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ケイが8回1失点で3勝目 山本が逆転の2点打

05/05 中日1-2横浜DeNA(バンテリン)

先発のケイは、3回に初めて打たれたヒットが木下のソロとなり先制を許す。4回にプロ初先発の金丸を攻め、四球と連打で1アウト満塁のチャンスを作る。ここで山本が詰まりながらもレフト前へ逆転の2点タイムリー。その後は追加点を奪えなかったが、ケイが8回まで3安打に抑え、9回は入江が三者凡退で締めた。

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ポジ [Good]

ケイが今季最長の8イニングを投げ、僅か3安打に抑える好投を見せた。初回から少ない球数で順調にアウトを積み重ねたが、3回先頭の木下にカットボールが甘く入り、きっちりと捉えられてレフトスタンドへの先制ソロを許した。この日は特に木下がケイに合っていた。

岡林に四球を与えてイラついた様子を見せていたが後続を断ち、味方がすぐに逆転するとまた落ち着いた投球でアウトを重ねた。木下の2打席目は歩かせてしまったが、続くロドリゲスのピッチャーゴロを良いフィールディングで併殺に取った。

7回はカリステにヒットを打たれるも、中田が初球で併殺打。代打の鵜飼に3本目のヒットを打たれるも、木下の捉えた当たりはセンターの守備範囲だった。8回もマウンドに上がり、三者凡退。95球とケイにしては少ない球数で投げ切ることができた。9連戦が1つ中止になったとは言え、連戦の中でリリーフも助ける8イニングだった。

これで3勝目。昨年の半分まで来たが、この投球が続けばそういう次元ではなく2桁を大きく超えることもできる。コンディションを年間を通して維持することは難しいし、打たれ始めるとイラつきも出て来るだろう。悪い時にどう凌ぎ、復調して行くか。今後の投球にも注目して行きたい。

入江が自己最速の159キロをマーク。素晴らしいストレートで押し、三者凡退で締めた。フォークが抜けて思い通りに投げられなかったのは修正ポイントだが、広いバンテリンドームでこれだけのストレートがあれば押し切ることができる。これで5セーブ目となったが、だいぶクローザーも板に付いて来たか。ベイスターズの中でも特別なストレートを投げられる投手。ケガに注意しつつチームに信頼されるクローザーに成長して欲しい。

山本がケイとのバッテリーで好投に導き、先制点を取られた直後に自らのバットで逆転打を放った。最初の打席は1アウト1、2塁のチャンスだったが、ストレートに押されてサードゴロ併殺打だった。再び回って来たチャンスで、インサイドのストレートが少し浮いたところを打ち返し、詰まりながらもレフトの前に落ちるヒット。蝦名の打球判断も良く、悠々と逆転のホームを踏んだ。

土曜にはバウアーと松尾のバッテリーが注目された。祐大と言えば東とのバッテリーだが、この日はケイとのバッテリーで勝利を掴み取った。打率は2割そこそこで良いとは言えないが、打点は牧に次ぐ13をマークしており、勝負強さが光る。

桑原とオースティンがこの日に出場選手登録され、ともにスタメン出場。桑原は3回に内野安打と送球エラーで二塁まで進んだ。8回には清水の速球を捉えてライト前へ運ぶ桑原らしいヒットも出た。桑原にとっての開幕ゲームでマルチヒットと好スタートを切った。

オースティンはノーヒットだったが3四球。得点に繋がったのは一度だけだが、出塁でチームに貢献できる。牧に次ぐOPS .748は存在感がある。状態が上がって来れば、やはり一発長打を見たい。

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ヤジ [Bad]

プロの世界では何らかの根拠はあるのだろうが、この日林をスタメン起用した理由を知りたいところだ。素人には全く理解できない。京田の守備力の評価が低いということなのだろうか。林は今季左腕からヒットはなく、内容も良くない印象。前日に左腕のグリフィンから二塁打を放ち、今季通算でも左腕に対して3割近い打率を残しており、これまでの中日戦の活躍も考えれば京田を使う以外の選択肢が思い付かない。

試合が終わった後なので結果論にしかならないが、石上を代えるとしたら守備力で林しか選択肢はないのだろうか。京田と比べてそこまで差があるとは思えないし、ここ最近の得点力を考えればバッティングで結果が出る確率が高い方を選択すべきと思うのだが。結果として、林は全く合っていないような空振りで連続三振。事前に予想できてしまうような光景だった。

采配に正解はないとは思うが、今ここで将来性を考えて選択する場面でもないし、これだと好き嫌いで起用していると言われても反論できない。

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キジ [Other]

バウアーと松尾に続き、この日はケイと山本のバッテリーが活躍。援護は十分とは言えないが、ケイが8回まで好投し、入江も盤石の締めを見せた。再び借金1として5割復帰へ挑戦する。

桑原とオースティンが戻り、桑原がマルチヒット、オースティンが3四球で出塁したものの、得点に繋がったのは4回だけ。オースティンの復帰に伴い、牧が2番に戻る形になったが、現状の下位打線を考えると2番オースティン、4番牧の方が良いかと思う。

ベイスターズも入札した金丸がプロ初先発だったが、やはり良い投手だった。4回は1アウト1塁で蝦名のピッチャー返しの打球を捕れなかったことが逆転に繋がってしまった。簡単な打球ではないが、プロの投手であれば捕って欲しい範囲の打球だったように思う。捕れば併殺でこの回は終わっていたはず。5回にケイが難しいゴロを捌いて併殺を取った守備と明暗が分かれた。

金丸は6回2失点でQSをマークしており、攻略したとは言い難い。それでも最初の登板で勝てると良いイメージで次回以降も投げられてしまうので、8奪三振の投球には手応えを感じているだろうが、負けを付けたことは今後にとって大きいかなと思う。近いうちに中日のエース、日本を代表する投手になりそうな印象が残った。高橋宏斗との両輪は羨ましい限り。

金丸も悪い投球ではなかったので、そう簡単に得点はできないのはやむを得ないが、それにしてもまたも2点以下という攻撃に終わった。

結果先発投手備考
4192ケイ63QS
4200平良52
4222バウアー74
4232ジャクソン52
4242大貫61QS
425271HQS
4262ケイ70HQS
4272バウアー81HQS
4296ジャクソン61QS
4301吉野4.20
513平良60QS
531バウアー90HQS
54163QS
552ケイ81HQS

14試合中、2点以下が12試合。3点を取った1日も9回までは0点だったことを考えると、4月29日しか相手投手を攻略できていない。阪神戦までは先発やリリーフとも噛み合わずに連敗が続いたが、それ以降は先発を中心に投手陣が素晴らしい結果を残している。宮崎や梶原が二軍で再調整となったが、桑原とオースティンが復帰して来た。そろそろ打線の反攻を見たい。

6日はジャクソンと涌井のマッチアップ。ジャクソンもHQSを期待できる投手なので、打線が今季初対戦の涌井を捉えたい。一軍では先週初登板し、阪神を6回1失点に抑えて勝利を挙げている。涌井の状態も悪くないと推測されるので、相手のペースで投げさせないようにしたい。

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