06/10 オリックス2-0横浜DeNA(京セラ)
東と九里の投げ合いで、4回まで頓宮の1安打のみ。5回表に宮崎、度会の連打でチャンスを作るも後続を断たれる。5回裏、東が杉本にレフトの5階席下の看板に当たる特大の一発を浴び、先制を許す。東は6回にも紅林にレフトのフェンスを直撃するタイムリー二塁打で2点目を献上。その後はノーヒットに抑えて8回まで投げるも、打線が九里の気迫溢れる投球に押され、8回までに9三振を奪われた。9回はマチャドに締められた。
ポジ [Good]
東は8回を93球で5安打2失点に抑えた。HQSをマークする結果で、先発投手としては十分過ぎる。勝利投手になるべき数字だと思う。この日に関しては援護がなかったということに尽きる。
ただ、やはりベイスターズのエース。相手の九里が非常に良いとなれば、投げ合いで負けたくはなかったと思うが、結果として見れば投げ負けたということ。本人も悔しさがあるだろう。
4回までお互いに無失点。1点が致命傷になることさえありうる投手戦だった。杉本を迎えて気を付けるべきは一発。どういう気持ちで初球のストレートを投げたのか分からないが、山本のミットはインサイド低めに構えられていたが、真ん中高めのボールゾーンをきっちりと捉えられた。打球はレフト5階席下の看板に当たる超特大の先制ソロとなった。失投は誰にでもあるが、最悪なタイミングで出てしまった。
6回は先頭の廣岡にヒットを打たれたが、大城のバスターはセカンドゴロで二塁フォースアウト。ランナーを進めずにアウトを取れたが、紅林への初球がまた甘くなった。カットボールを捉えた打球はもう少しで2ランというフェン直の二塁打。この2点目も痛かった。
結果、完封負けなので1点でも2点でも変わらないように思えるかも知れないが、投手にとっては1点リードでのプレッシャーが大きい。7回、8回の九里、そしてクローザーのマチャドに与えた影響は非常に大きかったと思う。このもう1点を防げなかったのも、エースとしては残念だ。
それでも援護があれば勝利投手になるべき投球だった。8回まで投げ抜き、負けはしたもののリリーフを温存することができた。6連戦の初戦を任された先発投手としてやるべきことはできていたと思う。
ヤジ [Bad]
とにかく打てなかったとその一言しかない。九里が非常に良かったと思うし、ワイドに思える球審のストライクゾーンにも上手くハマったかなと思う。広島時代の九里にはあまり苦手な印象はなかったが、良い投手に思い通りの投球をされたら、そうそう打てるものではない。
唯一のチャンスが5回の宮崎、度会の連打による1アウト1、2塁。山本のピッチャー返しの打球はセンターへ抜けるかと思ったが、大城が追い付いて一塁でアウト。このプレーも大きかった。二塁ランナーは宮崎だったので抜けても還れるかどうかで、1アウト満塁で京田、梶原で得点できたかと言うと疑問ではある。
7回は先頭の牧がヒットを放ったが、後が続かなかった。特に筒香と度会から三振を奪った九里のインサイド低めへのストレートが素晴らしかった。二人とも手が出ずに見逃し三振。圧巻の投球だった。
この日は先週の楽天戦の3戦目と同じくDHに松尾を入れて2番。1番は桑原ではなく梶原を起用した。全体的に打てていないのでここだけが問題ではないのだが、不発に終わった形。松尾はDHはまだ2試合目ではあるが、キャッチャーの時しか打っていないし、2番の打順も今一つな印象。左腕の田嶋に対してもう1試合見てもいいが、2番でない方が良い気がする。
桑原は体調や体のこともあるのかも知れないが、九里を苦手にしている印象はない。右打者のインサイドに食い込んで来るボールに苦労することを見越しての左打者の起用だったのかも知れない。この日に関してはどう並べても完全に力負けだったかなと思う。
キジ [Other]
完敗だった。東が良い投球をしてくれただけにそれを生かして勝ちたかったが、こういう負けも起こりうること。セ・リーグは中日だけが勝つという日になったが、阪神との差が広がらなかったことをポジティブに考えるしかない。
ただ、交流戦そしてリーグで優勝するためにはそういう日こそ勝たないといけない。先発ローテーションの巡りはあるが、阪神がスイープしたオリックスに負けてしまうというのは、そこまでということだろう。
2戦目は、ここ最近は毎週書いているように今季未勝利の水曜日。最初の水曜日が引き分けだったので、今季だけで8連敗中。先週に続いてジャクソンが先発するが、止めることはできるか。京セラでは昨年から既に2度投げているし、内容も良いのでイメージは悪くないだろう。
ジャクソンが好投したとしても、援護がなければこの日と同じことになる。オリックスは田嶋で、先週の広島戦は6回無失点で勝利を挙げている。しかし、その前2試合は大量失点で敗戦投手となっており、どちらの田嶋が来るか。
昨年もハマスタでの2戦目でジャクソンと田嶋のマッチアップとなっており、2-1でオリックスの勝利。両先発に勝ち負けが付いている。今年はリベンジなるか。その時は蝦名がマルチヒットで唯一の得点となるホームランを放っている。ヒットを打った割にはあと一本が出なかったという試合で、今年は田嶋を攻略したいところ。
コメント
梶原への批判が殺到してますね。
2軍でもまじめに練習をしていなかったという謎の目撃情報もありますが、ほんとなんでしょうか
殺到していますか?見かけていませんが、限られたごく一部では。
選手が練習をしているかしていないかはあまり興味ないです。結果を出してくれればどちらでも良いです。