04/24 横浜DeNA2-4阪神(ハマスタ)
初回、蝦名のヒットと富田の暴投でチャンスを作り、牧が先制タイムリー。さらに佐野もレフト線へのタイムリー二塁打で続き、2点を先行する。大貫は直後の2回に坂本の内野ゴロ間に1点を返されるが、その後は丁寧な投球で6回1失点の好投。7回から森原が登板したが、2アウトランナーなしから近本の二塁打に続いて中野のタイムリーで同点とされ、さらに森下に勝ち越し2ランを浴びた。9回裏2アウト1、3塁とチャンスを作るも、反撃はならずに5連敗。
ポジ [Good]
正直、大貫の初回の投球を見て、これは良くないなと思った。ストレートが高めに行ってしまっているし、スピードガン表示も140キロそこそこ。甘く入ったら捉えられるだろうなと思った。初回は近本はその高めのストレートでファーストゴロに打ち取るも、中野にはライト前へ運ばれた。森下を打ち取るのは厳しいかなと思ったが、ややインサイド寄りのツーシームに詰まり、ショートゴロで併殺打。初回を無失点で切り抜けた。
2点をもらった後の2回もストレートが高い傾向は変わらず。佐藤輝にはストレートを使わず、スプリットで空振り三振に取るも、大山、前川に高めの速球を弾き返された。前川の打球は同点2ランでもおかしくなかったが、フェン直の二塁打。この場面を坂本の内野ゴロ間の1点で凌いだのは大きかった。
その後もストレートがなかなか低めに決まらなかったが、戸柱がうまく変化球を使って打ち取った。大貫本人も状態が良くなかったという認識があったからこそ、丁寧な投球ができたのではないか。最初は何点取られるのかと思ったが、6回1失点は素晴らしい結果。ローテーション投手として必要なことができていたと思う。それだけに今季初勝利を何とか届けたかった。
三森がこの日もマルチヒット。3打席目までは出塁できなかったが、7回は先頭でヒットを放った。9回は2アウトからショートへの深い当たりで必死のヘッドスライディング。ケガの怖さがあるのでなるべく控えて欲しいのだが、気持ちを全面に出した。
2番に起用された蝦名もマルチヒット。最初の打席は積極的にファーストストライクを振りに行ってレフト前ヒット。5回にはあと僅かでホームランというフェン直の二塁打。これが入るのと入らないのとでは、本人もチームも大きく違うのだが、バッティングとしては素晴らしかった。7回の併殺打、9回最後の打席とヒーローになり切れないのはもどかしい。
牧が初回にタイムリーを放ち、調子が良くない佐野も何とか合わせてレフト線へのタイムリー二塁打。佐野もマルチヒットをマークし、チームとしては11安打と久しぶりに活発さを取り戻したが、得点まで一歩足りずスミ2に終わった。
逆転されてしまった後だが、宮城が2イニングを1安打に抑えた。これで9回2/3を投げて無失点。今年はカーブを生かした良い投球が続いている。現状リリーフを考えると、一つ上の役割を担ってもらうしかないではないか。経験を積んでさらに飛躍して欲しい。
ヤジ [Bad]
大貫から代わった森原が、まさかの3失点。8番からの打順で2アウトを取ったが、近本にレフト線へ運ばれて二塁打。中野には1ボール1ストライクからのフォークに合わされ、宮崎の横を抜けるヒットで近本が還った。この時、佐野からの返球が近本に当たり、三塁まで進んだ。
同点で2アウト3塁という場面で、戸柱は高めのストレートを要求。ボールから入るつもりだったかも知れないが、森原のストレートはそれよりも少し低く、バットが届く高さに入ってしまった。完璧に捉えられ、打った瞬間の勝ち越し2ラン。同点でも厳しいが、この2点の勝ち越しは今のチームにはあまりにも重すぎた。
宮崎は、この日ヒットは放ったが、本来の姿ではない。7回の中野のヒットは、捕ったらファインプレーではあるが、足が動いておらずもつれて倒れただけのようにも見えた。守備範囲はどんどん狭くなっているが、ちょっとこのプレーは現地で観ていて痛々しかった。
