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今度は平良が先発回避 康晃がプロ初先発も黒星

07/27 横浜DeNA1-2読売(ハマスタ)

平良が腰の違和感で予告先発を回避し、山崎がプロ初先発。2回、モンテスの二塁打から2アウト3塁となり、泉口のタイムリーで先制を許した。3回から2番手の森唯が登板。5回に岡本和のタイムリー二塁打で2点目を許した。その後、ウィック、京山からクローザーの森原に繋ぐ執念の継投を見せたが、打線が5安打でフォードの来日初ホームランの1点に抑え込まれ、あと一歩が届かなかった。

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ポジ [Good]

投手陣は、平良のアクシデントによる先発回避の影響を受けてブルペンデーとなったが、2失点とよく投げてくれたと思う。

急なアクシデントなので、28日のファームで先発予定だった森唯を呼んだが、先発するには準備の時間が間に合わなかったのだろう。勝ちパターンの投手以外で考えると、先発の経験もあって前日投げていない三嶋、京山もいたが、先発を務めたのは山崎だった。

ルーキーイヤーからクローザーを務めた山崎は、これまで公式戦での先発登板はない。プロ10年目、531試合目で初先発。通常のナイターであればまだ準備もしていない試合前の段階で、登板に向けた調整。初めてのことだったと思うが、何とか山崎本来のボールが投げられる段階までは持って来ていた。

初回から150キロを超えるストレート、スプリットも140キロ中盤をマークするなど、リリーフ時と同じ投球だった。初回はヘルナンデスにスプリットが抜けて当ててしまったが、無失点で切り抜けた。

2回はモンテスに二塁打を打たれ、2アウト3塁となって泉口。次が投手なので無理をしなくても良い場面だったが、初球のスプリットが低めに決め切れず、タイムリーを打たれた。この1球だけは本人も悔やんでいたが、チームのピンチは支えてくれたと思う。

2番手の森唯も失点はしたが、急遽の登板でベテランらしく自分の投球をしてくれたと思う。3回は、先頭の丸が三遊間へ詰まったフライを上げたが、交錯してどちらも捕れなかった。不運な内野安打だったが、今度は逆に吉川の痛烈なライナーはセカンド正面で、ランエンドヒットでスタートを切っていた丸は戻れず併殺となった。

5回、吉川の詰まったフライに、森唯が自ら背走して捕りに行ったが及ばず内野安打。森唯の気迫は感じるプレーだった。2アウト2塁となって、岡本和を迎えた。2ボール2ストライクからフォークを見極められてペイオフピッチ。一塁も空いているので、ボール球で良いと思っていたが、フォークが浮いて真ん中に入り、フェン直のタイムリー二塁打。行ったかなと思ったが、リボンビジョンの上部に当たった。

この1球の失投だけが非常に勿体なかったが、先発投手のアクシデントの中で、3イニングを1失点というのは、チームとしてもありがたい。打席でも全力で臨み、内野安打でプロ初ヒットもマークした。前回の先発も悪くなかったし、今後も出番がありそうだ。

3番手のウィックも、この日は素晴らしかった。特に2イニング目は、ボールが指にかかっていてストレートの威力がエグかったし、ナックルカーブもコントロールできていた。前から書いているが、ストレート、カットだと速球に偏るので、ナックルカーブが鍵になる。それぞれのボールの精度が上がると、非常に大きな戦力になると思う。

京山がモンテスにはヒットを打たれたが無失点に抑え、9回は森原を投入した。1点ビハインドで賛否両論のある采配だと思う。三浦監督が言っていた、オールスター明けからは無理が利くように抑えて来たということの裏返しなのだろうし、この3連戦の重要性を示すものだと思う。1点なら何とか追いつこうというチームへのメッセージにも感じた。

打線では、フォードが2試合目にして来日初ホームラン。左腕の井上から、高めのスライダーを捉え、ライトポール際の中段へ運んだ。パワーは間違いなく、当たった時の飛距離はかなり出そうだ。7回は、変則左腕の高梨と対戦し、これは初見では難しいかなと思ったが、真ん中に入って来たスライダーをライト線へ運んだ。足の方は全く期待できず、二塁へ行けなかった。

左腕から2本打ったというのはポイントが高いと思う。サードの練習もしているようだが、宮崎が休養するなら守備に目を瞑れば起用はありうるかも知れない。

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ヤジ [Bad]

井上との前回の対戦では、佐野と桑原がホームランを放ち、宮崎も含めて相性が良かった。だが、この日はストレートに力があり、各打者が差し込まれてフライを上げる場面が目立った。6回まで4安打に抑えられ、フォードのソロによる1点に終わった。

投手陣が平良のアクシデントをカバーしていただけに、打線がもっと援護して欲しいところだったが、この日の井上は良かったので、仕方ないという面もある。3回、森唯のプロ初ヒットに梶原もヒットで続き、チャンスで上位打線に来ていたので、ここで得点したかったが、後続がなかった。

6回も先頭の桑原が歩き、ここで同点にしたいイニングだったが、佐野は進塁打がやっと、牧は得点圏での凡退が続き、また得点圏打率は2割を切った。宮崎が申告敬遠で歩かされ、山本はフルカウントからのストレートに力負けしてサードゴロだった。

7回も先頭のフォードが出塁し、代走の森敬を大和がバントで送ったが、後続がなかった。8回には2アウトから牧がケラーのストレートを捉え、スタンドで見ていて行ったかと思ったが、やや力で押されてスタンドに届かず、レフトの若林がフェンス際でスーパーキャッチ。

