08/13 東京ヤクルト2-10横浜DeNA(神宮)
先発の東が2回裏に山田のソロを浴びて先制されるが、直後の3回表に蝦名の逆転2ランと佐野のタイムリーで3点を奪う。4回に北村恵のソロで1点差と迫られるが、6回に代打筒香の3ランで突き放す。8回には三森のタイムリー、9回には林のプロ初ホームランが飛び出し、着実に加点。大勝で連敗を4でストップ。東は6回2失点と粘りの投球でリーグトップの11勝目。
ポジ [Good]
8月絶好調の蝦名が、先制された直後に逆転2ランを放った。先制点を奪われると大幅に勝率が下がる。加えて前回も打ちあぐねたアビラに対し、2回に山本がヒットを放つも梶原が併殺崩れで残った後に盗塁失敗。3回も2アウトとなり、嫌な雰囲気が漂い始めたところだった。
アビラが東を歩かせてしまうコントロールミスをした後に、インサイド高めの147キロを豪快にレフトスタンドへ運び、一気に逆転。試合の流れを大きく変えた価値ある一打だった。
まだ8月は半分を終わっていないが、月間MVP候補に挙がる活躍。このペースをそのまま維持するのは困難にしても、大きく落ち込むことなく試合に出続けることが必要。レギュラー獲りに向けて、調子が落ちても結果を出すことができれば。
筒香が、NPBでは初めてとなる代打ホームランをマークした。レギュラーに定着した2014年からMLBに挑戦する2019年までは出られる状態であればスタメン出場だったが、若手の頃にもなかったし、昨年復帰してからの13本は全てスタメンでのホームランだった。
1点差で迎えた6回、オースティンのヒットと山本の死球でノーアウト1、2塁のチャンスを作るも、梶原と三森がいずれも高めのストレートに振り遅れて空振り三振。京田のところで、昨日は起用しなかった筒香を代打に送った。初球のストレートをファウルし、2球目は高めに浮いて見極めた。3球目のシンカーは低めに決まったがバットが止まった。
4球目は落ちるボールを選択したが、低めに決め切れなかった。筒香が拾った打球はライトのポール際へ伸びて行き、スタンドへ飛び込んだ。シンカーを見られた後で、ストレートを待っていると踏んでの選択だったのだろうが、腕を振ったストレートならファウルにしかならなかったのではないかと思う。それにしても、やはり筒香は変化球を打つのが上手い。試合展開としても勝利を大きく引き寄せる3ランだった。
この日は2番ショートでスタメンだった林が、9回に阪口からついにプロ初ホームラン。二軍では何本か打っていて、8日のハマスタでもあと少しでホームランというフェンス上部に直撃する一打も打っていた。今年は肉体改造でパワーも付いて打球が鋭くなっていた。近いうちに出るだろうとは思っていたが、ホームランが多く出て学生時代にも馴染みのある神宮だった。
3回は、レフト線へフラフラと上がった打球で、レフトの内山とショートの長岡が交錯し、結果的に三塁打となった。長岡が途中交代したので心配ではあるが、2本の長打で2得点と2番起用に応えた。打率は.253となり、現状の投高打低ではショートとして十分な数字。今は牧が不在でセカンドに入ることが多いが、攻守にさらなるレベルアップを期待したい。ヤクルト戦が.462と突出して打っていて、他のカードは1割台が多いので、満遍なく打って行きたい。
佐野もマルチヒット。林の三塁打の後にきっちりセンター前へ運んでタイムリー。この1点も貴重だった。そして、林のプロ初ホームランに続いて2者連続ホームラン。3ボールから1つストライクを見た後、アウトサイドのストレートをキレイにレフトスタンドへ弾き返して行った。このバッティングができればもっと数字が伸びるはず。3割打者のいないセ・リーグで、首位打者争いに食い込みたい。
東は、過去2度の登板よりはコントロールも良くなっていたが、決して好調とは言えない投球。山田にはカットボールが浮いてしまったが、これは打った方を褒めるべき。インサイド高めをファウルにせずスタンドまで運ぶ技術。4回の北村恵には初球のツーシームがど真ん中に入ってしまったので、ここは反省点になるだろう。
6回に3点の追加点をもらったが、2アウトから山田に二塁打を打たれて2、3塁。ここで2点を返されてしまうと試合展開がどうなるか分からなくなってしまう重要な場面。古賀を2球で追い込んだが、なかなか打ち取れない。ワンバウンドしたボールが山本の喉元付近に当たり、一度治療でベンチに戻って時間が空いた。
集中力を切らさずに投げ続け、最後はアウトサイドのチェンジアップがやや浮いて拾われたが、ピッチャーライナーをしっかりとキャッチ。抜けていれば2点だったので、守備で自らを助けた。
6回99球で降板となり、東としては不本意かも知れないが、この日の調子を考慮すれば妥当だろう。チームと自身の連敗を止め、11勝目で再びリーグトップに立った。残り試合で昨年の13勝を超え、2年ぶりの最多勝へ。来週からも屋外球場が続きそうだが、夏場の苦しい時期を乗り越えて実りの秋に向かいたい。
ヤジ [Bad]
先制点は許したが、蝦名の一発ですぐさま逆転。1点差に迫られた後に筒香の3ランで突き放す。9回にも2ホームランでダメ押しと一発攻勢で効果的に得点できた。東も何とか踏ん張り、リリーフ陣が無失点のリレーと言うことなしの展開。こういう形になれば当然ながら強さがあるが、接戦をいかに取るかがずっと課題になっている。
キジ [Other]
結局勝つのはこういう大味な展開が多いのだが、4連敗中でヤクルトにスイープされる危機を何とか踏ん張って一つ取った。一つ取って喜んではいられないのだが、連勝できるように勢いを付けて行きたい。
この日は3死球を受け、山本はワンバウンドの投球が喉元に当たり一度ベンチで治療するなど、ケガが心配なプレーも続いている。これ以上の故障者は苦しくなるので、何とか全員揃って完走して欲しい。
9連戦が1つ中止となり8試合。3勝5敗と苦しい展開が続いた。15日からはバンテリンドームでの中日3連戦。現状、Aクラスを狙う中日に2ゲーム差で追われている状況。中日は打線の活気も出て来ているし簡単に勝てる相手ではない。
総崩れだった先発投手陣に歯止めがかかりつつあるので、ジャクソンとケイにも好投を期待したい。そして、17日は藤浪が移籍後初先発と言われているので、決まった以上は注目したいと思う。


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