05/22 横浜DeNA4-0中日(ハマスタ)
初回、桑原と佐野のヒットで1アウト1、3塁とし、マラーの暴投で先制。さらに蝦名がタイムリーを放ち2点目を追加する。2回以降はマラーに対してチャンスは作るも一本が出ない。6回、松尾と蝦名の連打でチャンスを作ると、三森と桑原のタイムリーで2点を追加した。先発の石田裕は切れのあるストレートをコントロール良く投げ込み、5回に打たれたカリステのヒットだけに抑え、0を並べた。9回も三者凡退で片付け、105球で2度目の完封。
ポジ [Good]
石田裕が昨年6月16日の西武戦(ベルーナドーム)以来、プロ2度目の完封勝利。しかも5回のカリステの1安打に抑え込んだ。初回に田中へ与えた四球と合わせて出したランナーは2人だけ。8三振を奪うほぼ完璧な投球だった。
ストレートは146キロ前後。それが最後まで変わらず、変化球も含めて全てのボールを低めに集め続けることができた。150キロ後半のストレートはプロの凄さを感じるが、打者を抑えるためには必ずしもそれが必要なわけではない。安定したコントロールと変化球のコンビネーション。これぞ石田裕太郎という投球だった。
初回は2番の田中に対して慎重になり過ぎた。前日、入江のストレートをものの見事にレフトスタンドへ運んでいたので、アウトサイド低めのストレートを集めようとしたが、狙い過ぎて僅かに外れた。しかし、続く上林を高めのボールゾーンのストレートを振らせて三振に取ると、田中に盗塁を決められたがボスラーのピッチャーゴロを上手いフィールディングで捕って切り抜けた。
これが唯一のピンチだった。その後は4回までノーヒットピッチング。2回のカリステ、4回の田中のフライを蝦名がスーパーキャッチし、アシストした。5回先頭のカリステに初球のストレートをレフトの前へ運ばれ、ノーヒットノーランはならず。しかし、後続3人を片付けてここでは二塁も踏ませなかった。その後は再びノーヒットに抑え、8回は板山、鵜飼を連続三振に取り、95球で投げ終えた。
8回裏2アウトから打席に石田裕が向かい、ハマスタは大声援。9回に完封を目指してマウンドに上がり、全く危なげなく三者凡退で片付けた。松尾との若いバッテリーの躍動にハマスタのベイスターズファンが酔いしれた。
今季は開幕1軍入りを果たすも、ロングリリーフとしての役割だった。開幕3戦目に平良の後を受けて2回1/3を好投。バウアーの登録抹消に伴って4月4日の先発を任されたが、4回に連打を食らって降板した。その後、4月12日も2番手で投げたが、ピンチを招いて降板。後続の投手が得点を許し3失点となった。ようやく回って来た先発のチャンスで見事に結果を残した。
次回登板は分からないが、この内容であれば今後の6連戦でチャンスをもらえるだろう。昨年も交流戦から4連勝をマークしたが、今年はそれ以上の活躍を期待したい。
石田裕を強力に援護したのは、5月5日以来のスタメンとなった蝦名。桑原が復帰して1番センターで定着。佐野も状態を上げて来て、ライトは度会がスタメン出場を続けたことでなかなか出番を得られなかった。度会が左腕に対して打てていないということもあり、この日のスタメン機会を得た。
初回にチャンスで打席が回り、積極的に初球のストレートを捉えた。速い打球をボスラーが捕れずに、レフトへ抜けるタイムリーヒット。起用に応えて見せた。さらに、2回表の先頭、カリステが放ったライト後方への打球に追い付き、捕った後にフェンスへ激突。フェンスを恐れない必死なプレーだった。
4回表は、またしても先頭打者の田中の打球がライトの左を襲う。この打球にダイビングキャッチを見せた。いずれも先頭打者で抜けていれば二塁打。この2つの守備がなければ石田裕の完封はなかった可能性が高い。バッティングでも3安打猛打賞で、6回の三森のタイムリーも判断良くスタートして3点目のホームを踏んだ。攻守に躍動し、文句なしのヒーローだった。
