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前日のショックを振り払う快勝!坂本がプロ初HQS

07/13 阪神2-8横浜DeNA(甲子園)

9回に3点差をひっくり返されたサヨナラ負けの翌日、ショックを引きずることなく横浜一心で全員が投打に活躍。快勝で連敗を4で止めた。初回に3本のタイムリーで先制した打線は、先発全員安打の16安打で8点を奪った。先発の坂本は、低めを意識した投球でプロ最長の7回を投げ切り、初のHQSをマークした。

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ポジ

低めへのコントロールが冴えた坂本

これまでに坂本が打ち込まれるパターンは、ボールが浮いて高めに集まり、ストライクとボールがはっきりして見極められ、ボールが先行したところにストライクを取りに行って打たれるというものだった。

指にかかったストレートはスピードガン表示以上の威力があるし、チェンジアップも効果的に使える投手。だからと言って、高めで力勝負できるわけではないし、ボールが先行してはチェンジアップも生きて来ない。

この日は、マウンドに上がる前に3点の援護をもらい、立ち上がりから低めへのコントロールが冴えた。初回は、前日の試合で「マルテの3球目」として物議を醸したマルテを相手に、同じ3球目で見逃し三振を奪った。左腕なので三嶋とは正反対の軌道になるが、このコースもストライクなの?と思うくらい広く感じられた。前日の仇とばかりに3球三振を奪って見せ、波に乗った。

4回まで2アウトからのヒットと四球でランナーを出したが、ほぼ完璧な内容で抑えた。5回も2アウトから中野のバントヒットと陽川のヒットでピンチを迎えたが、近本の捉えた当たりはセカンドの正面を突くライナー。先頭打者をきっちり抑えたことが無失点投球に繋がった。

プロ入り初めて7回のマウンドに上がったが、この試合初めて先頭打者の出塁を許し、佐藤輝のタイムリーで失点。しかし、ここで一気に崩れることもなく、梅野をクロスファイアで見逃し三振に取った。これはさすがにボールではないかと思う程のコースだったが、前日の帳尻だろうか。

7回96球、5安打1失点。プロ初のHQSを達成し、3勝目を挙げた。初回に3点をもらったことも勇気になったとは思うが、前日の嫌な雰囲気を断ち切るような、気持ちを感じる頼もしいピッチングだった。

阪口と山本は、同じ中学校出身でバッテリーを組んでいるが、同じ幼稚園出身というのはあまり聞かない。地元が近いから話をしていて判明したのか、もともと坂本が三嶋のことを知っていたのか分からないが、とにかく年齢は7つ違うが、同郷の先輩がやられた相手に奮起してこれくらい投げてくれれば言うことはない。

これで坂本が先発試合した試合は7勝3敗となり、本人は3勝2敗ではあるが、チームへの貢献度は非常に高い。オープン戦では開幕ローテーション争いに加われなかった坂本が、ローテの軸になり始めている。初球から決め球のつもりで投げたという集中力が、いつも以上のコントロールを生み出した。この投球を忘れずに後半戦へ良い形で調整し、勝ち星を伸ばしてもらいたい。

先発全員安打、全員が横浜一心で繋ぐ

最近は4試合連続のQSをマークしていた初対戦のアルカンタラに対し、桑原がライト前ヒット。リードオフマンが役割を果たし、打線の口火を切った。森も追い込まれながら、高めのストレートをセンター前へ弾き返した。森はプロ初打席がビエイラで、二塁打を放ったが、先日のR.マルティネスといい、速球派の外国人投手にも力負けしないところが素晴らしい。ファームでじっくりとスイングを強くしてきた甲斐があった。

1、2番が作ったチャンスに、佐野がライト前ヒットで応える。当たりが強く、またノーアウト満塁か?と思ったが、桑原の足でホームまで還れた。ノーアウト満塁に苦しんだ1週間でもあったので、ここですぐに1点取れたことは大きかった。

宮崎、ソトもタイムリーで続き、初回に3点を先制した。だが、3-0というスコアも前日を思い起こさせる。早く次の1点が欲しいところ、不調の底は脱した感のあるオースティンがライトスタンドへ19号ソロ。この一発はチームにとって非常に価値のあるものだった。

中盤は仁保、馬場、及川から得点を奪えず、7回まで投げた坂本が1点を失って3点差。少し嫌な感じがよぎったところだった。8回、前日とは別人のようにコントロールがバラつく藤浪に対し、佐野が歩くとストライクを取りに来た球をことごとく打ち返し、オースティン、宮崎の連続二塁打で2点を追加。牧がレフト前ヒットで、先発全員安打をマーク。さらにソトの内野安打と桑原のタイムリーでこの回4得点となり、試合を決めた。

オースティンのホームランと、連続二塁打はあったが、それ以外は単打を集めて得点を奪った。マシンガン打線のように繋がったのも、前日のショッキングな敗戦に対し、心を一つにして勝ちに行った結果だろう。あと1試合で1ヶ月ほどの中断に入るが、今後に向けてきっかけとなりそうな試合だった。

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ヤジ

文句なし。あの負け方の翌日、よくぞ素晴らしい試合を見せてくれた。

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キジ

投打が噛み合って、ちょうど1週間ぶりの勝利。やっと連敗が止まった。この日も負けてしまうと連敗のまま1ヶ月の中断に入ることも頭をよぎる。この日勝ったことで、この日はベンチを外れた三嶋も、少し救われたことだろう。

中断期間前最後の試合は、今永が先発する。三嶋、坂本と同じ福岡出身の今永も、活躍をして何かコメントしてもらわなければ。前回は5回まで素晴らしい投球をしながら、2発を浴びて相手に流れを渡してしまった。坂本の投球を刺激に、さらなる好投を見せて欲しい。

14日の試合が開催され、8月の京セラドーム大阪の試合も中止にならなければ、レギュラーシーズンの甲子園での試合は最後となる。既に5勝3敗で勝ち越しとなっているが、クライマックスシリーズで再び戦うことも念頭に、しっかりとした試合で締めておきたい。

上位3チームが3.5ゲーム差に接近しており、阪神もCSを本拠地で開催できないケースも考えられる状況になって来た。DeNAとしては上位3チームとの間が大きく開いたBクラスという状況は苦しいが、まずは再び最下位を脱してひとつずつ上がって行くしかない。

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