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初回先制も3回以降ノーヒット続く 山﨑が5敗目

09/14 横浜DeNA2-4中日(ハマスタ)

初回、ヒットで出塁した梶原を置いて、オースティンが先制2ラン。先発の石田裕は、2回に福谷の併殺打の間に1点を返され、3回は細川のタイムリーで同点。3回までに8安打を打たれて降板した。2-2の同点で6回に入り、代わった山崎が先頭の石川昂を歩かせ、福永のヒットで繋がれると、福谷に三塁線を破る2点タイムリーを許して勝ち越される。3回以降は福谷にノーヒットに抑えられ、終盤は勝ちパターンに1安打と抑え込まれ、反撃ならず。痛い逆転負けを喫した。

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ポジ [Good]

オースティンが初回、先制2ラン。2球目の高めに浮いた145キロストレートを捉えると、打球はバックスクリーン右へ飛び込んだ。ペースを上げた村上を追う23号だが、オースティンもかなり上げないと初のホームラン王には届きそうにない。残り試合が少なくなった中で、爆発に期待したい。

森唯斗が2番手で2イニングを無失点に抑えた。最初のイニングは下位打線を三者凡退。2イニング目は、先頭の岡林にヒットを打たれてピンチを招いたが、宇佐見をインサイドのカットボールで詰まらせ、セカンドゴロに打ち取った。出番は限られているが、リリーフで役割を果たしてくれている。先発転向も結果が出ておらず、以前のような勝ちパターンではないが、こうした形でのリリーフが今は良いのかも知れない。

佐々木も板山に二塁打を打たれ、福永が送って1アウト3塁とされたが、代打の川越を三振に取り、2アウト満塁まで行ったが、代打の辻本を打ち取って無失点で切り抜けた。9回のウィックは勿体ない気がしたが、2日空いたということもあったかも知れない。

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ヤジ [Bad]

初回に2点を先制した打線だったが、2回の桑原のヒット以降、福谷からヒットも出なくなった。5回にエラーでの出塁はあったが、6回まで3度の三者凡退で、3安打に抑え込まれた。最近の打線の状態の良さからしても、想定外の状況になった。

中日の勝ちパターンが安定しているので、6回までにリードしておかないと厳しいが、同点のまま6回を迎え、勝ち越されてしまった。6回裏は2番からの好打順で反撃を期待したが、三者凡退に取られて、雰囲気的にも苦しい展開となった。

初回に2点をもらった石田裕だが、3回まで8安打を打たれて追い付かれた。6月9日にプロ初勝利を挙げたが、ハマスタではそれ以来のデーゲームだった。彼の長所であるコントロールが安定せず、甘いボールも多かった。先週の時点で厳しいかなとは思っていたが、今週ハマスタでも改善することなく序盤でKOという形になった。

試合後、石田裕は登録抹消となり、リリーフとして京山が合流することが発表された。大貫や平良、石田健などの故障者もまだファームで登板する段階になく、現状は松本隆、小園、高田といったメンバーで先発を回しており、この日は先週に続いて三嶋が先発していた。リリーフでなかなか結果が出ない状況となっており、チーム事情も含めて先発に回ることになった様子。入れ替わりで来週は三嶋が投げるのか。

石田裕はルーキーであり、年間を通して試合で投げ続けるというのは初めての経験。来年以降どのように1年を通じて戦力となるのか、この機会に考えてもらえればと思う。

先発が早く降りた分は、森唯が同点のまま2イニングを投げてカバーした。7回から勝ちパターンの投入も想定される中、6番から始まる6回は山崎が登板した。だが、先頭の石川昂にストライクが入らずに歩かせた。一発もある打者に警戒したというより、コントロールが定まっていないと言った様子だし、振って来ないところで落ちるボールを投げた配球にも問題があった。

