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エスコバーがまたも打ち込まれる 大貫は7回1失点

03/19 北海道日本ハム6-4横浜DeNA(札幌ドーム)

先発の大貫は、低めの変化球が冴えて7回で6奪三振。81球で投げ切り1失点でまとめた。打線は初回から河野を攻め、四球で歩いた桑原と知野でヒットエンドランを決めてチャンスを拡大すると、牧のタイムリーなどで3点を奪った。3回にも宮崎の犠牲フライで追加点を奪ったが、4回以降は1安打に封じられた。8回に入江から連投のエスコバーにスイッチしたが4安打を浴び、代わった伊勢も打たれて、この回5失点。リリーフに不安が残る試合となった。

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ポジ

大貫は初回、清宮をスプリット、淺間をスライダーで空振り三振に取り、上々の立ち上がり。2回は先頭の清水にレフト線への二塁打を許したが、後続を断って無失点。4回まで1安打の素晴らしい投球を見せた。

5回は大和のエラーも絡み、併殺を取ってからの長打で失点したが、6回と7回はピンチを招きながらも粘り強い投球で最少失点で投げ終えた。81球で7回を投げ切ったことが、大貫らしい投球だったことの証。

東に続いてHQSをマークし、今永を欠く先発陣の中で、まずは柱となる2人が良い形でオープン戦を締め括ってくれたことは、チームにとっては大きい。来週の登板へ万全の準備をしてもらいたい。

牧がこの日もマルチヒット。タイミングを少しずらされても、ヒットゾーンへ持って行ける柔らかいバッティングは、何年もプロで戦って来たような巧さ。オープン戦ではまだホームランが出ていないが、着実に打点を稼いでいる。4番としてチャンスで回ることが多くなれば、牧は打点を狙いに行くはずなので、ホームランが減ることもあるかも知れないが、チームにとってはプラス。20発を割っても、100打点を狙いに行って欲しい。

宮崎も見事な右打ちのタイムリーと最低限の仕事で犠牲フライ。現状心配する要素が皆無だが、ケガを含めた体調さえ整えば今年も頼りになる存在だろう。

初回は桑原が歩いて、知野のところでヒットエンドラン。これまでの右打ちが実って1、3塁の形を作れた。知野はバント失敗があって反省点もあるが、このような右打ちができるなら2番に入ることもあるだろう。佐野はファウルフライに終わったが、牧、宮崎と繋がって大田が犠牲フライと、初回の速攻は見事だった。

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ヤジ

3回に追加点を奪い主導権は握っていたが、後半は4人の継投に1安打と抑え込まれた。大貫の打席やバントの失敗もあったが、最後の3イニングはいずれも三振を2つずつ奪われ、強いボールに押し込まれ、低めの変化球でやられてしまった。

オープン戦なので起用方法は本番とは異なるが、こういう試合展開だとひっくり返される流れになりやすい。初回の攻撃が見事だっただけに、後半もう一押ししたかった。

それが原因となったわけではないだろうが、8回にリリーフ陣が炎上した。まず入江が登板し、154キロをマークしたが佐藤を歩かせた。万波は152キロで見逃し三振に取り、左の宇佐見の打席でエスコバーに交代。連投テストはあると思っていた。大貫が7回まで投げ、9回裏があるとは限らないのでこの回で登板させる必要もあった。

しかし、エスコバーは宇佐見に3ボールとしてしまい、3-1から高めのストレートをレフト前に弾き返された。淺間はスライダーを交え2球で追い込んだが、ストレートがど真ん中でレフト前ヒットで繋がれ、満塁のピンチ。

代打の郡は三振に取ったが、ヌニエス、石井に連打を浴びて同点とされたところで降板した。真ん中に入るボールも多いし、エスコバー本来の球威がないからヒットゾーンへ飛んでしまう。細かいコントロールがある投手ではないので、球威がないとスライダーも生きて来ないし厳しい。代わった伊勢も、アルカンタラにライト線へ運ばれ、中継プレーのエラーもあってこの回5点を奪われた。

先発は東と大貫が順調、ロメロも少しずつ状態を上げ、坂本も良くなってきている。しかし、クローザーは未だはっきりせず、エスコバーもこの状態では不安だ。砂田がずっと良い投球をしているし、田中健もいるので、エスコバーの起用は少し再考が必要だろう。昨年のように厳しい場面で抑えてくれる調子ではないので、そのつもりで起用すれば、昨年の開幕直後の石田のように、勝ちゲームを無に帰してしまうリスクがある。

年間を通して考えれば、エスコバーは不可欠な存在。彼本来の球威が戻るまでは他の投手で凌ぐことを考えるべきだろう。やれることを尽くすという意味で、エスコバーをファームで調整させ、池谷を上げる、さらにもっと言えば石川を支配下登録して使うというくらい考えても良い。

昨年、メンバーが揃って来ればというような意識で、取り返しが付かないくらい4月に沈んでしまった反省を生かさなければならない。エスコバーだから大丈夫という安易な考えではリスクマネジメントができているとは言えない。

オースティンとソトは、この日も代打での登場さえなかった。二人揃って全く出ないのは何かおかしい。鳥の目、虫の目、魚の目で全体は見えているか?三浦監督2年目の真価が問われる。

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キジ

この日のスタメンは、3番に佐野を入れた。オースティン、牧、宮崎のクリーンアップと7番ソトを構想していたと思うが、二人が出場できない状況が続いており、彼らを欠くオーダーを考え始めたか。佐野が途中ファーストの守備に入り、4打席目までフル出場したので、打席を多く回す為かも知れないが。

オースティンが外れる場合には楠本が入ることになると思うので、そのまま3番でも務まるとは思うが、下位に入れることも想定しているのだろうか。

8 桑原
3 知野
7 佐野
4 牧
5 宮崎
6 大和/柴田
9 楠本
2 戸柱
P

左腕を相手に右打者を中心に行くなら2番知野というのもあるかも知れない。開幕は大瀬良になるので、2番柴田で、楠本を入れるなら6番あたりか。

イースタンリーグは一足先に開幕した。開幕戦は阪口が先発し、6回を2失点。打線は3回に蝦名、大橋、山下のタイムリーで逆転。7回にも蝦名が2ランを放って突き放し、5-2で白星発進となった。

蝦名が3打点と活躍したほか、2番でスタメン出場した大橋がマルチヒットで盗塁も決めた。阪口は4安打に加えて4四球で塁上を賑わせてしまったが、要所で粘り103球を要して6回まで投げた。また、6番セカンドで藤田がスタメン出場。2打席で交代したが、キャンプ中にふくらはぎの張りで離脱してから実戦復帰となった。

オープン戦ラストは上茶谷が先発することになるだろう。開幕ローテーション入りに向けて、しっかりとした内容を見せて欲しい。既に当確になっている気配だが、濵口やファームで投げている阪口、京山らと比較して決めて欲しい。良い形でオープン戦を終え、来週金曜の開幕を迎えたい。

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