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東が1か月ぶり9勝目 完勝でマツダの9連勝止める

08/13 広島東洋0-6横浜DeNA(マツダ)

初回、梶原の二塁打と投手の野村の落球でノーアウト1、3塁とし、佐野が先制のタイムリー。さらにオースティンが19号3ランを放ち、ビッグイニングとする。2回以降は野村に抑えられたが、6回にコルニエルから山本のタイムリーと暴投で追加点を奪った。先発の東は6回途中までパーフェクトピッチング。終盤はピンチを迎えたが後続を断ち、8回無失点で1か月ぶりの9勝目を挙げた。

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ポジ [Good]

東が8回無失点のHQSで、7月10日のスターナイト第2戦以来、1か月ぶりとなる9勝目を挙げた。無傷の8連勝だったが、広島に2試合連続で敗れた。前回は9回無失点ながら援護がなかった。

3試合で1点しか援護がなかった揺り戻しなのか、初回から4点をもらった。この日の東の出来であれば、これは十分過ぎた。ストレートの球威もあり、多彩な変化球で的を絞らせず、勝負球もきっちりと狙い通りに決めた。

東も天敵と発言する小園は、3打席とも同じようなレフトフライに打ち取った。これもこの日の好投に繋がった。5回までパーフェクトピッチングで、6回1アウトから石原にセカンドの頭を越えるライト前ヒットを許した。7回くらいまでパーフェクトならザワついたが、それはまたの機会に。

29試合連続QSに伸びたが、もはやQSは当然で毎回のようにHQSをマークするので感覚がバグるが、本当に安定感がある。8回にピンチを迎えて球数が嵩んだ。中5日で112球を投げたので、次に向けては休養もうまく取り入れて、中6日での登板に備えて欲しい。

9回に登板したウィックは、先頭の中村奨に初球のストレートを右中間へ弾き返され、二塁打でピンチを迎えたが、その後が圧巻だった。小園は変化球で追い込んだ後、ストレートを続けて空振り三振。末包もカーブを空振りさせた後のストレートを当てさせなかった。坂倉はカーブを3球続け、最後は手が出ず見逃し三振。3者連続三振での締めだった。やはりカーブが上手く操れると緩急が付いて好投ができる。引き続き精度を高めて欲しい。

この日も初回、梶原が口火を切った。前日の2番から1番へ戻る形となった。野村の高めのカットボールに詰まったが二塁打でチャンスメイク。桑原はフルカウントからのカットボールをきっちりと右方向へ転がした。坂倉が好守で止めたが、ベースカバーに入った野村がトスを落球してセーフとなった。

ノーアウト1、3塁で佐野を迎える。広陵高から明治大という同じ経歴の先輩である野村は、以前から相性は悪くなかった。ここもアウトサイドのツーシームを引っ張り、一二塁間を破るタイムリー。幸先よく先制すると、続くオースティンは初球のカーブを見逃した後、インサイド高めへのツーシームを完璧に捉えた。打った瞬間という打球は、レフトスタンドのボックスシートへ飛び込んだ。

野村としてはインサイドを狙ったボールが中へ入る失投だったが、逃さず捉えたオースティンが素晴らしかった。これで19号となり、村上に2本差と迫った。最後まで離脱せずに出場できれば、初のホームラン王も見えて来る。あと1ヶ月半、ケガをせずにプレーできるだろうか。

初回に4点を取った後、野村に3イニング連続で三者凡退。5回、6回とノーアウト1、2塁のチャンスを作りながら、併殺打で還せず嫌な空気が流れたが、6回は山本が2ストライクからのストレートをライト前タイムリー。終盤でバタバタしないという意味で、この1点は非常に大きかった。

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ヤジ [Bad]

初回4点の後、次の1点を取るのに苦労はしたが、6回に2点を取れたことで終盤に慌てることなく勝ち切れた。東が8回まで投げ、最後をウィックが締める継投で取れたことは価値がある。エラーはあったが守備も良かったし、展開的に言うことなしの完勝。

ファームでも結果を出しているようだし、広島ベンチも好調と見ているからスタメンで使っているのだと思うが、中村奨の連日のマルチはちょっとキッカケを与えてしまったかなという印象。3戦目もスタメンで来るようならきっちりと抑えたいところ。

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キジ [Other]

マツダでの連敗をようやく4で止め、5月5日以来の勝利となった。広島は、DeNA戦の4連勝も含めて、マツダでは9連勝中だったが、それを止めることができた。やはりしっかりと本拠地で白星を積み重ねられていることが首位にいる要因となっている。

広島は完封負けが今季18度目で12球団最多。基本的には得点力はないのだが、初戦のように隙があれば集中力を見せて来るし、接戦での1点の取れる野球をやれている。DeNAはこの日のようにランナーを置いて一発が出れば破壊力を見せるが、好投手からそう簡単に長打で複数点を奪えるものではない。

広島としては、このカードは3連敗しなければ問題なかったわけで、初戦を玉村で取っているのでかなり余裕がある。野村と東のマッチアップである程度負けも想定されたものだろう。途中で矢野も下げたし、9月の優勝争いに向けてうまく撤退戦にできたのではないか。

マツダの連勝も止めたが、床田を相手に勝てるかどうかが問題。前回の対戦ではヒットは出るもののチャンスで一本が出ずに得点を奪えなかった。個々の対戦ではそこまで手が出ないというイメージではないだろうが、打線の繋がりが欲しい。やはりチャンスではセンターから逆方向へ打って行く基本が重要になるだろう。中5日のジャクソンも、前回のような投球を期待したい。

管理人はこの日、昼間は横須賀スタジアムで行われたファームの試合を現地で観ていた。1軍があっさり負けたらそちらの記事だけにしようかと思ったが、見事に勝ったので通常通りに書いた。ファームの観戦記はまた改めて書きたいと思う。

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