05/07 中日2-1横浜DeNA(バンテリン)
先発の大貫は、山本に内野安打を許した後、上林に右中間への2ランを浴びて先制点を奪われた。その後はランナーを出しながらも、粘り強い投球で6回まで追加点を許さなかった。打線は大野に対して先頭打者を出せない状況が続く。6回に石上がヒットで出るも大貫がバント失敗でチャンスが広がらず。6回まで2安打に抑えられた。9回2アウトランナーなしから三森のタイムリー二塁打で1点差に迫るも届かず。
ポジ [Good]
大貫は、先制点を与えてしまったことは悔やまれるが、投球内容としては前回に引き続き悪くなかったと思う。そもそも大貫に期待しているのは、6回2失点というQSでゲームを作ってくれることなので、役割は果たしていると思う。
初回、山本を追い込むも、インサイドのストレートで詰まらせ切れず、コースヒットに。上林には1ボール1ストライクからスプリットでカウントを取りに行ったが、中へ入ってしまい、右中間のフェンスのトップに当たってスタンドへ飛び込んで行くギリギリのホームランを打たれてしまった。
甘かったのは確かだが、広いバンテリンドームで現状のボールをあそこまで飛ばすのだから打った方が上だったということだろう。結果としてQSだが、チームとしても出鼻をくじかれて連勝の流れを止められた。
その後は連打を許さず、6回を89球、6安打2失点という内容。3回に珍しくヒットを放ったが、桑原が併殺打。6回の打席ではバントを失敗してしまった。攻撃にリズムを与えるような、流れを呼び込むピッチングには届かなかったかなという印象。援護があれば勝てた内容ではある。次回までまた空きそうな感じだが、さらにボールの精度を高めて今季初勝利を掴んで欲しい。
森原、宮城もノーヒットに抑え、反撃に望みを繋いだ。宮城はボスラーを歩かせてしまったが、2つの三振を奪った。武器のカーブが良くなかったようだが、ストレートにフォークを上手く使って抑えた。良くない時でも修正や代替ができると安定感が出て来る。これから疲れも出て来るだろうから、こういう引き出しは備えておきたい。
9回、2アウトランナーなしとなり、完封負けかなと思ったが、佐野が軽打でセンターの前に落ちるヒット。三森が2ボール1ストライクからストレートに絞り、松山の153キロを捉えた。打球は完全に右中間を破り、代走の林が還って1点差とした。同点には繋がらなかったが、一打同点の場面を作る長打は魅力的だった。速球に押されている印象があったが、この一打は見事に捉えた。6番に入って良くなって来ているので、下位からチャンスを作ったりクリーンアップの残りを還したりという役割を期待したい。
ヤジ [Bad]
昨年、大野を打っている桑原と牧が完全に抑え込まれ、チャンスらしいチャンスを作ることもできなかった。大野も良かったとは思うが、もう少し攻略の糸口を掴みたかった。3回は大貫がヒットで出て、桑原と牧に期待したいところだったが、桑原の打球はショート正面のゴロで併殺打。
6回に先頭の石上がヒットで出塁し、ここから反撃を開始したいところだったが、大貫がバント失敗。桑原、牧ともに倒れてチャンスが広がらなかった。8回は代打の勝又がショートへの内野安打で出塁し、暴投で二塁へ進んだ。ここも桑原と牧がともに速球を意識させられた上でスライダーを空振り三振。度会が前回の対戦でホームランを打っているので繋いで勝負したかったが、それもできなかった。
桑原もそんなに毎日何本も打てるわけではないから、仕方ない。他の選手も打つことができなかった。中日の救援防御率は非常に良いので、先発投手を攻略できないと厳しい。
キジ [Other]
ようやく5割に復帰し、そのまま貯金生活に入りたかったが、スイープとは行かずまた借金1に逆戻りとなった。重要なのはここからで、再び借金を膨らませてしまうのか、再び5割に戻して貯金へチャレンジできるのか。
8日は移動日となり、9日からハマスタで広島3連戦となる。初戦は中5日でバウアーと予想されるが、前回のように好投できるかどうか。広島も森下、床田が登板して来るので、前のカードと同様にロースコアの争いになりそう。投手陣はもう少し我慢の投球を強いられそうだ。
来週の新潟、ハマスタでの阪神との2試合の前に良い形で勝ち越しておきたいところ。8日の移動日をうまく使って、再び白星を積み重ねて欲しい。
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