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石田裕が炎上、プロ初黒星 投打振るわず完敗

08/17 横浜DeNA1-11読売(ハマスタ)

先発の石田裕は、2回に2アウト2、3塁から井上のピッチャーゴロを弾き、タイムリー内野安打となって先制点を許す。3回はモンテスから4連打を浴びて2点を追加され、2アウト2、3塁から浅野を申告敬遠したが、井上にまたもタイムリー内野安打を打たれた。丸も続いてこの回に一挙5失点で試合が決まってしまった。9回には坂本が連続四球からエラーも絡んで3失点し、2桁失点。打線は代打西浦の三塁打から1点を返しただけで、10点差の完敗。

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ポジ [Good]

梶原が、この日もまた3安打猛打賞。初回は高めのスライダーをレフトへ運んだ。後続が進められず、盗塁も失敗したのは痛かった。5回は2アウト1塁から、インサイドのカーブをライトへ運んでチャンスを広げた。8回にも高梨のインサイド高めをライトへ持って行った。

左腕からの3安打で7月の打率を.429、OPSを1.000まで上げた。当初は左腕のみ3割台の打率をマークしていたが、既に右投手にも.331と左右に関係なく使える打者になっている。8月は四死球ゼロというのが、いかにもベイスターズらしい選手ではあるが、ヒットで出塁してリードオフマンの役割ができれば良い。

西浦が、3回に石田裕の代打として左中間のフェンスの一番上に当たる三塁打を放った。あと僅かで移籍1号という惜しい当たりだった。マツダでは良い活躍ができなかったが、限られた出番で存在感は見せていると思う。

佐々木が、2イニングを無失点の投球。主にビハインドでの登板が多いが、しっかりとイニングを投げてくれている。何度か書いているが、他の投手が苦しんでいたり、離脱していたりするので、少し上の役割を担ってもらった方が良さそうだ。

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ヤジ [Bad]

石田裕は、プロ8試合目の先発で初めて試合を壊す形になった。デビューから3戦連続で勝利投手となり、その後3試合は勝ち負け付かず。1試合だけ5回を投げ切れない試合があったが、多くても失点は3点までで、試合を作れる先発投手としてチームの中でも存在が大きくなりつつあった。

この日も立ち上がりは悪いようには見えず、ストレート、変化球ともにコースへコントロールされていて、良いボールも目立っていた。2回に坂本を歩かせた後、門脇を3球三振に取り、浅野も2球で追い込みながらスライダーをレフト線へ運ばれたのが痛かった。

本来であれば8番で切って、次は投手からというのが流れの良い石田裕の投球だと思うが、投手まで回ってしまい、さらにストレートを鋭く打ち返され、ピッチャーゴロを捕れなかった。難しい当たりとは思うが、これを中途半端に弾いてしまい、先制点を許したことでリズムが変わってしまった。

3回は、モンテスに2打席連続のヒットを許すと、岡本和、大城と連打を浴びて追加点を奪われた。さらに、坂本には甘いボールを右中間へフェン直のタイムリー。門脇はスライダーでタイミングを外し、浅いライトフライに打ち取り、浅野は申告敬遠で2アウト満塁。

ここで投手の井上が、アウトサイドのストレートを叩きつけ、高いバウンドのゴロが三遊間へ。林が懸命に送球するも間に合わず、4点目のタイムリーとなった。良い当たりではないものの、結果的に投手に2打席連続でタイムリーを打たれたことが致命傷となった。

丸にもライトへの2点タイムリーで繋がれ、この回5点のビッグイニング。立ち上がりはコースへ行っていたボールが、失点したことで焦りや力みに繋がり、甘く入ったところを次々と痛打され、打ち取るべき打者にも繋がれて止められなかった。

石田裕がファンになった頃のベイスターズは、おそらく読売に好きなようにやられていたと思う。読売戦初登板で、気持ちも入っていたと思うが、残念ながら初黒星を喫する結果となった。ルーキーなので多くは求められないが、次回までにコントロールを見直して5勝目を目指して欲しい。

坂本は、7点ビハインドの9回に登板。勝ちパターンでも投げた投手ではあるが、ウェンデルケンや伊勢が戻り、この日の継投ではここで坂本が行かざるを得ない状況だった。この場面で1アウトを取ってから、連続四球。丸は2球で追い込んでから4球連続でボール、吉川には3ボールとしてしまった。この場面で歩かせているようでは困るし、野手にも悪影響があるだろう。

林は、郡の強烈なゴロを半身で捌こうとしたが、バウンドに合わせられずに後逸。簡単なゴロではなかったが、記録はエラー。しっかりと捌いて併殺を取って欲しいところではあった。坂本の連続四球は言い訳にはならないが、7点ビハインドで連続四球を出される野手の気持ちも分かる。

その後、大城にはストレートが抜けて、右肩に当たってしまった。抜けてしまって故意ではないが、危険なボールだった。動揺したまま湯浅にはボールが先行し、3球目のストレートが甘く入ったところを2点タイムリーとされた。ここまでリリーフとして頑張って来たが、ちょっと7月以降は厳しい登板が続いている。1軍定着まであと一歩、足りない部分がある。

9回裏2アウトから代打の筒香を起用したが、初球のストレートがインサイドへ引っ掛かり、エルボーガード付近への死球となった。これに対してオースティンがベンチを出て、投手の伊藤に対して怒りをぶつけるように叫んだ。すぐにコーチ、選手らに止められたが、両軍の選手がグラウンドに出る形となった。9回裏2アウトではあったが、警告試合が宣告された。

報復死球ではないと思うが、タイミングが悪かった。オースティンが怒る気持ちも分からなくはないが、もともとは坂本が危険な投球をしたことが背景としてあり、お互いに故意ではなかったと思う。今後も含めてオースティンはチームメイトを守る気持ちもあったと思うが、行き過ぎた部分はあったと思う。オースティンの熱さが、惨敗の中で選手たちに響くものがあるかどうか。

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キジ [Other]

ハマスタに足を運んだファンにとってはキツい試合になってしまった。序盤から6点を奪われ、1点を返すもすぐに岡本の一発で点差が開き、最後は2桁失点で10点差。山本のファウル判定がダイレクトキャッチに変わったり、坂本が大城に与えた死球から、筒香への四球でオースティンが激高したりと後味も悪い試合になった。

筒香が復帰した試合で、非常に厳しい内容の敗戦となった。前回の7月26日からのハマスタでの3連戦から続き、4連敗となった。18日は、前回完封されている菅野とケイのマッチアップで、なかなか苦しい状況。ケイは、前回ようやくQSをマークし、復調のきっかけとなるか。最少失点で凌げないと苦しい戦いになる。何とか5回まで1点くらいで抑えて欲しい。

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