続く板山まで5球連続ボール。板山は何とかセカンドゴロに打ち取った。緩く高いバウンドのゴロで、牧が捕った位置はランナーの石川昂に近かったので、タッチして併殺を狙うこともできたが、板山の足を考えるとオールセーフのリスクがある中でタッチしに行くには難しい部分があった。打順が下位に向かうこともあり、安全に1つアウトを取った判断は悪くはなかったと思う。

福永を1ボール2ストライクと追い込むも、スプリットで決め切れない。結局、4球続けた最後は浮いて三遊間を破られた。この勝負を見ても、ボールゾーンへ落としても振ってくれない、ゾーンに入れたら半速球の打ちやすいボールにしかならないことが分かる。落ちが早く、ストレートと見分けが付くのだろう。

1アウト1、2塁となって、中日は3回以降ノーヒットに抑えている福谷をそのまま打席に送った。1アウトだが、バントはあるのか等探る場面だったが、牽制球が投げられない山崎は、そのまま初球を投じる。山本によると、バッティングの良い福谷が初球から振って来ると考え、空振りを取るスプリットを要求したようだ。コントロールミスかも知れないが、山崎はゾーンに入れるスプリットを投げたように見える。このあたり、バッテリーの意思疎通は十分だったのかどうか。

前述の通り、特にこの日のスプリットはキレがなく打ち頃の半速球にしかならない。バッティングの良い福谷に、ゾーンへこれを投げたらどうなるかは想像できるだろう。だが、山崎はツーシーム(スプリット)の判断は間違っていなかったとコメント。そもそもこのボールに頼り過ぎていることが失点する原因なのをまるで理解していない。

確かに、打球は三塁線のギリギリでファウルにも見えるような際どいコースを通った。これをたまたまフェアゾーンに残って微妙な判定をされた、不運だったと片付けるのか、入り球として相応しくないボールを投げたと考えるのかでは大きく違う。三浦監督は、ヤスだけのせいではない、次はやり返してくれると言っているが、本当にそうだろうか。

大魔神は、ストレートとフォークのコンビネーションだけで抑えられるくらいにどちらも一級品を投げていた。クローザーが球種を限定するのは、それでも圧倒できるということと、他の精度が高くないボールを投げて打たれた場合に後悔があることが理由になっている。

現状の山崎はそういう状況でもないのにストレートとスプリットがほとんど。カットボールもたまに投げているが打者の頭に残るほどでもない。森原も少し打たれてスライダーを混ぜるようにしたし、栗林でもストレートとフォークがありながらカーブを投げて来るくらいなのに。2球種で良いのはライデル・マルティネスくらいだろう。

福谷の打球が不運だったとしても、自ら先頭打者を歩かせたことが始まりであり、全て自分の責任。勝ちパターンから外し、6番から始まる6回なら同点でも任せられるだろうと気を遣われているのに、それでも決勝点を与える始末。怒りというより、凋落ぶりに悲しさを覚える。東京ドームでの投球といい、ブルペンリーダーとして引っ張って欲しい投手がこれでは勝ち切る覚悟も何もない。本当に悲しい姿だった。

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キジ [Other]

初回にオースティンの2ランで先制した試合だっただけに、下位チーム相手に痛い逆転負けとなった。ここ最近9勝1敗で来ているハマスタだけに、連勝でマツダへ向かいたかったが、こういうところであっさりと落としてしまう。

この1敗は致命的と言いたいところだが、ナイターでは読売がヤクルトにまさかの連敗。広島を3タテして独走するのかと思いきや、最下位に連敗と乗れない。ヤクルトも、青木の引退もあるが今は4連勝と調子が良い。来週ハマスタで当たるが今はあまり当たりたくない相手かも知れない。

広島は才木から3点リードもリリーフが崩れて逆転負け。栗林に続いて島内も疲れが見える。彼らをバックアップする森浦もここまで素晴らしい投球をして来たが、カバーし切れなくなっている。阪神はこの連勝は大きく、読売と優勝争いということになりそうだ。

