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牧が2年目で開幕4番へ 石田が5回1失点

03/09 横浜DeNA2-1埼玉西武(ハマスタ)

2年目で開幕4番を務めることが明らかとなった牧が、初回に早速タイムリー。チャンスでの勝負強さを見せつけた。先発の石田は、初回に外崎にソロを浴びたが、ランナーを出しながらも要所を締める投球で5回1失点。5回に大和がタイムリーを放って勝ち越した。

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ポジ

これまでの起用、そして結果からも想定されたことだが、牧が開幕4番を務めることを三浦監督が明言した。2年目での開幕4番は、1960年の桑田武氏以来、62年ぶりとなる。桑田武氏は、牧と同じ中央大から入団しルーキーにして開幕4番を務めた。1960年と言えば、大洋初優勝の年。6年連続最下位から奇跡の優勝を遂げたのだから、前年最下位から優勝するくらい大したことないのでは。

その牧が、初回に低めの変化球を巧く拾ってセンターの左へ落とし、倉本が還るタイムリー。早速4番としての仕事を果たした。入団前からウリはチャンスでの勝負強さと言っていた牧が、いよいよ打点王へ向けて、打線の中心を担う。

あと2週間、気持ちは分かるが何があるか分からないので、ここまでやるのは気が早いような感じもするが、期待は高まるばかりだ。2年目のジンクスを心配するどころか、4番に据えてしまうというスタイルがいいね。

現状で予想するオーダーは下記の通り。広島戦に謎の強さを発揮する倉本をショートに使い、佐野が戻って来る想定。2番と6番は逆の可能性もある。キャッチャーは開幕投手が大貫とすれば、経験もあって相性が良い戸柱と予想する。

8 桑原
6 倉本
9 オースティン
4 牧
5 宮崎
7 佐野
3 ソト
2 戸柱
1 大貫

まだまだオープン戦が8試合残っているので、キャッチャー、ショート、レフトそして開幕投手は流動的だろう。だが、この打線はなかなか良いと思う。オースティン、牧あたりが調子が良ければ、彼らと勝負しづらくなって歩かせると、宮崎、佐野とヒットを打てる打者に回るので、タイムリーも生まれやすい。さらにランナーが残ったところでソトの長打力で一掃する。2番倉本の働きによっては得点力のある打線になりそうだが、問題はスピードだろう。

倉本は、この試合で2番に入り、初回は1アウトから巧くセンターへ運ぶヒットで出塁すると、オースティンが歩いた後、牧のタイムリーで生還。5回もセンター前ヒットで出塁すると、1アウトから牧の打席でフルカウントとなりスタート。牧が空振り三振に倒れたが、タイミングはアウトながら送球が逸れて盗塁成功。2アウト後に大和のタイムリーで2点目のホームイン。マルチヒットに2得点の活躍だった。

守備にも安定感が出ているし、特に走塁に対する意識の高さを感じる。森が離脱して知野に期待は集まっているが、倉本が虎視眈々と開幕スタメンを狙っている。大和も勝負強さを発揮しているし、柴田もバッティングが好調。ショートの争いにも目が離せない。

先発の石田は、初回に外崎への初球ストレートがやや甘く入り、アップルパンチを食らってしまったが、その後は丁寧な投球。毎回走者を背負い、3四球と慎重になり過ぎる部分もあり84球を要した。テンポは良くなかったが、5回1失点は先発として合格点。開幕ローテーション入りへ前進した。

濵口はストレートの走りは悪くなかったが、2回で51球は多過ぎる。彼にとっては平常運転でもあるが、石田も球数を要したので、7回まで1失点ながら、そういう感じがしなかった。打線の援護がなかったのもそうしたテンポが影響しただろう。

前回6失点と不安な投球だったエスコバーだが、かなり修正出来ていたのではないか。ボールにも力があったし、コントロールもある程度まとまっていた。開幕までには合わせて来るだろうから、心配していない。

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ヤジ

公式戦であれば、内容はどうあれ接戦を勝ち切ったことは大いに評価できると思うのだが、オープン戦での勝利にそれほど意味はない。投手陣も1失点で凌いだこと自体は評価したいが、内容はあまり手放しで喜べるものではなかった。石田、濵口は結果を出して行かなければならない立場ではあるが、テンポが悪すぎた。山崎も、全体的にボールが高かった。最後は正面を突く幸運があったが、まだ調整は必要だろう。

初回は牧のタイムリーで同点に追い付いた後の1アウト満塁、4回は蝦名の死球で1アウト満塁、7回は西武の守備の乱れもありノーアウト満塁と3度の満塁のチャンスがあったが、いずれも得点できなかった。そういう日もあるとは思うが、チームとして今年一番取り組んでいる部分が、段々と尻すぼみになっている印象があり、今後の試合で意識づけを再確認しておきたい。

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キジ

ハマスタでのオープン戦は、5勝1敗で全日程を終了した。3月5日に投手陣が13四死球で12失点したが、ここで全ての悪い部分が出ているが、それ以外の試合は良い内容が多かった。昔オープン戦は強いと言われたこともあったが、記憶している限り、ここまで勝利が続くのはなかったかも知れない。

勝っているということは、総じて言えばやるべきことができているということで、悪いことではない。ファンとしても気持ちが良いこと。だが、オープン戦は勝つためにやっているものでもない。試すべきことがしっかりと試せているか、やっておくべきことができているかが重要。

中軸を試合終盤まで起用しているわけではなく、出場機会はファームから呼んだ選手も含めて与えている中での勝利なので、無理なく勝てているとは思う。

しばらくハマスタを離れ、8試合ビジターでのオープン戦が続く。次にハマスタへ戻ってくるのは3月25日の開幕戦。残り2週間ほどになって来ており、調整は最終段階へ入って行く。

週末の静岡遠征のメンバーが発表されたが、この日のベンチ入りメンバーが中心。2月26日のオープン戦初戦以来、登板がなく心配する声も多かった東が、メンバーに入っていた。やはり週末に登板し、大貫と開幕投手を争う形になりそうだ。1週間飛ばしたのは、もしかしたらワクチンの副反応などの影響があったのかも知れない。

右足を負傷した伊藤光に代わって益子が帯同する。春季キャンプは宜野湾で過ごしただけに、ここで少しでもアピールして1軍に呼んでもらえる状況を作っておきたい。最終週はある程度、開幕1軍やスタメンを想定した上での調整になるので、この3連戦が貴重なアピールの場になるはずだ。

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