07/13 横浜DeNA4-3読売(ハマスタ)
先発のジャクソンは2回表、連続四球で自らピンチを招くと中山のタイムリーで先制を許す。さらに丸と佐々木のタイムリーでこの回3失点。2回裏に牧の死球からエラーも絡んでノーアウト満塁とし、度会の併殺打の間に1点を返す。3回は2アウトから桑原がヒットで出塁し、佐野がレフトスタンドへ同点2ラン。さらに二塁打の牧を宮崎が返して逆転する。ジャクソンは何とか6回まで追加点を許さずに凌いだ。7回から宮城、伊勢、ウィックが無失点でリレーし、辛くも逃げ切った。
ポジ [Good]
久々の鮮やかな逆転劇
昨日のブログでも書いたように、ジャクソンには最少失点で終盤まで投げてもらうことを期待したが、コントロールが乱れて2回に3失点。今季、赤星から得点を奪うことができていない打線には重く、スイープを覚悟した。
その裏、牧の左腕に投球が当たり、ちょうどエルボーガードが付いていない部分だった為、ベンチに下がって治療を受けた。おそらくテーピングをしてその上からサポーターでガードしたと思うので、それに時間を要したのだろうが、なかなか出て来ないので場内もザワついていた。
その間が影響したわけではないのだろうが、続く宮崎のサードゴロを坂本がファンブルし、オールセーフ。打った瞬間に併殺打と思ったので、これは助かった。戸柱がセンター前ヒットを放ってノーアウト満塁とチャンスが広がった。7番から下位に向かって行くので攻め方としては難しいが、一気に同点まで行きたいところだった。
度会は3ボール1ストライクから低めのストレートを見送った。これは難しいボールなので、仕方ないと思う。フルカウントから浮いたフォークだったが、ストレートもケアした中でタイミングを合わせられず、セカンドゴロ。一塁にヘッドスライディングしたが併殺打となった。1点は入ったが、林も初球を打って平凡なレフトフライに倒れ、消化不良のイニングとなった。
3回表はジャクソンが三者凡退で片付け、3回裏は2アウトランナーなし。桑原がカーブをレフト前に運ぶと、佐野がストレートをレフトへ打ち返した。打球はレフトスタンド最前列へ飛び込む同点2ラン。欲しいところで出た価値ある一打だった。なかなか得点が取れない中で、ランナーを置いてのホームランは正義。
さらに牧もアウトサイドのストレートを捉え、2者連続ホームランかと思ったが、リボンビジョンに当たる二塁打。一気に逆転まで持って行きたいところで、宮崎がアウトサイドのフォークを上手く拾ってライトの前に落とした。牧がホームに生還して逆転。こんな鮮やかな逆転は久しぶりだ。
新しい勝ちパターンで1点守る
4回以降は1安打に抑えられ追加点を奪えなかったが、投手陣が1点リードを守り切った。
ジャクソンは、2回にコントロールを乱し、この回だけで3四球。初回は順調に立ち上がったが、泉口と荒巻を必要以上に警戒し、神経質になり過ぎたように見えた。TBSで解説していた工藤公康氏は、左肩の開きが早いので、狙ったコースに行かない点を指摘していた。シーズンも後半に入り、暑さもあって疲れなどからメカニクスが少し乱れているのかも知れない。
連続四球の後に中山のタイムリーで先制を許したが、続く小林がバントの構えから引いたところで二塁ランナーの荒巻が飛び出して挟殺された。高めでボール判定ではあったが、バントすると思ってスタートしてしまった。ベイスターズにとってはラッキーなミスだったが、ジャクソンが小林を歩かせてしまい、赤星がバントを決め、丸と佐々木に連続タイムリーを浴びる結果となった。
3回は三者凡退に抑え、4回は小林に二塁打を打たれたが、ピンチを凌いだ。5回表は先頭の吉川にヒットを打たれるも、坂本を併殺に取った。5回裏の打席に入り、6回も続投。小林には何かを感じるのか、また歩かせてしまったが、リチャードを空振り三振に取った。
良かったとは言えないが、逆転してもらい、リリーフのお陰でリーグトップタイの8勝目を挙げた。昨年の勝利数にも並んだ。ウィーランド、バウアーが持つ球団の外国人投手のシーズン最多勝利である10勝を塗り替えるには十分のペースで来ているし、塗り替えてもらわないと困る。オールスターまであと1試合、リーグトップの勝利数で出場してもらいたい。
7回から継投に入る。入江を欠いている中での3イニングで、宮城が勝ちパターンとして登板。1番から始まる厳しいところだったが、丸をフォークで空振り三振に取る。佐々木にはヒットを打たれたが、吉川も高めのフォークで空振り三振。坂本には3ボールとなってしまったが、ストレートでカウントを戻し、ペイオフピッチでカーブが高めに決まった。
