05/18 横浜DeNA3-2中日(ハマスタ)
2回、先頭の宮崎が二塁打で出塁し、佐野のセカンドゴロで三塁に進むと、山本が犠牲フライを放って先制。2アウト後、中川颯がライトスタンドへのプロ初ホームランを放ち、この回3点を先行する。前回は3回9失点だった中川颯は、初回に2アウトから連打されるも後続を断ち、4回まで無失点。5回に岡林のタイムリーと三好の犠牲フライで2点を返されたが、6回2失点と好投。7回以降は伊勢、山崎、森原と繋いで逃げ切った。
ポジ [Good]
中川颯は、先週の阪神戦では3回で9失点。近本にグランドスラムを打たれるなど、甘く入ったボールを痛打された。しかし、打線が奮起し、最大7点差を逆転。負けを消してもらった。今週は対戦相手も変わり、4月30日にプロ初勝利を挙げた中日戦。前回投球のリベンジを期した。
初回、2アウトから福永、細川の連打でピンチを招いたが、板山をファーストゴロに打ち取り、切り抜けた。2回は三者凡退。そして、2回裏には先制点をもらった後、ヒットで出塁した京田を置いての打席。
先週の第1打席、伊藤将のカーブを振り抜くと打球はライトポール際へ。飛距離は十分だったが、僅かにポールの右側でファウル。高校通算26本塁打で、神奈川県でも有数の強打者と言われたバッティングは、入団時から期待する声があったが、本当に打ちそうなスイングで、雰囲気があった。
中川颯が打席に入ると、応援団が続けコールをしたが、管理人はホームランコールをしていた。そして、初球のカーブを完璧に捉え、打った瞬間に行ったと思う凄い当たりがライトスタンドへ飛び込んで行った。
球団公式You Tubeチャンネルの動画で、横からのバッティングフォームを見ていただきたいのだが、トップに入った後、一瞬だけ間があることが分かると思う。
先週は、強風の影響もあって打球が切れてファウルになってしまったが、この日はカーブを一瞬だけ溜めて打っている。カーブを狙っていたのか分からないが、先週からしっかりとアジャストできている。そして、スラッガーのようなフォロースルーでバットが背中につくまで回っている。
石井琢朗コーチも打つポイントが良い、センスがあると絶賛していたが、これは本当にバッティングが良いピッチャーの次元ではない。これだけのバッティングを見せてくれると、今後も中川颯の打席も非常に楽しみになって来る。
自援護でリードを3点に広げ、3回表も三者凡退。4回は2アウトから板山を歩かせたが、後続を断った。しかし、5回は村松、石橋の連打でノーアウト1、2塁。代打の大島はショートゴロに打ち取るが、進塁打となり1アウト2、3塁。
岡林はインサイド高めで押し込んだが、センターの前に落ちるタイムリーとなった。三好にはレフトへ運ばれて犠牲フライで1点差。しかし、福永のセンターへ抜けるかという打球は、牧がファインプレー。何とかリードを保って5回を投げ終えた。
6回は再び三者凡退で抑え、打席が回ったところで代打を送られた。74球で5安打2失点。2度目のQSをマークし、自援護とリリーフに助けられて2勝目を挙げた。地元のハマスタではこれがプロ初勝利。投打に大活躍の一日だった。
先制の犠牲フライを放った山本も、同じ歳の中川颯をアシストした。リードでも引っ張り、5回のピンチでは何とか1点のリードを守った。本人も反省していたが、8回のスクイズが決まれば文句なしだった。しかし、この日はリリーフも含めてバッテリーが勝利をもたらした。伊勢、山崎、森原も追加点が取れない流れの中で、よく凌いでくれたと思う。
オースティンは、相性の良い松葉からあと少しでホームランというフェン直の二塁打。4月10日に右太ももを肉離れしたのと同じような感じで二塁まで激走し、ヘッドスライディング。もうこの人は止められない。宮崎が芸術的右打ちで、右中間を破る二塁打。
林が牧の代走として出場し、二盗に加えて三盗も決めた。出番がかなり限定されている中で、足という武器を大きくアピールした。牧のケガの状態によってはスタメンで出ることになるかも知れないが、今後も足と守備で存在感を出しつつ、バッティングで結果を出して信頼を得るしかない。
ヤジ [Bad]
2回は先頭の宮崎が二塁打、佐野がきっちり進塁打で三塁へ進め、犠牲フライで先制点。長打1本で得点を上手く取れた。それだけに終わらず、京田のヒットの後、中川颯の2ランで3点の先行とした。ここまでは非常に良かった。
4回は、先頭の佐野がレフト線へ打ち上げた打球に三好が僅かに届かず、ラッキーな二塁打となる。山本も高めをライトへ巧く打って、ノーアウト1、3塁。ここで京田がセカンドゴロに倒れるが、ゴロGOになっていて、佐野が挟殺された。後ろのランナーが進めず、1アウト1、2塁になってしまった。