9回は、先頭の宮崎のファーストゴロを岡本和が後逸。山本の場面でバントするかどうかは、賛否両論あるだろう。現地で観ていてどうするかなと思った。山本よりも期待できる打者がその先にはいないので、打たせるという手もあるだろう。ただ、前日からバッティングの内容があまり良くないので、それも含めて送るという手もあると思った。

ホームゲームなので、まず追い付くことが重要。山本を打たせて併殺になれば、万事休す。平良にアクシデントがあり、2点を先行された中で、大勢から追い付くことができれば、引き分けでも価値がある試合。個人的には一気に逆転を狙う必要はなかったと思うし、ベンチも1点なら追い付ける可能性があると考えての森原投入だったと思う。

ノーアウト1塁でのバントは、得点の効率は下がるという統計かも知れないが、大勢から連打が出る確率も加味すると、1本出ればという場面にしたのは間違っているとは思わない。159キロもマークしたストレートに合わせる中で、変化球を対応しなければならない。森敬もよく当てて進塁打にしたし、度会もよく粘ったと思う。最後のフォークは当てるのが精一杯だった。レフトの前にちょこんと落とせればベストだったが、難しいだろう。

帰りの電車で、ベイスターズのレプリカユニを着た若者二人が、平良がベンチ入りしていて、三嶋が入っていないことについて悪口を言っていた。予告先発していた投手がアクシデントにより先発を回避する場合、ベンチ入りメンバーから外すことはできない。昨日投げた堀岡ではなく、三嶋を外したのは確かに分からないが。

普通に考えて、できるなら外すに決まってる。何故入れた?と考えて調べる発想が欲しい。せめて知らないなら文句を言うべきじゃない。SNS上ではこんなことがあちこちで起こっているのだろう。

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キジ [Other]

首位を相手に連敗はキツいのは間違いないが、フォードのホームランとライト線の単打は収穫。あと一本出ないのは今に始まったことではないし、他と比べて出てる方なのかも知れない。 先発投手のアクシデントがあったことを考えると、現地としては最後の1球まで楽しめる試合だった。

これで読売には5勝10敗。広島には5勝8敗、阪神にも5勝7敗1分と、混戦となっている他の3チームには勝てていない。これでは優勝争いに加わって上を狙うには厳しい。交流戦での7連勝による勝ち越し、ヤクルト、中日に勝ち越した分で何とか貯金があるというだけ。オールスター前にヤクルト戦で負け越したことがかなり響いている。

首位の読売から始まり、その負け越している上位3チームとの対戦が続く9試合。いきなりオースティンを欠き、平良が先発回避するなど苦しいスタートとなった。オースティンはそこまで長引かない見込みであること、佐野はこの日スタメンで出場できたことは不幸中の幸い。

しかし、平良は椎間板ヘルニアということで28日に登録抹消となる。開幕2戦目で好投しながら、翌週のファームでの登板で肩の違和感を訴えリハビリに。2ヶ月半ほどで復帰し、好投を続けていた中で、今度は腰。トミージョン手術で肘は治ったが、次から次へと体に異常が出てしまう。チームとしても、先発投手の柱を失うことなり、非常に痛い。

一方、ファームではウェンデルケンが連投。この日は2三振を奪って三者凡退に抑えた。それより前の2試合は、自責0ながら5失点だったので心配していたが、この内容を見ると問題なさそう。連投した後、肘に問題が出なければ1軍へGOサインが出るだろう。広島から合流か、遅くとも来週末の阪神戦には上がって来そうだ。上茶谷も投げ始めているし、蝦名も間もなく1軍へ戻れそうだ。

正直、このオールスターを挟んでの4連敗で首位と4.5ゲーム差に開いたことは痛いし、貯金10に到達した読売がここからさらに加速して行くのであれば、付いて行けないかも知れない。ただ、まだ上位3チームは団子状態はそれほど変わっていないので、少し調子を崩すと他のチームに連敗することもあるし、星の潰し合いにもなる。ベイスターズにまた連勝の波が来れば、まだまだ追いかけられる範囲だろう。

それでも、過去の経験からここでスイープを食らうと、雰囲気的にもかなり厳しくなると思う。28日は負けられない試合となるが、そこに立ちはだかるのが菅野。7月14日もケイとのマッチアップだったが、菅野がまさかの初回4失点だった。そんなラッキーは続かないと思うし、2回以降はきっちりと抑えられた流れで入って行く試合になると思う。この2試合、読売の投手陣には抑え込まれているので、何とか打線が奮起して欲しい。

最後に写真を少し紹介。

アップ中のフォード。その巨漢は、ハーパーよりも子供の頃に観たマイヤーを思い出すものだった。横浜大洋と同じ紺のユニフォームだし。

スタメン発表。先発として山崎が発表された。激レア。

AMANOのCMに出演中のあのちゃんが始球式。キャッチャーまで届いて、観客からどよめきが起こった。

フォードの来日初ホームランは盛り上がった。

夏バージョンのダンスコンテストは照明を落とさず行われる。

最後は、度会の打席で見ごたえがあった。

Kanagawaユニフォームは、良いスタートが切れなかった。

花火までの空き時間で、警備員に絡むはんぺん。

夏休み期間中は、勝敗に関わらず花火が上がる。勝って観たいよね。

ミネラルウォーターもKanagawaバージョン。宮崎が出た。

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