ランナーが出ていて、盗塁警戒という中でカーブが少ないと思っていたが、最後に持って来て見逃しを取れた。高いように思ったが、本田球審はこの日、ずっと高めを取っていたことが宮城には奏功した。アウト3つを三振で取る堂々たる投球で7ホールド目を挙げた。勝ちパターンとして自信が付いたのではないか。
8回は伊勢。泉口に浮いた変化球を打たれたが、打球は高く上がってライトフライ。非常に甘いボールで、僅かにバットがボールの下に入り込んだので上がってしまったが、同点ソロと紙一重だった。伊勢も「あぶねー」と口が動いたように見えた。
2アウト後、中山へのフォークがゾーンに残って捉えられた。打った瞬間、今度こそ同点ソロと思ったが、打球は僅かに切れてファウル。飛距離十分の当たりだった。CSでもそうだし、2週間前の東京ドームでも試合を決める一発を浴びている相手。2球も危ないボールがホームランにならなかったのはラッキーだった。中山を歩かせるも代打の岸田を打ち取り、リードを保ってウィックに繋いだ。
ウィックは今季、1セーブは挙げているが、入江が連投で迎えた3戦目で5点リードから堀岡が打ち込まれ、セーブシチュエーションとなってウィックが登板し、2人を打ち取って挙げたもの。1点リードでクローザーとして登板するのは初めてで、個人的にはあまり良いイメージはなかった。
しかし、心配など不要というような素晴らしい投球を見せ、三者凡退で2セーブ目を挙げた。もちろん、ここまで来たらウィックに任せるしかないのだが、期待に応える活躍だった。
当面は宮城を含め中川、颯らで勝ちパターンを担い、伊勢とウィックで締めるしかない。同点や少々のビハインドでは若松や松本凌も使って行くしかない。森原がオールスター明けくらいから戻れるとベストだが、連投など多くは期待できない。苦しいやり繰りが続くと思うが、今二軍にいる投手も含めて全員で乗り切って欲しい。
ヤジ [Bad]
4回以降は林のヒット1本に抑え込まれ、読売戦での貧打が解消したわけではない。投打のバランスという意味で1点をリードしてくれた打線に応えて、投手陣が守り通してくれたが、追加点が取れずに試合の流れとしては苦しいものになった。
2回裏にノーアウト満塁で度会が併殺打に倒れた場面、ヘッドスライディングを見せた気持ちは分かるが、手が伸びておらず駆け抜けた方が全然早いというスライディングになってしまった。ケガのリスクも大きいし、上手くないヘッドスライディングならやらない方が良い。コーチが何も言わないのか疑問だが、言っても試合で熱くなって思わず飛び込んでいるのか。このあたりは徹底しておくべきだと思う。
キジ [Other]
3点ビハインドをひっくり返すという読売戦ではなかなかできていなかった展開で、6連敗を止めた。ハマスタでの5連敗も同時に止めることができた。オールスター前は最後のハマスタで、次は29日からの3連戦と16日空くだけに勝てて良かった。
6月17日の交流戦最終週からこの日まで、ハマスタ、神宮、東京ドームでの試合のみで、いわゆる遠征がない4週間だった。地元で腰を据えてプレーできる期間だったが、7勝11敗1分と負けが先行した。
15日からは、オールスター休みを挟むものの、広島→名古屋→甲子園と遠征が続く。移動はあるもののホテルでの生活で逆に野球に集中できるということもあるかも知れない。昨年の日本シリーズでハマスタ連敗から流れが変わったのは福岡での選手ミーティングだった。連敗を止め、ここでもう一度立て直してもらいたい。
まだ借金を抱えた状態で、上位がどうこうと言える状況にはない。オールスターまで残り6試合。2カードを勝ち越し、5割でオールスターを迎えたいところだ。まずは6連敗中の広島とマツダでの対戦。鬼門だけにどれだけ広島の投手陣から得点を奪えるかにかかっている。バウアー、東、そして中5日でケイを投入するのだろうか。大貫を残していることからその可能性が高い。先制点を奪い、彼らの投球を援護してもらいたい。
フォードが二軍で調整後、上がって来る見込み。また、報道のあったビシエド、藤浪の動向もどうなるのか注目したい。


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