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佐野3戦連発!今季初の5連勝、交流戦の開幕戦9連勝

06/03 東北楽天3-6横浜DeNA(楽天モバイルパーク)

初回、3連打で満塁として宮崎の併殺崩れで先制したが、先発の東が2回に宗山の犠牲フライで追い付かれる。4回表に度会の犠牲フライで再びリードしたが、その裏に宗山のタイムリーでまたも同点。5回表に2アウト満塁から筒香と度会が連続押し出しで2点を勝ち越すと、6回に佐野が3試合連続ホームランとなる2ランで突き放す。東は7回3失点で6勝目、ウィックの後に9回を締めた入江が12セーブ目。

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ポジ [Good]

佐野が3試合連続のホームランを放った。今年は4月に打率.250で長打率.288というあまりにも寂しい数字だった。5月は長打率.411と改善し、6月はまだ2試合だが1.571。5月末のヤクルト戦から20グラム重いバットに変えたというが、そこから3試合連続ホームランをマークしている。

1日の3号もハマスタのライトポール際の上段へ届いたが、この日も同じような軌道で楽天モバイルパークの中段へ飛び込んで行った。飛距離がかなり出るようになっている。これで大振りになってバッティングを崩さないことを祈るが、やはり佐野のタイプ的には長打が欲しいところなので、ホームラン量産とは行かなくても二塁打も含めて長打力を発揮してもらいたい。

東は、試合開始が1時間ズレて雨が降り続けるコンディションで7回を自責点2に抑えてHQSをマーク。2回の失点は森敬斗の悪送球で出塁したランナーが還ったので自責点にはならない。いつも少ない援護で我慢の投球を続けているので、このコンディションで6点の援護をもらったので3失点は全く問題ないだろう。

2回はエラーでランナーが出たところで、伊藤裕季也がストレートに上手く合わせ、ライト線ギリギリに入る二塁打。2ストライクからストレートのコントロールミスだが、打った方も見事だった。ここは犠牲フライで同点までで止めた。

4回に1点のリードをもらった直後、浅村を歩かせたのは東らしくなかった。援護をもらったばかりなので浅村の長打で無に返したくないという気持ちが強過ぎたか。フランコにも2ストライクと追い込んでからチェンジアップを捉えられ、三遊間を破るヒット。

5回は1アウト1、3塁から伊藤裕季也をインサイドへの素晴らしいストレートで3球三振に取ったが、宗山への2球目が逆球となり、一二塁間を破るタイムリーとなった。ここも良い時の東だったらきっちりと抑えていただろう。

100球が近づいた7回に2アウトから3連打され、3点目を失った。一発同点の場面にはなったが、小深田を落ち着いて打ち取り、凌いだ。これで阪神の村上の7勝に次ぐ6勝目。次回は京セラドームになると思うが、東らしさを見せて今度は自分の投球で勝利を掴んで欲しい。

ウィックが16試合連続無失点。8回にマウンドに上がり、浅村に初球のストレートをライト線へ弾き返された。ウィックの速球を初見でしっかりと打ち返すあたりはさすがのバッティング。ウィックも少し驚いたかも知れない。しかし、後続をしっかりと断ち、浅村は二塁に釘付け。交流戦でのその剛腕に期待がかかる。

勝ち越し点は筒香の選球眼がもたらした。二軍での調整を終え、この日から一軍に合流。パ・リーグ主催の交流戦ということで、いきなりDHでスタメン出場となった。確かに試合に出ないと状態が上がったのか分からない。梶原を差し置いて使うのはどうかなと思ったが、きっちりと結果を残した。

最初の打席ではヤフーレの方が嫌がっている感じで、1球もストライクが入らず四球。2打席目は高めの速球をレフトへ鋭く打ち返した。左方向への強い打球をテーマに二軍で調整して来たので、その成果が出た、良いヒットだった。そして、5回の3打席目は2アウト満塁のチャンス。投手への威圧感も出て来て、もともとの選球眼の良さもあって押し出し四球を勝ち取った。

7回は強い当たりのセカンドゴロだった。僅かに差し込まれた分、セカンドが追い付くコースと打球の強さになってしまったが、良い感じで振れていた。9回の打席では3つ目の四球。打率だけではなく、こうした出塁ができるのも強み。復調した様子は見られたので、今後の活躍が楽しみだ。

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ヤジ [Bad]

宮崎の併殺崩れで1点を先制した後と、押し出しで2点をもらった後の2アウト満塁で試合を一気に決められるところだったが、タイムリーが出ずに決め切れなかった。それだけに、6回の佐野の2ランは本当に大きかった。

