09/23 横浜DeNA2-2阪神(ハマスタ)
2回表に四球とエラーでノーアウト1、3塁のピンチを招いたが、無失点で切り抜けると、2回裏に筒香のソロで先制する。5回表に前川のタイムリーで追い付かれるも、5回裏に桑原のタイムリーで再び勝ち越す。しかし、ケイが6回に大山のソロを浴びて再び同点とされる。その後は両チームのリリーフ陣が踏ん張り延長戦へ突入。11回裏に1アウト満塁のチャンスがあったが、連続三振で無得点。12回裏も得点圏にランナーを進めるが、あと一本が出ずドローに終わった。
ポジ [Good]
筒香が先制の18号ソロを放った。2ボールからネルソンのアウトサイドのストレートをレフトへ持って行った。チーム全体として力のあるストレートに押し負けていた中で、筒香は少し浮いたボールをしっかりとレフトへ打ち返した。逆方向への長打は状態が良いことを示しているので、残り試合も期待したい。
桑原が5回裏に一時勝ち越しとなるタイムリーを放った。初球のチェンジアップが浮いたところを逃さず、打球は右中間に落ちた。この日は3安打の活躍。さらに2四球と12回裏はバントを決め、3の3で5出塁だった。後続がなく桑原を一度も還せなかったことが引き分けの要因となったが、秋風が吹いた中でもバッティングは良い状態のようだ。昨年の日本シリーズMVPが短期決戦で期待される。
蝦名が12回裏にヒットを放ち、28試合連続出塁となった。それまでの5打席で出塁できず記録が途絶えても不思議ではなかったが、蝦名にとっては試合がもつれたことが幸いした。最後まで記録を繋いでもらいたい。
ケイは防御率0点台の阪神戦だったが、最近の登板に比べるとコントロールが今一つで慎重になった分、球数も嵩んだ。それでも2回は林のエラーでピンチが大きく広がってしまったところで、高寺を三振に取り、坂本の小フライは石上が素早く前進してダイレクトキャッチ。大山の走塁ミスにも救われて無失点で切り抜けた。
5回は1アウト満塁から中野を浅いレフトフライに打ち取り、あと一人というところだったが、前川へのツーシームが甘くなって強く弾き返された。三遊間寄りにシフトしていた筒香が抜かれてしまった。シフトが裏目に出た形だが、強い当たりでなければ止められたはずなので投手の責任か。
6回は大山を2球で追い込んだが、勝負球がなかなか決まらず粘られ、最後は根負けしたようにスライダーが真ん中へ入った。この1球は本人も悔いが残るだろう。それでも6回2失点としっかり試合は作ってくれた。2桁勝利は来週のレギュラーシーズン最後の登板で掴み取って欲しい。
ケイが降板した後は5人の投手で12回まで無失点でリレーした。救援防御率がリーグ最下位だが、この日は阪神の最強リリーフ陣と渡り合った。7回を森原が三者凡退で抑えたが、ウィックはコントロールが荒れてノーアウト1、2塁のピンチだったが、ヘルナンデスを併殺に取って切り抜けた。
9回から登板した伊勢は、延長に入って回跨ぎ。今季は先発に挑戦していたので、回跨ぎはそれほど苦にはならなかったようだ。少し球数が嵩んだが無失点で抑えた。2日間空くのでじっくり休んで残り試合に備えて欲しい。
11回は宮城が大山を歩かせるも、山本が2イニング連続で盗塁を阻止し、三振ゲッツーに取った。投手陣をアシストした山本の活躍も大きかった。12回は入江が登板。ナックルカーブを多めに投げていたが精度は低く、何とか無失点で切り抜けたが不安な印象は拭えなかった。
ヤジ [Bad]
この試合は佐野が完全にブレーキとなってしまった。打てなかったのは佐野だけではないのだが、2併殺打に加え延長でサヨナラの場面で二度凡退とかなり目立ってしまった。前の試合では4打数4安打なのだが、こういう極端な結果になってしまうのも野球。
阪神はチーム防御率がダントツで12球団ナンバーワンなので、どの打者も同じ傾向だろうが、佐野は阪神戦だけ.154と極端に抑え込まれている。読売戦もそれほど打っているとは言えないが、残り試合ではチームに貢献してくれるだろう。
6回表に追い付かれた後、あと1点が取れなかった。8回表のピンチをウィックが切り抜けた後、2番から始まる8回裏に先頭の桑原がヒットで出塁。ここで勝ち越して逃げ切りたい場面だったが、佐野が併殺打。島本が非常に良かったとは思うが、ランナーがなくなってしまったのは痛かった。