京田の次は、投手ではあるが前の打席でホームランを打っている中川颯。ランナーが佐野ということを考えても、ゴロGOにする必要はなかったのではないかと思う。しかし、1アウト1、2塁から中川颯にはバントを命じた。結果的にこれが失敗となり、蝦名も倒れて追加点が取れなかった。
ノーアウトでの三塁ランナーをゴロGOで雑にアウトにしてしまったが、中川颯にはバントをさせるという、チグハグな采配に映った。
そして、8回は先頭の牧のショートゴロを村松が悪送球。牧が右膝裏の張りで代走の林に交代。林が二盗を決め、宮崎は3ボールから申告敬遠。ノーアウト1、2塁となり、きっちりとダメ押し点を取っておきたい場面。佐野はフォークで空振り三振に倒れたが、林が三盗を決めて1アウト1、3塁。
ここで山本が初球にセーフティスクイズを敢行したが、打球が上がってしまい、ファーストファウルフライ。京田も凡退し、またも追加点が取れなかった。投手陣の踏ん張りで何とか逃げ切ったが、こうした場面であと1点が取れるかどうかで勝てる試合を落としてしまうことに繋がる。全てのチャンスで得点できるわけではないが、もう少し上手く攻めたい。
牧が8回、ショートゴロを打ち、村松の悪送球で一塁はセーフになったが、右膝裏の張りということでベンチに下がり、そのまま林と交代した。この日はノーヒットだったが、今季6個目の盗塁を決め、好守もあった。ケガの状態が心配されるが、今後の為にもここで無理をしないでもらいたい。セカンドだと林、森敬あたりが入ることになりそうだが、状況によっては石上を再び戻したい。
キジ [Other]
4回のノーアウト1、3塁で無得点に終わり、流れが変わった。1点差に迫られたが、追加点を取ることができず、いつひっくり返されてもおかしくない試合だった。野村克也氏が「勝ちに不思議の勝ちあり」と言ったが、正にそういう試合だった。中日を揶揄する意図は全くないが、阪神や広島が相手だったらひっくり返されていた気がする。
前日から重量打線と言われるオーダーになっているが、この日も不発。宮崎の二塁打は得点に繋がっているが、山本の犠牲フライと投手の中川颯の2ランの3点だけ。追加点を取れず投手陣に負担をかけた。本来のゲームプランとは異なる展開となってしまい、セーフティスクイズも失敗に終わった。オフェンスは不味い面が続出してしまった。
それでも何とか勝てたということが何よりも大きい。筒香がやはりアジャストに苦しんでおり、牧のケガの状態も気になるが、交流戦に向けて打線全体の調子を整えて行くしかない。
19日は柳との対戦となり、またも大貫に援護がなさそうな気配。日曜のハマスタはまだ勝っていないので、このあたりで連敗を止め、中日をスイープと行きたい。
この日は試合後にB-PARTYが行われたが、Victory Celebration後、1時間近く空いてしまうことから、そのまま飲みに行ってしまった。イベントの様子はないが、写真を紹介。
横浜駅で、隣にKEIKYU YELLOW HAPPY TRAINが見えた。レアな車両なのでいい日になるかなと思った。
先週の阪神戦で、もしこの試合をひっくり返したら筒香のユニを買うと宣言し、見事に筒香の決勝ホームランで逆転勝利。当日は買う時間がなかったので、この日は開門と同時に入り、BAYSTORE HOMEで購入。
ここまで筒香はベタすぎるので1つもグッズを持っていなかったが、復帰のお礼と6日と11日に決勝ホームランを見せてくれたので、まだ持っていなかったホームユニをゲット。開幕した頃は、自分の家に25番TSUTSUGOHのユニフォームがあるとは想像していなかった。
開門後、すぐにグリーティングをしているスターマン。
一度ハマスタを出て、昼食は中華街の楽園さん。これは広東の伝統料理である巻揚げ。取り扱う店が減っているとのことだが、初めて食べたがおいしかった。
今年一番暑いデーゲームになった。風は少しあったが、暑かった。市庁舎跡地の高層ビルもだいぶ高さが出て来ている。
スラッガー登場。打ちそうな気はしていた。
ハマスタバトル、この日はドラゴンズのチアと対戦。この後、アンカーAkiちゃんが逆転して勝利。
ライトを守る筒香は新鮮
ドアラとドラゴンズのチアが来場し、パフォーマンス。
8回裏の交代で、重量打線だったものが、3番関根、4番林、5番柴田に。プロ野球でも一番の軽量クリーンアップになったのでは。
何とか逃げ切り、勝利のハイタッチ
逆光で花火は撮影が難しい。
先週と同じ店で祝勝会を楽しみ、最後は太源で締め。
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