08/30 横浜DeNA7-9中日(ハマスタ)
初回、石田裕が上林とボスラーのタイムリーで2点を先制されるが、その裏に筒香の12号2ランですぐさま同点とする。3回にも筒香が2打席連続の13号ソロを放って勝ち越すが、6回に細川の犠牲フライで同点とされる。8回表に代わった森原が上林の2点タイムリーで勝ち越されるが、8回裏に蝦名の2ランで同点とする。そのまま延長戦に入るが、11回表に佐々木がブライトに走者一掃のタイムリーを打たれるなど4失点。11回裏に筒香がこの日3本目となる2ランを放つも反撃はここまで。
ポジ [Good]
筒香が7年ぶりとなる1試合3本塁打をマークした。8月は24打席で5本というハイペースでホームランを量産していたが、さらなる爆発。
2点を追う初回、1アウト1塁でフルカウント。一塁ランナーのスタートを見越してストレートの可能性が高い場面で、高橋宏の153キロストレートをものの見事に弾き返し、右中間への同点2ラン。
さらに3回には、2アウトランナーなしで3ボール1ストライクから真ん中へあまり落ちずに入って来たスプリットを完璧に捉えた。打った瞬間という打球はライトスタンドへ突き刺さった。26日に続く2打席連続ホームランで勝ち越し点をもたらした。
そして、延長11回に4点を奪われて意気消沈の中、梅野の150キロストレートを振り抜くと、高く上がった打球は風にも押されてライトスタンドまで届いた。
これで8月は29打席で8本。3.6打席に1本ホームランを打っていることになる。打数が少ないので月間MVPの候補にはならないが、かつて3試合連続2ホームランを放った全盛期のようなバッティング。打者としては2016年をピークに2018年くらいまでが全盛期ではあるが、まだまだ衰えるには早過ぎる。昨年の復帰後と今年の前半は苦労したが、今度こそこのバッティングを見失わないようにして欲しい。
8回に蝦名が起死回生の同点2ランを放った。前日のオースティンに続き、終盤にリードを許すも追い付いた。リリーフに回って好投を見せていたメヒアに対し、代打のビシエドがライトへフェン直の二塁打で出塁。反撃のムードが高まったところで蝦名が打席に入った。
追い込まれながらもファウルで粘り9球目。アウトサイド高めのストレートを捉えると、打球はライトスタンドに届いた。右方向へ強く打てる蝦名の魅力が発揮された。
8月は凄い勢いで打っていたが、後半に入ってやや失速。しかし、この日のマルチヒットで打率.345、4本塁打、13打点、OPS.991となった。月間30安打というのが素晴らしい。今季の安打数が67なので半分近くを打っていることになる。最近は1番に入っているし、それだけ試合に出ているということ。
上林も8月は.350、4本、12打点、OPS.941と好成績。この連戦でも打たれてしまっているのが苦しいところだが、上林の場合は盗塁7というポイントもある。この日に筒香と同じく3発を放った村上も月間12本塁打で猛烈アピール。蝦名が初受賞するには最後の試合となる31日にもマルチヒット以上が必要になりそうだ。
同点の9回にクローザーとして登板した入江は、樋口が盗塁の際にスライディングの勢いで二塁ベースを越えてしまったところでタッチアウトとなった。このプレーにも助けられて4試合ぶりに無失点で投げ終えた。まだこれで安心と言える状況にないが、少し流れが変わってくれれば。
今週復帰したウィックが7月15日以来の登板。10回表を9球で片付けた。今回のケガの詳細は分からないが、昨年のレギュラーシーズンの終わりに脇腹を痛め、CSと日本シリーズに登板できず。今年もオープン戦に入って同じく上半身のコンディション不良で出遅れた。癖になっているのが気になるが、残りシーズンも少なく、彼は欠かせない投手でもあるので何とか完走して欲しい。
ヤジ [Bad]
ここまでベテランらしいマウンド捌きを見せていた佐々木だったが、3四死球で自らピンチを作り、ブライトの二塁打1本だけで3点を失う最悪の展開。打たれることはあっても、コントロールを乱して崩れるタイプではないと思っていたので、これではどうしようもない。緊迫した延長戦の中での登板になったが、経験も豊富なので力んでしまったというのもちょっと。
松山がベンチ入りしておらず、延長戦に入っていて中日の投手も限られていた。仮に1点取られてもまだ望みは残るところだが、その1点を取られることを怖がって4点にしてしまった印象。ボスラーを三振に取れただけに、山本にストライクが入らずに歩かせてしまったことが致命傷になった。
結果的に中川虎に交代し、加藤匠にもタイムリーを許したのだが、ブライトのところで代える選択肢もあったはず。ベンチとしては佐々木続投の方が良いと判断したのだろうが、山本への投球を見る限り無理があったのではないか。
もちろん、この試合の敗因が佐々木だけではない。石田裕は7回まで好投したが、リードを守り切れなかった。筒香の2発の後は得点できず、特に4回はヒットの後に併殺打で2アウトとなってから二塁打が出てチグハグな攻撃だった。ここで主導権を握れていれば違っていただろう。
キジ [Other]
筒香がこれだけ打っているのに勝利に結び付けられない。8月は打線がリーグでもダントツの数字を残しながら、ここまで好成績を残して来た投手陣が総崩れ状態。一方で好投した竹田を抹消してしまうようなベンチワークもあり、月間の負け越しが決まった。
打線も取られたら取り返すも、筒香の2発以降はなかなか得点できずに主導権を握れなかった。前日、3連投の松山が26球を投げたが、それを生かすこともできなかった。
相性の良い中日にも連敗し、借金はとうとう今季ワーストの7に膨らんだ。5割復帰がますます厳しいものになっている。打線が良ければ投手が失点を重ねる。このチームのチグハグさは今に始まったことではないが、これだと貯金を2桁作れるチームにはなれない。
勝負どころの夏に向けて温存していたような起用だが、何の意味もなかった。単に勝負どころの前に負けを重ねて手遅れになっただけ。これではCSどころではないと言いたい試合を見せられ続けているが、実情としてはまだ2位に2.5ゲーム差の3位タイ。
リーグ優勝は全く視界に入れることさえできなかったが、CS進出にはまだ立て直す時間もある。3戦目は、初登板から好投で2連勝した竹田をわざわざ登録抹消してまで登板させる藤浪。フロントが補強したつもりになっていて、現場としても使わざるを得ないという歪な形だが、それがどんな結果をもたらすか。
中日は松葉で、シーズン序盤のような好投は難しくなってきているものの、前回もバンテリンドームで7回途中まで2失点の投球で相性は良くない。ハマスタであり打線も活発になっているので、早いイニングで複数点を取りたい。この3連戦は打撃戦になっているので、最後に打ち勝つ野球を見せて欲しい。


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