08/12 東京ヤクルト3x-1横浜DeNA(神宮)
先発の石田裕は、2回に村上の二塁打からピンチを招き、古賀の内野ゴロ間に先制を許す。打線は4回にランバートを攻め、ノーアウト満塁のチャンス。戸柱の犠牲フライで同点とするも、逆転はならず。1-1のまま両チームのリリーフが踏ん張って迎えた9回表、1アウト2、3塁のチャンスを作るも勝ち越せず。9回裏に登板した中川が、村上にサヨナラ2ランを浴びて4連敗。
ポジ [Good]
石田裕が8月2日のケイ(6回3失点)以来のQSをマーク。守備に足を引っ張られたところもあったが、6回1失点の好投だった。バウアーのアクシデント、雨天中止に振り回されて調整も難しかったと思うし、この日は雨が降り続く中での投球。そんな中で結果を残したことは評価できると思う。
2回は1アウト2、3塁とされたが、古賀にボールが先行したところから内野ゴロに仕留め、8番の赤羽と勝負してしっかりと三振を奪った。次が投手なのに打たれてもう1点取られると非常に流れが悪い場面だった。
4回は北村と古賀にヒットを打たれてピンチを招いたが、またも赤羽を打ち取って凌いだ。6回は村上の一発を警戒して3ボールとしたが、アウトサイド低め一杯のストレートの後にカーブを投げてサードフライに打ち取った。このあたり、戸柱の配球も後押ししてくれたし、その通りに投げられた。
6回82球、4安打しか打たれていないのに当然のように交代となったところは、まだ信頼が得られていないということなので、さらに結果を積み上げて行く必要があるだろう。
打線は犠牲フライでの1点のみに終わったので良かったとは言い難い。個々でいえば蝦名は凡退した打席も内容が良いので、状態をキープできている。佐野と林はマルチヒットで悪くない。林は最後の打席で打ちたかったところだろう。
ヤジ [Bad]
初回、先頭の梶原が追い込まれた後のチェンジアップを拾ってレフト前ヒット。好調の蝦名で繋いでランバートの立ち上がりを一気に攻めたいところ。梶原が塁上でプレッシャーをかけるもスタートは切れず。2ボール2ストライクからランエンドヒットを敢行するも、真ん中のカットボールを捉えた打球はサード正面のライナー。積極的な作戦は悪くないが、ツキがなかった。
2回裏、先頭の村上への4球目、シンカーがストライクゾーンを通過したが戸柱が後逸。サイン違いだったのだろう。一般的にキャッチャーからの球種のサインはランナーの有無で変わるが、先頭打者で間違えるのはあまり見ない。勘違いか、よく見えなかったのか。
その動揺があったのか次のボールも浮いてしまい、レフトへの大きな当たり。スタンドまで届くかと思ったが、上がり過ぎた分飛距離は出なかった。しかし、佐野の追い方が悪くフェンス前で捕れずに二塁打。
雨も降っていて風も強めというコンディションで、高く上がったフライを捕るのは難しいのは分かる。佐野が思ったよりも伸びたのだと思うが、プロの外野手として追い方が良くない。フェンスへ先に付き、前へ出るような形にしないと。佐野だから仕方ないではなく、プロのレフトなら捕らなければならない打球だった。
続く北村恵は、中大で石田裕の1つ先輩。少し遠慮というか意識があったのかボールが先行して歩かせてしまった。続く長岡は定位置よりやや後ろのセンターフライ。二塁ランナーの村上がタッチアップ。この時、何を思ったのかセカンドの林も二塁と三塁の間に走って行き、二塁はガラ空き。一塁ランナーの北村恵までもがタッチアップで進む形となった。
梶原からの送球を中継するのはショートの京田で、その位置にいた。林は一塁ランナーのスタートに備えて二塁ベースに入るべき。まさか自分がショートを守っていると勘違いしたとか?セカンドに入り始めたのは昨日、今日ではないしありえないプレーだった。こういったミスが続出して先制点を奪われるようでは流れは掴めない。
僅か1イニングでこれだけのミスが重なり、結局古賀のショートゴロで先制点を許した。これも北村恵が一塁で止まっていれば併殺で終わっていた。何とか1点で凌ぎ北村恵は還さなかったが、防げるはずの失点だった。
4回表は、2四球とヒットでノーアウト満塁のチャンスを得た。一気に逆転してランバートをKOしたい場面だったが、戸柱が初球のスライダーをレフトに運んで犠牲フライ。結局この1点で終わってしまった。戸柱はどういう狙いだったのか分からないが、変化球をレフトに打ったということは狙ったボールではないが、高めに甘く来たので手を出したのだと思う。
ノーアウト満塁は攻撃側にとってもピンチと書いたが、最初の打者で得点できないと無得点に終わるケースも多く、そうなれば流れが相手に行ってしまう。犠牲フライで1点取れているので最悪のケースは免れているのだが、状況的に1球でしかも二塁ランナーが進まずに終わってしまったのは残念だった。できればライト方向へフライを上げ、1点入って1アウト1、3塁くらいにはしたかった。結果的にはフォードが三振しているので、どちらでも変わらなかったということだが。