11回裏は1アウト満塁という決定的なサヨナラ勝ちのチャンスがあったが、連続三振で潰えた。クローザーの岩崎が登板したが、先頭の筒香が四球で出塁。代走の三森が出て、山本は初球でバントを成功させた。1アウト2塁となるところだったが、審判4人が集まって協議。山本が守備妨害をしたのか?と思った。
結果は、キャッチャーの坂本が走塁妨害ということでノーアウト1、2塁となった。バントを捕りに前へ出た坂本だったが、投手に任せて追うのをやめた。立ち止まった場所が、打者走者が一塁へ走るライン上だった。ボールを捕りに行く野手は優先だが、捕りに行っていない野手が走路に入れば走塁妨害となる。坂本は投手に任せるとしてもそのまま通り過ぎるしかなかったが、止まってしまった。
ノーアウト1、2塁から度会もバント。どうかと思ったが、これも初球で決めた。1アウト2、3塁となって、代打にオースティンを起用したが当然敬遠となり1アウト満塁。CSに向けた調整とは言え、投手としてサヨナラ負けはしたくないだろう。岩崎がここでギアを入れた。
ビシエドは高めのボールゾーンのストレートを振らせて空振り三振。投手に回って代打に加藤が起用されるも格の違いを見せ付けられ、2者連続で3球三振となった。
1アウト2、3塁の場面で先にビシエドを代打に出すべきだろうという声が大多数で、そう思ったが、ビシエドだった場合に申告敬遠となったかは分からない。次の代打でオースティンが出て来るのがわかっているからだ。だが、1点取られたら終わりという場面で、三塁ランナーは三森。フォースプレーにしなければリスクは高まる。阪神ベンチがどういう考えかは知る由もない。
仮に先にビシエドが代打起用され、敬遠しなかったとしたら結果論で言えば三振だったかも知れない。そうなればオースティンが出て来ても結局は敬遠で2アウト満塁、加藤が代打で出て三振というのは変わらなかったかもしれない。
キジ [Other]
ホームゲームで先制した試合、延長に入っても塁上を賑わしていただけに勝てた試合。勝ち切れないところが5割前後のチームを表しているし、リーグ優勝が決まった後でも負けない阪神の強さが印象付けられた試合だった。
2位争いという点では、上位にいるので負けないことが重要。読売は、苦手のマツダスタジアムで完敗。広島はBクラスが確定し、ベテランを登録抹消して若手を起用していたが、本拠地での戦いぶりは先週と全く違っていた。DeNAも28日に残り1試合が組まれているが、心して向かわなければならないだろう。
2位決定クリンチは、DeNAの引き分けと読売の負けで1.5減って2.5となり、2位に前進した。残り5試合を2勝2敗1分でも5戦全勝の読売を勝率で上回れるということ。ちなみに以下が2位決定ラインになるが、マジックで言えば3になっているので、仮に読売に連敗してもその後の3試合を全て勝てば2位が確定する。
| DeNA 残5 | 読売 残5 |
| 5-0 .533 | |
| 4-1 .526 | |
| 3-2 .518 | |
| 2-3 .511 | 5-0 .514 |
| 1-4 .504 | 4-1 .507 |
| 0-5 .496 | 3-2 .500 |
とは言え、CSファーストステージを突破することを考えれば、山崎やグリフィンは打たなければならないわけで、26日からの2連戦で完全に抑え込まれればその先もない。山崎は年間を通して投げて来たので春先のような状態ではないし、グリフィンもケガからの復帰となるので、不安がないわけではない。
甲子園でアクシデントもあって早めに降板したジャクソンは、どうやら問題ないようだ。大事を取って読売戦での登板を避けるのかどうか。26日は東だろうが、27日はジャクソンか、竹田かというところになるか。ロースコアの展開が予想されるが、各自が役割をきっちりこなして勝ち切りたい。数字上は1つ取れば決定的になるが、そういう気持ちでは2つともやられる。初戦に全集中して欲しい。


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