09/04 広島東洋0-1横浜DeNA(マツダ)
雨の降る中で始まった試合は、平良と高が2回までパーフェクトピッチング。3回表に2アウト2塁から蝦名が歩いたところで雨が強くなり中断。再開後、桑原がレフト前タイムリーを放って先制点を奪う。その後は両チームで走塁ミスもあり得点は動かず。6回表に2アウト1、2塁となったところで高からハーンに交代したが、そこで再び中断。約30分後にコールドゲームが宣告された。平良は無四球で完封勝利。
ポジ [Good]
平良が今年一番というくらいに良い出来で、雨が降り続く悪いコンディションの中で5回2安打無失点の投球を見せた。雨で足元もぬかるみ、滑りやすい状況だったが、しっかりと腕が振れていて、ストレート、変化球ともキレが非常に良かった。
中でも良かったのはスライダーで、5回には菊池が大きくアウトサイドに外れるボール球も振ってしまっていた。腕の振りが良く、ストレートと見分けるのが難しい軌道になっていたのだと思う。打者はストレートだと思って振ったら大きく曲がっていたという感じだろう。
初回、1アウトからファビアンに投げたスライダーだけが肩口から甘く入ってしまった。打った瞬間はホームランかなと思ったが、僅かにバットがボールの下へ入り、擦ったような当たりとなり、レフトの佐野が背走で好捕した。他にも良い当たりはあったが、危なかったのはこの1球だけ。
3回は1アウトから佐々木にヒットを打たれ、高が送って2アウト2塁。中村奨が空振りした際、佐々木の離塁が大きく、松尾の好プレーでアウトにした。リードも含めて、松尾とのバッテリーで守り勝った。
4回、5回は2アウトからヒットを許すも後続を断った。6回表の攻撃中に中断してもブルペンに入って続投に備えた。前回は足が痙攣して6回のマウンドに上がれなかったが、今回はコールドゲームという形で完封になった。
7月31日以来の3勝目。どうしてもケガなどで離脱しがちだが、好調な時に投げさせればしっかりと結果を残せる。シーズンを通しての活躍は期待薄ではあるが、少し暑さも収まって来る9月、平良の活躍でチームを押し上げてもらいたい。
3回表に2アウト1、2塁で1時間近く中断となり、再開後に桑原が打席に入った。経験が多い方ではない高が、初球のカットボールが外れてストライクを取りに来たチェンジアップが高めに浮き、ショートの頭を越えるタイムリーヒット。これがこの日のチーム初ヒットで、結果的には決勝点となった。中断からの再開でしっかりと気持ちを高め、集中して打席に入れたのはさすがだった。
ヤジ [Bad]
5回、先頭の知野が2打席連続で四球を選んだ。林にバントのサインはなかったが、2ボール1ストライクとなったところで、知野が牽制に誘い出されてアウト。動くカウントでまんまと引っかかってしまった。場面や役割は異なるが、前日も三森が誘い出される形でアウトになっている。このあたりはしっかりと確認しておきたい。
その後、林が二塁打を放つというチグハグさは相変わらず。さらに平良がバントを試みるが上がってしまい、キャッチャーが捕って二塁へ送球。林が戻れずに併殺となった。バントは上がったというか、バットに掠って少し浮きあがっただけでそのまま坂倉が捕ったので、すぐに戻っても難しかったかも知れないし、バットに当たった後のスタートの判断としては難しかったと思う。バント、走塁ともにきちんと反省しておきたい。
キジ [Other]
台風15号の影響で雨が降っており、夜遅くにかけて雨が強まるという予報。試合前には雨が降っていない時間もあったので判断が難しかったのは確か。8月末から連盟管理節に入っており、球団が自チームの利害で強行あるいは中止にしないように、試合挙行の判断はNPBが行うことになっている。
9月は台風シーズンなのでこの先の雨天中止の可能性を考えると楽観視はできないが、広島とDeNAはそれほど日程がタイトにはなっていない。9月29日は予備日も設定されていた。
加えて、翌日にDeNAは横浜へ戻り、広島は甲子園へ移動する。新幹線が降雨の影響を受けることも考えれば、4日にゲームが成立するか分からない状況で強行せず、台風接近を理由に早めの中止を決断し、すぐに選手が移動する手もあった。
この日しか来られないファンもいるし、中止となれば球団にも損失が出るので簡単には決められないだろうし、可能な限り試合を行うという方針も理解はする。ただ、天候としても試合開始からそれなりの雨が降っていたし、回復傾向どころか悪くなって行く予報。回復傾向であれば中断を挟んでも最終的には最後までできる可能性があるが、明らかに5回くらいまでやって成立させられればという思惑のプレーボールだった。
悪いコンディションで始めから最後までできないことが濃厚な試合なんて、ファンや選手のことを考えていない。NPBという組織は、一般企業であれば成り立たないレベル。一般社団法人だから意識も低いのだろう。そもそも日本のプロ野球の構造はオーナー会議が全ての権限を握り、コミッショナーは飾り、NPBも何の権限も持たないのであらゆる面で仕方ないという諦めの部分はある。そうでなければファンを無視するような写真・動画のルールなんて作らない。
試合が開始した後は、続行可否を決めるのは審判になるが、これもNPBの運営。最初の中断はかなりの雨量だったので妥当と思うが、整備も含めて50分以上の中断は長過ぎる。仮に雨が止む傾向なら許容できるが、その後にさらに強い雨が見込まれるのに再開する必要があるのか。選手にケガがあっても良いのか。
再開する時点でも雨が降り続いていたが、ピーク時より弱まったことで再開させた。これで何とか6回表まで進み、投手交代の際に再び強まり、2度目の中断。一度1時間近く中断していて、時間としても21時を回るところ。その後の予報を考えても長く中断する必要もない。
最初の中断では内野全体にシートを敷いたが、整備に時間がかかるためか2回目は敷かなかった。にも関わらず2度目の中断は34分にも及んだ。中断は30分という暗黙のルールがありそうだが、状況を考えてもそれに従う必要はなかったように思う。1-0の僅差でホームチームがビハインドだから判断を渋ったのか。雨の中で待たされるファンのことも考えて欲しい。
そもそも挙行すること自体が反対なのだが、強行された結果、コールドゲームで勝利しこのカードは勝ち越して横浜へ戻ることになった。選手にケガがなかったのなら幸いだし、非常に良かった平良に勝利が付いたことも良かった。
5日はハマスタに戻ってヤクルト戦となるが、まず台風15号の影響で新幹線の運行にも影響が出る可能性があり、無事に横浜へ戻って来てくれればと思う。台風と同じ方向へ進むことになり、5日のナイターは難しいかも知れない。
予告先発はジャクソンと高梨が発表されているが、もし試合が難しければ休養に充てて欲しい。ちなみに、先日そういう可能性を考えて中止になった場合の振替日についてポストした。
他のカードで中止があれば10月5日になるとは限らないが、少なくともそれ以降になるのはほぼ確実。ヤクルトは9月末の日程がタイトになっているので、NPBとしてもあまり中止にはしたくないだろうが、台風接近でどう判断するか。無理な強行は避けて欲しい。


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