前日、9点ビハインドとなった試合でオースティンを使い続け、結果として2ホームランを放ったが、反撃は届かず敗れた。そして、この日はベンチスタート。勝つ望みが薄い試合で出続けた結果、翌日はフォードが出場して3打数ノーヒット2三振。完全な結果論ではあるが、どこを目指して戦っているのか理解に苦しむところ。
4回のチャンスで同点止まりになった後は、次々と三振を奪われ7回まで投げさせてしまった。力のある速球に押され、変化球も見極められず10奪三振。シーズン前半より良くなっているのだろうが、完全に力負けしている。
それでも石田裕、宮城、伊勢と繋いで1-1のまま9回表を迎えた。蝦名、佐野の連打でノーアウト1、2塁となって宮崎を迎える絶好機。3ボール1ストライクからインサイドのボールゾーンの速球をファウルとしてフルカウント。速球、特にインサイドが気になっていたのだろう。最後のスライダーはかなり低く最初からボールゾーンでワンバウンドしたが、空振り三振。宮崎らしくない打席となった。
その後、暴投で1アウト2、3塁となるが、戸柱の捉えたライナーはショートの正面。一塁が空いた状態で代打のオースティンを送るしかなかった。捕手2人制にしているので、延長も考えると戸柱へ代打は起用できない。一塁が空いていて歩かされる可能性が高いものの、ここでビシエドや筒香を先に起用して打ち取られてしまえばオースティンを出さずしてチャンスが潰える。
結局、3ボール1ストライクとなったところでオースティンは申告敬遠。続く林はこの日、マルチヒットをマークしている。ビシエド、筒香を代打起用する手もあったが、彼らの状態からしても林の方が期待できるかも知れない。ただ、相手が嫌がるのは実績のある打者だろうし、代打として使うためにベンチに置いているのだから、ここで起用できないようなら必要ないと思う。
最悪な流れの中で中川が登板することになったが、先頭の内山に対して2ボールからカウントを整えるも、勝負球のフォークが浮いて三遊間を破られ、一気にサヨナラ勝ちのムードが高まる。村上を避けることができない場面となり、初球は高めのボールゾーンへストレートを要求するも、ど真ん中に入り、打った瞬間に試合が終わった。
村上が当然ストレートに合わせて初球を待つところで、これだけ甘いボールを投げたら、どこまでも飛ばされてしまう。こういう間違えることができない場面で高めに狙い通り投げることが必要だが、そのための練習をして来たのか?あまりやっていないことをこの場面でやっても上手く行かない。ただ投球練習をするのではなく、実戦のための練習をしなければいつまでもレベルは上がらない。
中川が今後、勝ちパターンに入り、さらにクローザーを目指して行くなら1球1球に対して、もっと集中し精度の高いボールを投げられなければ今の立ち位置から変わることなく、やがて淘汰されるだろう。この経験を生かしてくれることを期待したい。
キジ [Other]
4回に同点とし1-1が続いていたが、正直言って勝てそうな雰囲気があまりなかった。初回からランエンドヒットでライナーゲッツーとなり、2回はミスが続いて先制点を奪われた。4回はノーアウト満塁で1点止まり。挙句の果てに9回はノーアウト1、2塁で中軸に回り、代打にオースティンも残っているという状況で無得点に終わった。サヨナラ負けの未来しか見えていなかった。
ヤクルトも岩田が牽制死、3回と4回のチャンスを潰していたし、ミスが出ないチームはないが、DeNAはホントに多過ぎる。息を吐くようにミスが出て来る。これは何の違いなのか疑問だ。今年からチームに加わった、経験豊富な河田コーチあたりはどう思っているのだろうか。
先発投手が久しぶりにQSをマークすれば、今度は打線が打てない。勝てないチームの典型というべき噛み合わなさで4連敗で借金は今季最多タイの6。リーグ優勝はもちろん、CSさえも怪しくなって来た。牧を欠き、この状況をどう立て直して行くのか。
3戦目は東とアビラが予告先発として発表された。東はQSをマークできず連敗している。先々週はヤクルト戦で6回4失点で、復帰したばかりの村上に1号を許している。村上をケアしつつも他の打者をしっかりと抑える必要がある。
アビラには前回7回1失点の好投を許した。前回の読売戦も6回2失点とまずまずの結果を残しているが、抑え込まれているのはDeNAくらい。一度対戦しているのでしっかりと対策して欲しいところだが、この日のランバートとの対戦を見る限りは期待薄か。何としても1つ取ってもらいたい。


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