スポンサーリンク

先発投手を揃えても無得点では勝てない

04/15 読売1-0横浜DeNA(東京D)

先発のジャクソンは、3回にストレートが甘くなったところを連打され、甲斐のタイムリーで先制を許す。その後は尻上がりに調子を上げ、6回まで1失点。打線は、初回先頭の梶原が二塁打を放つも、後続を断たれ無得点。6回、7回と得点圏に走者を進めるも2アウトからで繋がらず。井上を攻略できず、大勢からマルティネスの継投に完封リレーを許した。

スポンサーリンク

ポジ [Good]

ジャクソンが6回1失点の好投も、打線の援護に恵まれず今季初の黒星。先週も6回1失点で勝利投手の権利を持っていたが、リリーフが追い付かれて勝利は付かず。6連戦の初戦である火曜日に先発しているので、相手先発も好投手であるケースは多いが、3勝していてもおかしくない内容で1勝1敗。

立ち上がりは順調だったが、3回先頭の若林を追い込んでからの勝負球が決まらずに歩かせた。井上が送った後、泉口にアウトサイドのストレートに合わされてレフト前ヒット。1アウト1、3塁となって甲斐も真ん中高めのストレートを押っ付けて一二塁間を破るタイムリー。さらに吉川にもストレートをライト前に持って行かれて3連打。今季はここまで打たれる姿は見ていなかった。

ストレートがいつもに比べると球威がなかったのと、ストライクを揃え過ぎた。多少甘くても力で押せるくらいの球威はあるのだが、この回は特に球威が足りないストレートに打者の狙いが合ってしまった感じだった。

それでも1アウト満塁から岡本を内野フライに打ち取り、大城もチェンジアップを引っかけさせてファーストゴロ。何とか最少失点に切り抜けた。ジャクソン本人もここでアドレナリンがドバっと出て、調子が上がって行ったと言うように、4回は2本のヒットを許すも泉口を打ち取って凌ぎ、6回まで7安打も1点に留めた。

先制点を許してしまったことは本人も悔しいだろうが、全体的な投球内容としては十分。来週も阪神の才木とのマッチアップで厳しい戦いになりそうだが、今の投球を続けて我慢して欲しい。

後続の宮城、坂本も得点を許さずに望みを繋いだ。宮城はややコントロールを乱したというか球審と合わなかった。泉口のバント失敗にも助けられた。坂本は、岡本にチェンジアップが甘くなったがフライアウトに取ると、後続も断って三者凡退。良いリズムで打線に託したが、勝利には結び付かず。

打線は6安打もチャンスでの一本を欠いた。5番に入った度会は、初回は2アウト1、2塁でショートゴロに倒れたが、2打席目でスライダーを弾き返して一二塁間を抜いた。今季12打席目でようやく初ヒット。さらに6回にも追い込まれながら、浮いたスライダーを捉えてレフト前ヒットでチャンスを拡大した。チーム唯一のマルチヒットだったが、初回の打席が悔やまれるところ。まずは一息付けたと思うので、ここから度会らしいバッティングで活躍を見せて欲しい。

松尾が代打で二塁打を放った。低めのフォークを2つ空振りし、早々に追い込まれたが、3球目もフォークを続けて来たところ、うまく拾ってショートの頭を越した。二軍の試合に出ながら親子ゲームもこなし、実戦感覚も維持している。平良の次回登板が見えない中、限られた出番で結果を残し、一軍に生き残りを懸ける。

スポンサーリンク

ヤジ [Bad]

投手陣が素晴らしい投球で1点だけに抑えたが、打線が無得点では勝てない。確かに井上はストレートに力があり、フォークが良い高さに決まり落差もあった。そう簡単に攻略できる投手ではないが、甘い球も散見されていたのに捉えることができなかった。

この日は特に山口球審が、左打者のアウトサイドを広めに取っていた。筒香と佐野の見逃し三振は通常であればボールだと思う。この日の1-0というロースコアは球審が大きく影響してしまっていると思う。

センターバックスクリーンからのカメラは、真後ろではなく斜めからの撮影だからテレビ中継で観ても正確ではない場合もある。しかし、日テレもアメリカで絶賛されたという自由視点映像をストライクゾーンにフォーカスして流せば良いのに、審判カメラをお願いしている関係か、NPBに釘を刺されているのかそこは流さない。画像処理で判定したらおそらく覆るレベルだったのではないかと思う。

それでも審判のせいにしても仕方ない。相手もジャクソンのストレートを捉えて連打しているわけで、打力がストロングポイントのベイスターズが封じられては厳しい。井上は、左打者の方が打率が高かったが、この日は梶原、筒香、度会2本、佐野と左打者がヒットを放ち、右打者は代打の松尾だけ。左打者がちょうど1割上回る結果となっている。牧、宮崎、山本は外しづらいが、対策を練るなり打順を調整するなり工夫しないと今後もやられ続けると思う。

9回に度会がショートゴロで一塁へヘッドスライディングしたが、これはホントにやめて欲しい。何としても出塁したいという気持ちは分かるのだが、気持ちが先走ってのヘッドスライディングはケガのリスクが高過ぎる。実際、左手の入り方が危うかった。やるなら十分に練習すべきだし、下手な選手が気持ちだけでやっても良いことはない。気持ちはもっと別の方法で見せて欲しい。

スポンサーリンク

キジ [Other]

先週末のノーゲーム、雨天中止の影響で、この読売3連戦にジャクソン、バウアー、東を投入する形になった。ジャクソンはローテーション通りで、バウアーもノーゲームではなくても木曜に中5日で先発する予定だったのではないかと思う。

三本柱と報じられていたが、現状ベイスターズで一番良い先発投手はケイだと思うので、違和感がある。それに先発投手をいくら揃えたところで打線が無得点では勝てない。井上も山崎も好投手であることは間違いないが、毎度やられているようではリーグ優勝も見えて来ない。

ここまで2戦16イニング無失点の山崎からいかに得点を取るか。バウアーが先発するが、またも援護なしでは話にならない。先ほどの井上とは逆で、右の山崎は比較的右打者に打たれている。先週も書いたが、昨年は宮崎が打っており、蝦名も悪くない。昨年一番打ち込んだ桑原が不在だが、右打者中心の打線で攻略して欲しい。

バウアーは、2023年は読売戦の登板が僅か1試合。同じリーグなのに不思議な巡り合わせで、自身の来日2度目の登板で、新潟で打ち込まれるという試合だった。従って、東京ドームでは初登板となる。その時は門脇にプロ初ホームランを打たれ、岡本にも一発を許している。ほぼ初対戦のような形だが、前回よりも状態は上がっているようなので期待したい。雨を心配する必要がないので、今度こそ今季初勝利を手にして欲しい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました