08/01 読売2-7横浜DeNA(東京D)
2回表にノーアウト満塁のチャンスを逃すと、2回裏に桑原のエラーとジャクソンのワイルドピッチで2点を先制される。4回裏にジャクソンがノーアウト満塁のピンチを招くが、無失点で切り抜ける。すると5回表に3連打で1点を返し、さらに1アウト後に宮崎、山本のタイムリーで逆転。ジャクソンが押し出し四球を選び、最後は桑原の2点タイムリーでこの回一挙6点を奪う。ジャクソンは逆転してもらった後は2つの併殺を奪い、7回まで得点を許さず投げ切り、9勝目を挙げた。
ポジ [Good]
ジャクソンが、来日2年目で昨年を上回る9勝目を挙げた。2回に桑原のエラーと自らのワイルドピッチで2点失うも、4回のノーアウト満塁を無失点で切り抜けて逆転を呼んだ。ここで1点でも追加されていれば、展開的に逆転は難しかったかも知れない。自分で招いたピンチではあるが、試合を壊しかねない場面でよく踏ん張った。
逆転した5回表には押し出し四球で打点もマーク。山崎がコントロールに苦しんでいたとは言え、よく見極めたと思う。逆転してもらった後は、5回と7回にヒットでランナーを背負うが、併殺で切り抜けた。7回を自責ゼロの投球でHQSをマークした。
7月は防御率5.28と苦しんだが、8月のうちに初の2桁勝利を決め、その先に勝利を積み上げて行って欲しい。
5回は圧巻のビッグイニングだった。先頭の桑原が、自らのエラーを取り返そうと必死の内野安打で出塁。初回は相手が山崎ということもありバントを選択したが、2点ビハインドということでここは京田に打たせた。ランエンドヒットの動きも見せたが、5球目のストレートが高めに浮き、京田が合わせてセンター前ヒット。2回と4回のチャンスは下位に向かって行くところだったが、中軸にチャンスで回せた。
佐野が前日の逆方向への良いバッティングを維持し、アウトサイドのシュートをショートの頭上へ運んだ。センター前ヒットとなり桑原が還ってまず1点。フォードは三振に倒れたが、宮崎がフルカウントから粘り、打ち切らないフォークを拾ってセンター前に落とした。これで同点となり、流れは一気にベイスターズへ。
山本も低めのカットを拾い、ショートの頭上を越えて左中間へ転がるタイムリー二塁打。ついに山崎から逆転した。なおも1アウト2、3塁だったが、蝦名はバットを折られ、詰まったピッチャーライナーで2アウト。林が申告敬遠され満塁でジャクソンとの勝負を選んだ。これは当然で1点リードで次の回という雰囲気だった。
ところが山崎のコントロールがさらに乱れて3ボール1ストライクからストレートが低く、押し出し四球となった。この1球はこの試合の明暗を大きく分けた。桑原に対し2-2のカウントから山崎がサインに首を振って選んだのはストレート。ストレートに強い桑原が、真ん中低めに入って来たところを逃さず、またもショートの頭上を越えて左中間に落ち、2点タイムリー二塁打となった。
桑原のイニング複数安打など、打線がよく繋がって鮮やかな逆転劇だった。山崎はシュートを使って来る投手なので、強引にならずセンターを中心に打ち返すことが重要で、それができて連打となった。この感覚を来週、そして3週間後の対戦でも忘れずに実践してもらいたい。
ヤジ [Bad]
2回裏、キャベッジの二塁打の後、増田陸にもチェンジアップが浮き、ライトへ打ち返されるが、蝦名の守備範囲。これでキャベッジが三塁に進めるかどうかと思った直後、桑原が蝦名の前に出て捕りに行き、グラブに当てて弾いてしまった。
桑原もヒーローインタビューでエラーについては反省していたし、試合後のコメントでは桑原の声が蝦名には聞こえていなかったようだ。今季は度会とぶつかりそうになっていることが何度もあった。蝦名とはこれまで何度もセンター、ライトで出場しているが、歓声と重ならないような声の出し方など工夫が必要かも知れない。河田コーチも含めてよく確認しておいて欲しい。エラーも良くないが、交錯して大怪我というのが一番困る。
林は前日4安打の大活躍だったが、この日はノーアウトと1アウトで3塁にランナーを置きながら内野ゴロとなり還せなかった。次が投手になるので林のところで還せるかどうかは非常に重要。最初の打席は3ボール1ストライクから積極的に打ちに行った結果、ファーストの正面に飛んでしまったので仕方ない面はある。
2打席目は1ボール1ストライクなのに追い込まれた後かのように当てに行っただけに見えた。こういう場面でランナーを還すには、どういうボールを狙いどう打てば良いのか、もっと準備をして欲しい。4安打の翌日4打数ノーヒットで、それが続いてしまうとスタメンの機会を得られなくなってしまう。難しいことだが、コンスタントに結果を残すことがレギュラー獲りに繋がる。
