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反撃あと一歩届かず 度会1号、ケイは6回3失点

04/19 中日3-2横浜DeNA(バンテリン)

先発のケイは初回、不運な打球もあって1アウト1、3塁のピンチを招くと、細川とカリステに連続タイムリーを許し、自身今季初の失点。その後は尻上がりに調子を上げたケイが追加点を許さず、3回に加藤のパスボールで1点差とする。しかし、ケイは中田のソロを浴び6回3失点で降板。8回に度会のソロで再び1点差とし、9回は松山から1アウト3塁のチャンスを作るも、山本と筒香が連続三振。反撃はあと一歩届かず。

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ポジ [Good]

度会が待望の今季1号。2番手のマルテの155キロを弾き返し、ライトスタンドへ打ち込んだ。16日の東京ドームでも山崎から僅かにポールの外側という大ファウルを放っているが、バットコントロールとともにパワーも着実に付いている。

昨年は開幕戦でいきなり1号、翌日も2試合連続ホームランという派手なデビューを飾ったが、最終的には4月にハマスタで放った3本塁打だけに終わった。ビジターでは初めてのホームランということになるが、このまま出場を続けられればもっと増えると思う。今年は2桁はもちろん、20本を目指して欲しい。

J SPORTSで解説をしていた鈴木孝政氏も、フライに倒れた前の3打席で良い形で振れていると評価していた。度会個人にとってもこの4打席目に打ち、ノーヒットで終わらなかったことは大きい。それがホームランという最高の形になった。この回、代打の京田、梶原の難しいゴロをショートの村松が好守でアウトにしており、どちらかでも出ていればさらに最高だった。

森原がようやく今季初登板。17日から合流し、この日は7回に登板した。球速でどうこうの投手ではないが、147キロを計時していたストレートは、ブライトを押し込んでファウルフライに打ち取るなど、まずまずの内容だった。本人もこれから投げて行けばさらに出力が上がるとしており、徐々に本来あるべきポジションに戻って来るのではないか。いてくれると頼もしい投手。

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ヤジ [Bad]

負け投手になったのでここに書くが、ケイはそんなに悪い投球ではなかった。バンテリンドームは昨年、6月30日の1試合だけの登板ということで、久しぶりのマウンドにアジャストが難しかったのだろうか。立ち上がりはボールが浮いてしまうことが多く、それを捉えられてしまった。細川、カリステのタイムリーは高めに投げるつもりがないボールなので、威力もキレも欠いた。

ブライトのバットの根本に当たって完全に折れる打球で、折れたバットがケイの方向に飛んできたので、捕りに行けず内野安打となった。バットが当たらなくて良かったのだが、これが痛い内野安打になってしまった。運もなかったかなと思う。

2回以降はピンチを招いても落ち着いた投球で追加点を許さず。6回2失点ならOKというところだったが、6回1アウトから中田に一発を浴びてしまった。2ボールからカットボールを投げたが、真ん中高めに入ってしまった。ストレートならここまで運ばれることはなかったと思うし、一発だけ気を付ける場面だったので、本人としても悔しいだろう。結果として見てもこの一発が決勝点という形になってしまったので、これは反省点になる。

高橋宏も抜群の出来という感じではなく、付け入る隙はあったように思う。チャンスを作りかけて併殺で潰してしまうパターンだった。3回は加藤のパスボールで1点をもらったが、4回は筒香が併殺打に倒れた。そして、5回は投手のケイが10球粘って四球を勝ち取ったのに、梶原が初球を打って併殺打。

梶原は初球から打つ積極性が持ち味なので、それ自体はいいと思う。打ちに行って合わせることができるし、ストレートと思って打ちに行ったらスプリットだったのかも知れない。しかし、初球を何でも打つのではなくファーストストライクの甘い狙ったボールを打つ積極性であって欲しい。打ちに行ったスプリットで何とかなく合わせてしまった感じを受けた。

9回は、1アウト3塁から山本、筒香が連続三振。松山も宮崎の打席でフォークがとんでもなく抜けてしまい、ノーアウト2塁としてしまったが、宮崎を進塁打ではあるがアウトにしたことで、良い意味で開き直ったという感じ。鬼気迫る表情からも気持ちの強さが分かる。渾身のストレートに山本も、筒香も、バットが空を切った。

これだけのストレートが投げられることは素晴らしい。これまでも松山はピンチを作りながらも抑える印象だったが、これでセーブがリーグ単独トップ。ライマルほど絶対的でないにせよ、彼を出さない展開にしなければならない。

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キジ [Other]

高橋宏を捕まえ切れず、手痛い追加点となるホームランを許し、反撃も届かずという典型的な負けパターン。9回1アウト3塁で、現状チームでは一番得点をもたらす打者である山本に期待したが、松山のストレートが上回った。これでダメなら仕方がない。ケイの負けは消して、延長で引き分けに持ち込めれば良かったが、そう上手くは行かない。

打線の状態もそこまで悪いとは思わないが、17日に素晴らしい攻撃を見せた上位打線を変えてしまったのは残念だった。筒香も1号が出て期待したのだろうが、チャンスを切り開いて行く打者が必要だと思うので、三森は残したかった。

オースティンがファーストで復帰するのを見越して、牧をセカンドに置いておくのは良いと思う。だが、現状の筒香であればレフト佐野、ファースト三森かもしくは守備位置を逆にするかで良かったと思う。

20日は平良が先発する。大貫という予想が多かったが、個人的には平良かなと思っていた。松尾がスタメン出場するのだろうか。中日は松葉で、開幕2戦目には7回無失点の好投を許した。既に2勝しており状態は良いはず。左打者の方が打たれている傾向があるので、そこが鍵になるだろう。筒香をそのまま使い続けるのか、三森を入れて行くのか。連敗は避けたい一戦になる。

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