03/15 横浜DeNA0-2阪神(ハマスタ)
先発の平良は、初回に1アウト満塁のピンチを招くも、佐藤輝から三振を奪い無失点で切り抜けた。その後もランナーを背負いながら踏ん張り、113球を要しながら5回を無失点で投げ切った。2番手の中川が5安打を許し、2点を奪われた。打線は、僅か2安打で無得点に終わった。
ポジ [Good]
5回まで113球を要し、5安打4四球。それでも粘って無失点に抑えた。内容は良くなかったかも知れないが、踏ん張れたことは評価できるだろう。
昨年、トミージョン手術から復帰し、1軍登板はならなかったが、あと一歩というところまで戻って来た。今年は開幕からのローテーション入りを期する。先発として投げる上でも、113球という球数を投げられたことが一番の収穫ではないか。5回もボールが浮いたりすることもなく、しっかりと投げられていた。
初回は2四球とヒットで1アウト満塁。東、濵口に続いて平良もかと思ったが、佐藤輝を低めのシンカーで空振り三振に取り、板山はバックドアのようなスライダーで内野フライに打ち取った。2回は2アウトから蝦名がスーパーキャッチで、唯一の三者凡退。3回以降も毎回2人以上の走者を背負った中で、ホームは踏ませなかった。
これで開幕ローテーション入りに一歩近づいた。前回は土曜に2番手で投げたが、この日は水曜日。2カード目のハマスタでの読売戦で先発する構想なのだろうか。バウアーで盛り上がっているが、平良がしっかりとローテーションで回ってくれれば心強い。
全く良いところがなかった攻撃面だが、林が内野安打で出塁すると、盗塁を決めた。前日はファームでセンターを守り、この日は1軍に戻ってショートとセカンドに就いた。二遊間に加えて外野も守れるというユーティリティをプラスに、ルーキーで唯一の開幕1軍を手中に収めようとしている。
ヤジ [Bad]
育成ドラフトで移籍した大竹、エグいボールを投げている西純が良かったということなのだろうが、僅か2安打。打線は水物で、オープン戦で打ったからといって開幕後もそのまま打てるわけでもない。ただ、開幕カードの相手でもある阪神相手に全く歯が立たない試合というのは、良い印象にはならない。
この日、スターリンと加藤の2名の育成選手がゲーム参加でハマスタに来ていたが、結局試合での登板はなし。予備の投手としてブルペンで調整したのだろうが、練習参加に近い。中川が2イニング行くなら、どちらかでも投げさせれば良かったのに、と思うが。
その中川は、力強いボールは行っていたように見えたが、低めのストレートも打ち返されていたし、ボールの伸びは打者が感じていないのか。カーブを2球続け、2アウトからタイムリーを許したのは勿体なかった。2イニング目はピシャリと行きたかったが、併殺を取った後、糸原にストレートを弾き返された。150キロという数字よりも、ボールの回転の問題なのかも知れないが、空振りを取れるストレートを磨いてほしい。
キジ [Other]
ハマスタでのオープン戦は全6試合が終了した。結局、1試合しか勝てなかった。新ホームユニフォームの門出はそういう意味では最悪だが、4月4日に勝てれば全て吹き飛ぶ。
17日からはビジターで残り8試合のオープン戦を戦う。PayPayドームの福岡遠征に帯同する選手が発表されており、先発投手は石田、ガゼルマン、東となりそうだ。
31金 T 京セラD 石田 01土 T 京セラD ガゼルマン 02日 T 京セラD 東 04火 G ハマスタ 濵口 05水 G ハマスタ 平良 06木 G ハマスタ 笠原 or 上茶谷
開幕ローテーションも基本的にこんな感じになりそうだ。東が今週も良くなかった場合は、笠原を京セラの3戦目、上茶谷が読売戦の3戦目というパターンもありうる。
リリーフも開幕1軍のメンバーが見えて来た。野手に関しては牧とソトが不在だが、それ以外は開幕1軍を想定したメンバーで、二人と入れ替わりで内野と外野で1人ずつがファームに落ちる可能性がある。
三浦銀、上甲は引き続き福岡遠征にも帯同することになった。三浦銀は宮國らとの競争になるだろう。上甲は育成選手なので、よほどのことがない限りすぐに支配下登録されて開幕1軍ということはなさそうだが、将来的なことも考えて引き続きの1軍ゲームへの参加となった。
選手の見極めも進み、少しずつ絞られて来た。オープン戦も終盤に入り、主力が出場する時間も長くなって来る。そろそろしっかりとした内容のある試合を見せてもらいたい。
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