07/03 横浜DeNA8-5中日(ハマスタ)
今季初登板の小園は、初回に2アウトからランナーを溜め、ボスラーに3ランを浴びる。しかし、打線は宮崎の内野ゴロ間、松尾と井上のタイムリーですぐさま同点とする。2回以降は粘りの投球で追加点を許さない小園に、井上が2試合連続ホームランで勝利投手の権利をプレゼント。打線は佐野の2本のタイムリー二塁打と京田のソロで着実に加点。9回は堀岡がブライトの2ランで追い上げられると、最後はウィックが締めた。小園はプロ初勝利。
ポジ [Good]
小園が、昨年4月10日以来となるプロ2試合目の登板で、待望の初勝利をマークした。三浦監督が就任直後、ドラフト会議で3球団競合の末、抽選を引き当てた。横浜ナンバーとして保留されていた18番を与えられ、ファンの期待も大きかった。高校時代も完成度が高いと言われていたし、宮城、奥川、佐々木朗希、高橋宏斗ら高卒のドラ1がすぐに出てきたこともあって、早期に一軍のローテーションに入る期待が高過ぎた。
大学4年生と同じ世代で、ドラフト1位とは言え今年のうちに一軍で勝利すれば一歩リードできる。昨年はプロ初登板を果たしたが、その後大きく調子を崩して苦しみ、入来コーチとピッチングを見直して来た。開幕一軍はならなかったが、二軍で着実に安定した投球を積み重ねて来た。
初登板と同じくハマスタでの中日戦。前回は初回に失点し、2回、3回と立て続けに失点を重ねてKOされた。今回は初回を無失点で立ち上がってくれればと思っていた。2アウトを取ったが、岡林を歩かせてしまった。そして、細川は2球で追い込んだにも関わらず、3球目のストレートが甘くなり、レフト前ヒットを許した。
ボスラーに投じた3球目のスプリットは低めのストライクゾーンに残った。低めに強いボスラーがすくい上げた打球は伸びてスタンドまで届いてしまった。ソロならまだしも、ランナーを溜めたところでの一発は苦しい。ホームランを打たれたことよりも、四球と2ストライクからの投球が反省点。
打線がすぐに取り返してくれて、小園もランナーを出しながらも粘りの投球。3回は、岡林に二塁打を打たれたが、細川とボスラーを連続三振。ホームランを打たれていたボスラーには粘られたが、最後はスライダーで空振りを奪い、雄叫びを上げた。
2回以降は岡林の二塁打だけで、5回3安打3失点。ただ、4四球は反省点となる。初回に3点を奪われ、心を折られそうだっただろうが、切り替えて5回まで投げられたことに成長が見える。勝てない時は6回1失点でも勝てないわけで、初回に3点を失いながらも勝てたことが一番。1つ勝って変わって来るか。次回以降にも期待したい。
打線は、初回に3点を奪われる重い展開だったが、マラーを打ち崩して3点ビハインドをひっくり返すという、いつ以来だという感じの逆転勝ちを収めた。この日は、桑原と佐野の1、2番でヒット+二塁打のセットを3度も演出し、大量点に繋がった。そして、連夜の活躍を見せた宇宙こと井上。
3点を追う1回裏、いきなり桑原と佐野のコンビでノーアウト2、3塁のチャンスを作る。宮崎は追い込まれて何とか右方向へ転がし、内野ゴロ間に1点を返す。牧が三振に倒れ、1点だけに終わりそうだったところ、松尾が三遊間をしぶとく破るタイムリーで2点目。この試合では、松尾の一打が行方を変えたと言っても過言ではない。
さらに、前日のヒーロー井上の強烈なライナーがライトを襲い、伸びた打球に上林がグラブに当てながらも落とし、同点タイムリー二塁打となった。暴投で松尾が二塁に行っていたことも影響した。
2回、3回とマラーに三者凡退と抑え込まれ、前の2試合のように初回しか得点できない流れもよぎる。そんな中、空気を変えたのは井上の一振りだった。2ボール2ストライクから6球目、低めのスライダーに泳ぐような形で拾った打球は、ライトのポール際、最前列に届く勝ち越しの2号ソロ。このバッティングでスタンドまで運べるのが井上の魅力。プロ初ホームランから連夜の一発は、同期の度会を思い起こさせる派手な活躍。
5回と7回は前述の通り桑原と佐野で追加点。8回には京田にも今季1号が飛び出し8得点。伊勢、入江が連投している中で、できれば大量点を取って勝ちたいという試合で、見事に期待に応えた。
リリーフも、中川がまず6回を3三振の好投で抑え、7回と8回を宮城が回跨ぎで抑えた。勝ちパターンを使いづらい状況の中で、この二人が結果を残してくれたことはチームにとっても価値がある。
ヤジ [Bad]
小園は反省点がありながらも、プロ初勝利を手にした。8-3とリードを広げ、9回は勝ちパターンを温存できそうだった。しかし、堀岡がブライトに2ランを浴びた後、田中にも二塁打を打たれた。ここから中軸に入って行くというところでセーブシチュエーションにもなり、ウィックを投入した。できれば、堀岡が最後まで投げ切って欲しかった。
キジ [Other]
初回に3ランを打たれた時は、正直今回もダメかなと思った。何とか2回以降に立ち直りを見せて、5回まで投げてくれれば前回よりも一歩進めると思ったが、打線がすぐさま同点に追い付いた。4回に井上のホームランで勝ち越し、5回を投げ切ったところで勝利投手の権利を掴むことができた。
伊勢、入江が連投しており、この日の登板は難しいという状況で、打線が4回以降に着実な加点。5点リードで9回を迎えることができた。そのまま抑え切れば理想的だったが、最後はウィックを投入せざるを得なかった。しかし、井上がプロ初ホームランから連夜のホームラン、そして小園がプロ初勝利と若手の活躍がチームの雰囲気を明るくしてくれた。3試合連続完封負けから想像できないような3連戦になった。
先週末読売に負けた分は、ハマスタで中日から取り返した。しかし、その読売は甲子園で阪神にスイープされ、間接的に阪神に献上したような形となった。阪神は5連勝で抜け出しつつある。この週末の阪神3連戦は待ったをかけられるかどうかの重要なカードになる。
チーム防御率が1.98となった阪神は、言うまでもなく投手力が群を抜いている。先週末は3連戦で1点も取れずにケイ、ジャクソンを見殺しにしてしまったが、ハマスタで中日戦の流れを繋いで阪神を迎えうちたい。
初戦のマッチアップはケイと村上。村上は6人が並ぶリーグ最多の7勝を挙げており、安定している投手。以前からあまりDeNAと当たらない印象で、今年もこれが初めての対戦となる。同学年で過去にもホームランを放っている牧が打ち崩せるか。その牧の前にランナーを溜められるかどうかが鍵になる。井上の勢いは止められるのか、そのまま突き進むか。阪神の投手陣を打つのは容易ではない。
ケイは3連敗中。前回は6回1失点も援護がなかった。今回もそう簡単に得点を取れる相手ではないだけに、我慢の投球で先制点を与えないようにしたい。何としても初戦を取りたい。


コメント