読売 残14阪神 残12広島 残17DeNA 残18
9-5 .56210-2 .56215-2 .56517-1 .567
8-6 .5559-3 .55514-3 .55816-2 .560
7-7 .5478-4 .54713-4 .55115-3 .553
6-8 .5407-5 .54012-5 .54314-4 .546
5-9 .5336-6 .53311-6 .53613-5 .539
4-10 .5265-7 .52610-7 .52912-6 .532
3-11 .5184-8 .5189-8 .52211-7 .525

DeNAも中日に痛い星を落としたが5ゲーム差は変わらなかった。ここで負けているようでは直接対決で勝てそうもないが、数字上はまだ可能性が残る。ただし、残り試合が20を切った中で、追う側がゲーム差を詰められなかったということは、実質差は開いたのと同じ。勝って4ゲーム差に詰められていればと思っても仕方のないこと。

昨日のブログで書いた濵口の次回登板は、来週ということになりそうだ。この日、ファームで2イニングを投げた。16日のマツダは、東で行くようだ。昨日も書いた通り広島でのデーゲームに中5日未満で投げさせることのリスクは高いと思う。それでも投げさせるのは、もちろん1つも落としたくない中でなるべく東を多く投げさせたいということだとは思うが、優勝よりもCSを見てるのかなとも思う。

15日は、常廣がプロ初登板。DeNAは先週、読売を相手に2勝目を挙げた吉野。まずは吉野がきっちりとゲームを作ってくれることが前提となるが、常廣を攻略できるかどうか。この試合で打てるかどうかは今後の順位争いにも大きく関わって来る。8月の9連敗中、広島にスイープされた。広島が現在6連敗中での対戦となるが、状態が落ちている中で勝ち切ることができるか。

それでは最後に現地の写真を紹介。

試合前に、関内桜通りで行われていたイベントに立ち寄った。以下のニュースに記載の通り、高校生・大学生が企画したもので、関内桜通り振興会も協力したボランティアのイベント。

9/14(土)関内桜通り 横浜スポーツビジネススクール参加の高校生・大学生企画イベント『Walk Kannai, Feel Baystars~さくら通りOPEN!Vol.7~』開催! | 横浜DeNAベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ オフィシャルホームページ

こちらはチームへのメッセージで桜の木を作るという企画。優勝と言いたいところだが、そこも含めてハマスタでCSを、と書いて来た。

関内&ベイスターズクイズラリーに参加し、3問正解すると、オンデザインイッカイのBAYコミュニティカフェでドリンクのサービス。この中では学生が横浜DeNAベイスターズを紹介するプレゼンを行っていた。ファンなら知っていることだが、地域の皆さんにはより深く知ってもらえたのでは。

1998年の後、2012年までスキップされていて良かった。

泰生ポーチでは、選手応援歌からファンになろう!〜クイズで触れよう・楽しもう〜の企画が行われていた。

ベイスターズは、昔からこうした学生が参加するイベントを行っており、今回は関内桜通りとのコラボで実現したイベント。ハマスタに来る人以外にもプロ野球がある街、横浜を感じてもらえるのは良い試みかと思う。ちょっとこの日は暑過ぎたというのが問題か。

この日もBAYディスカバリーシートのBBQ。もともと今年1回行こうと当初から言っていた仲間と来たのだが、それとは別で同僚とも行くことになり、結果的に2戦連続となった。いつもながら晴れ過ぎて暑いが、BAYディスカバリーシートは簡易的な屋根があるので日差しは回避することができた。

野菜、肉のほかにもシーフードもある

カツしかないフェスのカツBART

初回はオースティンの2ランで沸いたが、その後はほぼチャンスもなく、点差以上にワンサイドゲームというような雰囲気だった。

中日はこの日がハマスタでは今季最終戦。もう少しレフトスタンドの近くに行けば良い気がしたが、微妙な位置で、微妙な方向へ一礼。立浪監督は誰よりも早くベンチへ戻った。

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