5月11日の試合でベンチ入りせず、13日の新潟も帯同していなかった。体調不良なのか、ケガなのかといろいろ憶測が飛んだが、身内の不幸があったという情報もあった。ヒーローインタビューで「兄貴を亡くした」という驚きの告白があった。思わず涙をこぼした蝦名。辛い時間を過ごし、兄の分もと意気込んで臨んだ試合で見事な活躍を見せた。良い報告ができたことだろう。
レギュラーを獲るには結果を出し続けなければならない。過去にもレギュラー獲りに近づいたが、掴み切れなかった。だが、この日の活躍は今後の出番を大きくするものだったと思う。交流戦まで食らい付き、今度こそ離さずに掴み取って欲しい。
この日は、前日に続き松尾が先発マスクを被った。バウアーとのバッテリーでは早い回に4失点してしまい、9回には入江が痛恨の一発を浴び、松尾も悔しい思いをしただろう。石田裕とのバッテリーで完封勝利を挙げ、見事にリベンジした。石田裕もほとんど首を振らずに投げたということで、松尾のリード面も成長が窺える。
バッティングでは6回のヒットで追加点を呼び込んだ。7回にもヒットを放ち、マルチヒット。この日も5番を任されたが見事に応え、バッティングではチームトップクラスの数字を残している。山本との高いレベルのレギュラー争いが、松尾本人も、チームも高めてくれるだろう。バウアーに続いて石田裕とのバッテリーでも結果を残したことで、出番は確実に広がったと思う。
桑原が6回に執念のタイムリー内野安打。三遊間への深いゴロで全力疾走、ヘッドスライディングを見せた。初回もマラーのグラブを弾く内野安打で先制点に繋げた。バッティングの調子は下降しているが、気持ちで出塁し、チームの勝利に貢献した。
ヤジ [Bad]
文句のつけようがない試合。連戦の真ん中で先発が完封、打線も初回に先取点、中盤にきっちり追加点。完璧な展開だった。
キジ [Other]
ホントにいい夜だった。心地よい気温の中で、初回から先手を取り、投げては石田裕がほぼ完璧な投球。20:30にして試合は完勝、石井竜也氏のライブで盛り上がり、21時そこそこから祝勝会。こんなに気持ちの良い夜は年に何度もない。最高だった。
ジャクソンを広島戦へ回し、石田裕が4月4日以来となる先発。期待はしていたが、まずは5回まで少ない失点で行ってくれればと思っていた。それがまさかここまでの快投を演じてくれるとは。昨日のブログで、東、ジャクソン、ケイ、バウアー以外が先発した試合では2勝9敗と苦戦していたが、それを吹き飛ばすような快投だった。
23日からはマツダでの広島戦。前回のカードは3連敗を喫しているが、ここは何としても取りたい。初戦はジャクソンが先発する。森下が相手なので最少失点で接戦に持ち込むしかない。石田裕の完封を生かすためにもジャクソンで連勝と行きたい。
24日(土)は、ちょうど試合時間にかなりの雨量が見込まれており、おそらく大貫が先発するのではないかと思うが中止が濃厚。25日は東が先発すると思うので、4本柱の2人で連勝を狙って行きたい。


入場するとちょうどdianaとマスコットのステージが終わったところで、ハマスタの中へ戻るところだった。

2日前とほぼ同じ席。この日は曇だったが、その後少し陽が出て夕焼けがキレイだった。



トワイライトライブは、石井竜也さん。石井の背番号141のユニフォームで登場。君がいるだけでを歌唱。miwaさんのライブでは座って見ていたマスコットたちは、曲に合わせてノリノリだった。

アップ中の選手たち

先発は石田裕

ダンスコンテスト。早いテンポで試合が進み、まだ明るさが残る中で夕焼けとブルーライトのコントラスト。

田中がサードゴロで試合終了。三遊間の打球を広い守備範囲で捌いた石上が、そのまま同期の石田裕の元へ走りハイタッチ。ファーストの三森もマウンドへ向かう。



勝利した後の時間は心地よい。


ヒーローは当然、石田裕と蝦名。


1年越しでようやく試合後のBLUE☆LIGHT LIVEでパフォーマンスが実現した石井竜也さん。めっちゃ盛り上げてくれた。
BLUE☆LIGHT SERIESはやはり5月に開催すべき。
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