16時の公示で衝撃が走った。前日先発し、次回の登板間隔が空くと見られる平良と松本凌が登録抹消となったが、もう一人の名前があり牧秀悟だった。前日、初回に先制3ランを放ち、3安打をマーク。ヒーローインタビューに上がっていた牧がまさかの登録抹消。
あまりに突然な上に情報が全くなかったので、様々な憶測も飛び交ったが、試合後に三浦監督が上半身のコンディション不良とコメントした。詳細は伏せられているので分からない。しかし、スタメンを外れるのではなく登録抹消なので軽症というわけではないのだろう。
最近だと死球を受けてベンチで長めに治療していたので、断定はできないが、そういうことも関係があるのかも知れない。ちょっと無理してヤクルト戦も出ていたが、そのままプレーするともっと悪化する恐れがあるので治療に専念することにしたのだろう。本人、トレーナーと話して登録抹消を決めたということなので、この判断を信じるしかない。
5年目の牧は、過去に下半身のケガで何度か登録抹消となったこともあるが、スターナイトで不在になるのは初めてだろう。前日に活躍し、ここから復調を期待していただけに離脱は非常に痛い。なるべく早く戻って欲しいと思うが、残り試合を完走できるような状態にして来てもらいたい。
代わって登録されたのは梶原。オースティンはこの日の二軍では出場していなかったが、まだ早いという判断か。昨日も書いたが、ケガしないうちに一軍で使った方が良いと思う。度会の昇格があると思っていたが、見送られた。降格の理由も推測でしかないが、与えられた課題があってそれに取り組んでいる最中ということか。懲罰なのだとしたら、ちょうど10日で昇格というわけにも行かないのか。
牧に代わって4番に入ったフォードは4打数ノーヒットで3三振。この日は他の選手たちが打って7点を取れたが、ちょっと厳しいと思うので、できればオースティンに戻ってもらいたいところ。
キジ [Other]
2桁得点で大勝した翌日は点が取れないというのはよくある。防御率がリーグトップで、今季の対戦成績でも0.31という数字をマークされている天敵が相手ということで、完封負けも覚悟していた。
2回表、ヒットと2つの四死球でノーアウト満塁の大きなチャンス。しかし、林が最悪の併殺打に倒れジャクソンも三振。無得点に終わった直後の2回裏にエラーとワイルドピッチで2点を奪われる展開。前日の大勝がなかったかのように、4連敗中の悪い流れが出て来てしまっていた。
さらに4回表にも1アウト1、3塁としたが、林のショートゴロで三塁ランナーがホームでタッチアウトとなり、またも無得点。そんな中で4回裏にジャクソンが2本のヒットと四球でノーアウト満塁のピンチを招いた。完全に負け試合の流れだった。
ノーアウト満塁から後続を断って切り抜けたことで流れが変わった。この日の山崎はコントロールが今一つで、インサイドのシュートを球審に取って貰えず苦しい投球になっていた。あまり良くなくてもやはり点取れないのかと思っていたが、前日の打線爆発で各選手がスッキリしていたのが良かったのか、山崎を捉えて6安打を集中、押し出しを含む四球も2つあって、一挙6点の大逆転でノックアウトした。
山崎は一軍で投げ始めた頃からずっと苦手にしているが、昨年の終盤に一度、ハマスタで序盤にKOしているが、負けが付くのは2年ぶりという。1イニングで6点を奪い、一気にKOするとは全く予想外だった。
2回表にノーアウト満塁のチャンスで無得点に終わったDeNAが、直後の2回裏に失点。そして、4回裏にノーアウト満塁のチャンスで無得点に終わった読売が、直後の5回表に逆転された。ノーアウト満塁は守備側のピンチだが、無得点に終われば流れが一気に相手へ行ってしまうという点で攻撃側のピンチでもあるのかも知れない。
前回の東京ドームでは3試合で1点も取れなかったが、ビッグイニングでまとめ打ち。前日は10試合分くらいのまとめ打ちで21安打14得点だったが、この日は対山崎伊織のまとめ打ちといったところか。
難敵はまだ続き、2戦目はグリフィンが先発する。こちらは今季6勝0敗とまだ負けておらず防御率0.75。ベイスターズはそのうちの3勝を献上しており、まだグリフィンから得点できていない。山崎をKOした勢いでグリフィンからも得点を奪いたい。
ケイは読売戦は防御率1.32だが援護に恵まれず0勝1敗。ここ最近もずっと好投を続けているので、今度こそ援護してもらいたい。


コメント