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延長で勝ち越しも逆転サヨナラ負け 広島に6連敗

04/24 広島東洋5x-4横浜DeNA(マツダ)

6回にエラーで同点のきっかけを作ってしまった牧が、10回に勝ち越しの4号ソロを放ち、広島戦の連敗が止まるかと思われた。しかし、10回裏三嶋が連続四球から坂倉に同点打、最後は小園に犠牲フライで逆転サヨナラ負け。大田の先制2ランでリードし、大貫も好投していたが6回に追い付かれたのも痛かった。これで広島戦は開幕6連敗。

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ポジ

大田が先制の2ラン。高めのストレートを思い切ったバッティングで、打った瞬間というレフトへの特大ホームランだった。2番に入っているが、こうした思い切りの良いバッティングが魅力。もう少し出塁できるとベストではある。

牧が6回のエラーを取り返す勝ち越しソロ。塹江のストレートを見事に捉え、左中間スタンドまで運んだ。10回2アウトランナーなしで、ソトも下がってしまっている状況では一発しかない。その中で、しっかりとホームランを打てることが凄いと思う。

大貫の調子は悪くなかった。西川にはインサイドにやや甘く入ってしまったボールを完璧に捉えられたが、これは仕方ない。6回まで毎回の8三振を奪ったように、低めのスプリット、スライダーがよく決まっていた。5回は7番からというところで先頭の田中広を歩かせ、ピンチを迎えてしまったが、そこからギアを上げたように堂林、菊池涼を打ち取った。

ただ、6回は前の打席でホームランを打たれ、苦手としている西川を打ち取ったにも関わらず、牧のエラー。このダメージは大きかった。1点くらいで止められれば良かったのだが、同点にしてしまったのは残念だった。QSをマークしたがまたも今季初勝利はならず。

その後、伊勢が素晴らしい投球で7回を抑え、エスコバーは先頭を出しながらも三振で切り抜けた。9回は田中健が招いたサヨナラ負けのピンチで、平田が何とか断ち切った。

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ヤジ

この試合の敗戦を三嶋に全て負わせるつもりはない。打線にしても、玉村を攻略したとは言えないし、6回に1点は追加してはいるが、併殺打の間の得点で流れとしては良くない。4点目がもっと早く取れていればというところはある。

大貫の出来、投球からすればリードを保ってリリーフに繋げなければならなかった。その後ホームランで取り返したことは素晴らしいが、大貫にとっても鬼門である6回の先頭打者でのエラーは痛恨だった。マクブルームに2球同じストレートで行った配球も微妙だし、坂倉にはスプリットから入ったが、ど真ん中へのコントロールミス。詰めの甘さもあった。

三嶋は、山崎が離脱してしまった中、ここまでは開幕から無失点で来ており、今週は延長戦での回跨ぎでソトのサヨナラホームランを呼び、セーブも挙げている。5連敗で迎えた広島戦で、良い形で延長10回に勝ち越しただけに、何で今日なんだ!という思いもあるが、じゃあ次の登板だったらいいのか?クローザーで出る投手はいつだって失点すれば、それはチームの勝利を台無しにする可能性がある。

ずっと無失点で投げ続けられる投手などほとんどいないのに、今季初めての失点がチームに途轍もないダメージを与える。昨年もずっと感じていたが、クローザーというのは本当に厳しい立場だ。

ただ、どうしても感情的に悔しさというか、怒りというか、そういうものがこみ上げてくるのは、内容に納得感がないからだ。前述したように、それまでの8イニングは無失点で来ていたから、この日に失点をしてしまうのは、ある程度やむを得ない部分もある。完璧な人間などいないのだから。

だが、打たれてしまったのなら、三嶋を出して負けたなら仕方ないと思うが、連続四球で始まったことが、どうしても感情的に納得をさせることができない。特に、西川へストレートの四球を出したことは、こういう場面で出て来る投手としては、やってはいけないことだと思う。

4回に大貫のストレートを完璧に捉えてライトスタンドへ特大ホームランを放っている。せっかく牧のソロで勝ち越したのに、一発を浴びるわけにはいかない。気持ちは分かる。だが、先頭打者を取ることが勝利へ近づくのに、打たれることなくして自ら出してしまうのでは厳しい。ボールが先行すると、どんどん安易にはストライクを投げ込めなくなる悪循環。

結局、自ら先頭を出してしまったがために、マクブルームにも一発を警戒しながら投げるはめになり、コーナーギリギリを狙って少しずつ外れてしまった。坂倉にはフォークを見られ、インサイドを狙ったストレートが、力んでアウトサイド高めに浮き、それをセンターへ弾き返されるというのは、内容としても正直情けない。それでも勝負して打たれた方がまだ整理は付く。

安易にストライクを取りには行けないが、ゾーンに投げ込んでストライクを先行させるという相反することをやらなければならず、難しさはあるが、それだけの投球をできると見込んでのクローザー。山崎が不在だがダブルストッパーというのは片方が不在や不振の時にカバーすることを期待しているのだから、三嶋も昨年の挫折を乗り越えて、それができるようでないと。やってくれないと困る存在なのだから。

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キジ

阪神に3連勝したが、広島に3連敗して借金3に逆戻り。一週間で考えれば3勝3敗のタイではあるが、5割ラインを維持するためにも、この試合を取れるかどうかは非常に重要なポイントだった。宮崎が登録を外れ、まだ何人かの選手が戻って来ていない状況で、何とか踏ん張っているとは思うが、広島に2カード続けて3連敗してしまうのは避けたかった。

来週の週末は神宮でのヤクルト戦だが、その翌週は再びマツダで広島との3連戦。雨天中止などで大きな乱れがなければ、再び大瀬良、森下との対戦も予想される。そう簡単に打てる相手ではないにせよ、だから負けるとなると広島戦の連敗はどんどん伸びてしまう。

今週は東がHQS、大貫がQSを達成したが、それ以外の先発投手は序盤での大量失点が目立った。安定した戦いをするために、まずは先発投手がしっかりとゲームを作る必要がある。石田が練習に合流し、コロナの影響による離脱者もいなくなった。ここから濵口、石田に加えて今永も復帰してくるはずで、宮國も含めて先発をしっかりと立て直し、相手のエース級であっても接戦に持ち込むような態勢を整えたい。

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