佐野もバッティングは復調のきっかけを見せたが、守備範囲の狭さは気になる。やはり打ってこそ目を瞑れるものなので、長所をもっと生かしてもらうしかない。7回の守備は、前進するなら近本であっても刺せる位置でなければならないし、同点はOKで逆転を食い止める守備位置なら無理にホームに投げる必要はない。状況判断が正しくできていたのか、確認して欲しい。
キジ [Other]
どうもガールズフェスティバルは、残念な結果に終わることが多いような気がする。スターナイトは最近は勝てているが、ガルフェスは過去にも惨敗があったし、昨年も初戦は取ったが土日は連敗。
今年は「ヨコハマカワイイ計画」として演出されたが、見せられたのはヨワイイ姿だった。初戦はじわじわと失点し4点ビハインドから2点の追い上げ。2戦目は2度追い付く抵抗を見せたものの追い越すことはできず延長戦で負け。最後は、初回に2点を先行するもスミ2で終わり逆転負け。3日間でさまざまな負けパターンを披露し、計画は完結した。
勝って欲しいが、正直勝つとは思わずにハマスタへ。負けるにしても勝利への執念とか気持ちを見せてくれたらと思ったが、初回は久しぶりに1イニングで複数得点を挙げたものの、その後はチャンスを作っても一本が出ない重い展開。大貫が何とか6回1失点で勝利への流れを作ってくれたが、森原で一気に暗転してしまった。
前日も延長10回を戦っており、前日に投げていない森原を使うのは当然の継投だろう。まだ完全復調へ向けたステップというところで7回の登板になったが、ホントに上手く行かない。
長いシーズンの中、切り取れば20試合で6勝12敗2分という期間はどのチームにも起こりうるが、リーグ優勝まで上り詰めようというチームであれば、どこか1つ、2つは勝ちゲームにして来るはずで、そういうしたたかに勝利を掴む巧さはないのかなと思う。良い時はどんどん行けるが、悪くなると歯止めが利かない。そういう未熟なチームから脱却できていないのかなと思う。
過去にリーグ優勝を果たしたチームの最多借金は2007年日本ハムの8。まだ20試合とは言え、もうそういう話になってくる位置まで落ちている。そうした中で、前回の対戦でスイープされた首位広島と対戦する。東、ケイ、バウアーで挑むことになるが、彼らが仮に好投したとしても援護できなければ勝利には繋がらない。森下、床田、玉村という並びに対して、現状の打線がどれだけ得点を取れるのか。
オースティンが25日から二軍の試合に出場する予定で、桑原もバッティング練習を始めていてゴールデンウィークには実戦復帰も見込まれる。だが、このまま歯止めが利かなければ彼らの復帰も手遅れになってしまう。難敵と戦うからこそ、結果を考えずに目の前のやるべきことに集中して欲しい。

平日の17:30だが、女性を中心にたくさんの人がコンコースに。

YOKOHAMA GIRLS☆FESIVAL 2025 Supported by ありあけハーバー、ハマスタカワイイ化計画

曇でどんよりした天気。風は前日よりは弱いが、少し冷たく4月のナイターという感じ。

ベイスターズの選手がグラウンドへ。バー子とチャピ子の姿も。

ガルフェスの演出。

陽が落ちてナイターの景色に。今年はユニフォームをビジターを除いて全員配布なので、かなり青くなった。

この日は残念な投球となってしまった森原。

ヒットは上回るも、一発に屈した形。

3連戦一つも勝てない中でのカワイイショータイム。野球の試合には勝ち負けは付いてしまうので、それ以外の部分を楽しんでもらうしかない。でもやっぱり勝ちたい。
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