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延長10回、牧が決勝3ラン! 平良ら無失点で繋ぐ

05/01 東京ヤクルト0-3横浜DeNA(神宮)

2回に四球と連打で1アウト満塁のチャンスを作るも、後続が倒れて無得点。4回もノーアウト1、2塁のチャンスを逃し、尻上がりの投球となった高梨に7回まで得点を挙げられず。先発の平良も丁寧な投球で、6回7奪三振と好投を見せた。両軍が無得点のまま延長に入り、10回表に牧がライトスタンドへ飛び込む3ランを放って勝ち越す。最後は入江が締めた。

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ポジ [Good]

牧が千両役者の活躍で試合を決めた。2アウトから蝦名の内野安打と度会のセンター前ヒットで1、3塁。ここでヤクルトは小澤からバウマンに交代した。

前の打席では、田口のスライダーが膝に当たり、珍しく怒りを露わにした。バウマンは150キロ後半のストレートを投げる投手だが、この場面は変化球を続けて来た。2ボールから膝元のナックルカーブ2つでストライクを取って来た。

5球目は、ストレートを選択。おそらく意図したコースではなかったと思うが、アウトサイドの高めに抜け気味で来たところをきっちりと捉えた。そのストレートを待っていた!とばかりに打ち返した打球は、ギリギリだがライトスタンドまで届いた。

高津監督も牧のところでバウマンを投入して勝負して来たが、最初に投げられたストレートをしっかりと捉えたのは見事だった。今年はまだ3本だが、右方向へのホームランが出ている。まだ打率は低めだが、バッティングの状態は悪くないと思う。

何年も4番を打ち、通算102本塁打、355打点の5年目だが、不思議とまだサヨナラ打が一度もない。しかし、ビジターの延長戦ではこういった試合を決める一打を何度か打っている。勝負強さは持っている選手だが、ハマスタでサヨナラホームランを放ち、いつデスターシャすればいいの?って状況を見せて欲しい。

牧のホームランを呼んだのは、9回裏の山本の盗塁阻止かも知れない。ウィックが先頭のオスナを歩かせてしまい、ヤクルトは勝負手として代走の並木を送った。赤羽はバントの構えをしていたが、並木がスタートし、盗塁を狙って来た。変化球だったが、山本が完璧な送球。ヘッドスライディングで入って来た並木と交錯する形になったが、石上が恐れずに入って行き、しっかりとタッチすることができた。危険なプレーだったが、両者にケガなければ何より。

ここで盗塁が決まってノーアウト2塁になると、バントで1アウト3塁を作られて苦しかっただろう。山本の送球はチームを救う形になった。ウィックは古賀にヒットを打たれたが、山田をストレートで三振に取り、無失点で繋いだ。牧の一打でウィックに今季初勝利が付いた。

打線がなかなか得点できない中で、投手陣が耐えた。先発の平良は、序盤は球数を要しながらも丁寧な投球でピンチを切り抜けた。3回は西川、サンタナに連打されるも、茂木とオスナを連続三振。6回まで7三振を奪う好投を見せた。勝ち負けは付かなかったが、平良らしい投球も見られた。

7回から継投に入り、森原がフライアウト3つで三者凡退に抑えた。前回はまさかの3失点で逆転されたが、ちょうど一週間空いて、状態を少し上げることができただろうか。8回は伊勢がサンタナの一発に警戒しながらの投球。歩かせたが、茂木から三振を奪った。最後は3点差で入江が登板し、僅か7球で三者凡退。3セーブ目を挙げた。

この日、筒香に代わって登録されたのは勝又。オースティンの昇格タイミングで入れ替えになるかと思っていたが、勝又がプロ初の一軍。7回に平良の代打でプロ初出場を果たした。2球目のインサイドのストレートを捉えた打球はライトへの大きな当たり。「行った!?行け!!」と思わず叫んだが、無情にも打球は切れてファウル。

インサイドの厳しいコースをフェアゾーンに飛ばすには、芯で完璧に捉えるよりも少し詰まったくらいがいい。宮崎はこういうボールを芸術的にフェアゾーンに入れて来る。勝又も慣れて来ればそういった反応ができるようになるだろう。結果としてはフォークをサードゴロだったが、最初の一歩を踏み出した。今後も活躍を期待したいが、まず一本打ちたいところだ。

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ヤジ [Bad]

高梨を捕まえられそうだった前半にチャンスを逃し、ゼロ行進が続く。2点取れていた先週の方がまだマシだったというような展開になった。

2回に1アウトから佐野が歩き、梶原と石上が連打で満塁とした。山本は3ボール1ストライクとなり、5球目はストレートが甘く来たが、打ち損じなのか高々と上がるサードフライ。7割程度は凡退となるのが野球ではあるが、この場面はかなり有利な状況にあっただけに、ストレート待ちでしっかりと捉えて欲しかったところ。

4回のノーアウト1、2塁も梶原がレフトフライに倒れ、ランナーを進められず。石上、山本も凡退し、ここも無得点だった。梶原は追い込まれてしまったので難しかったが、併殺崩れで佐野とランナーが入れ替わるくらいの役割はこなしてもらいたかった。

なかなか長打が出ない状況にあったが、牧の3ランはあまりに大きかった。やはりホームランは正義なのだが、打線はもう少し繋がりが欲しい。

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キジ [Other]

5連敗の後に4連勝し、連勝がストップしたタイミングで連敗せず、カードも勝ち越せたことはチームにとっても大きな1勝になった。投手陣はこの日も10イニングを完封リレー。チーム防御率もリーグ3位の2.63まで数字を上げて来た。

投手陣の踏ん張りで借金を減らすことができているが、神宮でもあまり打てなかった。そろそろ打線も目覚めて欲しいところ。1番の三森が少し調子を落としており、四球で出塁して欲しいがノーヒットが4試合続いてしまっている。梶原をスタメンに戻したが、1番をどうするか今後の起用に注目したい。

2日からはハマスタに戻って読売3連戦。初戦の予告先発は、日曜に129球を投げたバウアーが中4日の登板となることが発表された。球数が多かったのでさすがに中5日かと思ったが、体の状態を確認した上で先発が決まった。バウアーは数値化して自身の状態をチェックしているので、問題ないと確認しているとは思うが、あまり間隔を詰めることに拘らず、先発した試合で完投するなど1試合を大事に投げた方が沢村賞に近づく気はする。

ただ、2日はプレーボールがかかるかどうか。午前中から強い雨が予想されており、18時の時点でも5ミリ前後の雨が残る予報。雨雲の通過が早まれば試合ができる可能性はあるが、降る量からしても厳しいか。仮に2日が中止だとすると、東はそのまま3日に登板し、バウアーが4日回るかも知れない。3日にバウアーがスライドしても、中4日となる8日には試合が組まれていない。さすがにこの時期で中3日はやらないだろう。

バウアーが4日に回ると、中4日で9日の広島戦になる。その場合、ケイがバンテリンドームの中日戦に回ることになるかも知れない。ジャクソンが中5日で5日に先発するなら、ケイが6日ということもありうるだろう。東とケイは間隔を詰めるのではなく空けて調整し、これまでもしっかりと合わせて来ている。2日が中止となった場合にどのようにやり繰りするか注視したい。

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