発が5回持たないことが多い状況下、ロングリリーフを含めて国吉が抜けた部分で負担が増えている。多少の不安はあるが、やはり先発投手がきっちりと役割を果たしてくれることが、リリーフにも好影響を生む。今永に無理はさせられないが、責任感の強い彼のこと、何としてでも6~7回を投げ切ろうと意気込んでいるだろう。気負い過ぎず、いつも通りの投球をお願いしたい。

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