昼間から降り続く雨で、グラウンド整備のために試合開始が1時間遅延したが、開始後もずっと降り続いていた。グラウンドコンディションは良くない中で、お互いのチームにミスが出ていたので、この日に関してはあまり責められない。2回の森敬斗の悪送球もボールが濡れていた滑った可能性はあるが、もっと丁寧に行けばアウトにできるゴロだったと思う。今後も雨の中の試合はいくつもあるので、改めて確認しておいて欲しい。

5回のノーアウト1、2塁から村林のゴロは三遊間の深い位置へ。捕った位置、二塁ランナーの浅村の足、グラウンドコンディションを考えれば、併殺を取るのは難しいので三塁に投げて1つアウトを取るという手もあった。二塁に投げるにしても確実な送球が必要だった。牧が倒れ込みながらも何とか捕球して1つアウトは取れたが、大量失点に結び付きかねないプレーだった。

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キジ [Other]

昼間から降る雨の影響で試合開始が19時に変更された。グラウンド整備は行われたものの、開始しても雨が降り続く中での試合となった。お互いの守備ミスがあり点の取り合いとなったが、5回に連続押し出しで勝ち越すと佐野の2ランで主導権を握った。

東は厳しいコンディションの中では良く投げてくれたと思う。終わってみれば盤石の試合展開で交流戦の開幕戦は2016年から9連勝ということになった。逆に楽天は2018年から7連敗とのこと。そのうち4敗がDeNA戦ということになる。

年度日付相手球場スコアDeNA先発相手先発
20165/31西武西武プリンスD5-2○モスコーソ●佐藤
20175/30日本ハム札幌D3-0○濵口●加藤
20185/29楽天横浜9-2○ウィーランド●古川
20196/04オリックス京セラD3-1○大貫●山本
20215/25オリックス横浜10-3○ピープルズ●山岡
20225/24ソフトバンク横浜4-3今永石川
20235/30楽天楽天モバイル3-2○今永●則本
20245/28楽天横浜6-1○ケイ●ポンセ
20256/03楽天楽天モバイル6-3○東●ヤフーレ
2020年はCOVID-19の影響で中止

今年も良いスタートが切れた。交流戦で優勝した2023年と同じ球場で、左腕の東が勝利投手になった。吉兆だと思うので、「解き放て」のスローガンで突き進んで欲しい。

リーグ戦からの連勝を5に伸ばした。5連勝は今季初で、貯金を6に増やした。昨年の最多は5だったので、2023年シーズン終了時の貯金8以来となる。阪神が首位に立っていること、2位でそれを追っていて、バウアーがいる。2023年に似たシチュエーションになって来たように思う。

初戦は取れたが、問題は水曜日。以下の通り、2025年は水曜日が0勝7敗1分でまだ勝てていない。

勝率打率防御率
11001.000.1881.00210
10532.625.2441.5038175
8071.000.2383.6318332
7610.857.2611.132983
7610.857.2783.0029217
9450.444.2182.8131305
9540.556.2082.1928234
5127213.563.2392.3217513326

その水曜日には中5日でジャクソンを持って来た。ケイは比較的、間隔が空いた方が良い投球をするので、順番を入れ替えた形だろう。ジャクソンはここまで水曜日は投げていなかった。5勝1敗とチームで一番安定しているジャクソンで何とか連敗を止めたい。

楽天は内が予告先発として発表された。昨年の5月29日は、ハマスタでジャクソンとのマッチアップとなり、内が勝利投手になっている。ジャクソンは太田に2ランを打たれただけで敗れてしまったので、リベンジと行きたい。内には3安打しか打てておらず、佐野、宮崎、戸柱の3人だけ。今年は4試合で先発しているが、リリーフでも5試合の登板があり、防御率も1点台と結果を残している。内を攻略し、ジャクソンを援護できるか。

最後に、6月3日に長嶋茂雄氏の訃報があった。ベイスターズのブログではあるが、プロ野球ファンの一人として、ご冥福をお祈り申し上げます。

個人的には読売の監督というイメージ。1998年に横浜ベイスターズが優勝した時も敵チームの監督だった。その前後に横浜は読売に強い時期があり、「ベイが手強いです」と横浜をベイと呼ぶ珍しい人だった。現役時代のことは話に聞いたり映像で見たりしただけだが、プロ野球の人気を大きく押し上げたスター。長嶋氏の存在無くして今のプロ野球はなかったのかも知れない。偉大な功績と貢献に感謝したい。

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