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中日二軍と練習試合 ドラ1トリオが初回3者連続弾

02/12 中日二軍5-16横浜DeNA(オキハム読谷)

初回、度会が先頭打者ホームランをマークすると、2番の森敬、3番の松尾も続き、いきなりの3者連続ホームラン。3回には加藤、梶原、東妻の連続二塁打で4点を追加。4回にも7連打で5点を奪う猛攻を見せた。結局24安打で16得点と圧倒した。先発の吉野は3回に崩れて5失点。その後は4投手がノーヒットピッチングで大勝した。

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開始わずか3分足らずの3連弾

DeNAの二軍(B班)は奄美大島でキャンプを行っていることもあり、若手主体とは言え中日二軍との練習試合。そもそも二軍も日本一になっているDeNAが圧倒することは想定内だが、プレーボールから僅か3分も経たないうちに3者連続ホームランが出るとは。

まずは度会が、彼らしく初球から積極的に行った。左腕の福田が投じた真ん中ややインサイドのストレートを初見で完璧に捉えた。打球は、ライトのポール際、スタンド後方のネットを直撃した。本人のコメントでは、去年の自分だったらファウルだったと振り返っていたが、上手く打てたと思う。

昨年は、オープン戦ではホームランは出なかったものの首位打者となった。開幕からいきなり2戦連発で、セ・リーグのルーキーとして初の快挙を成し遂げた。今年は3キロほど増量で体つきもさらに良くなった。将来的には中軸として25本程度は期待できる打者だと思うので、この一発に驚きはないが、良い状態でキャンプを過ごしていると思う。

開幕スタメンが約束されている選手ではないので、オープン戦までにある程度の結果を残さなければならないが、重要なのは開幕してから打つこと。ケガをしないように、うまくそこに合わせて欲しい。

2番に入った森敬も続いた。年々スイングが鋭くなっているが、200打席の2024年もホームランはなし。ライト方向へ引っ張ってホームランを打てたのは、本人としても自信になるだろう。度会と同じような軌道で飛び込んだが、左腕のインサイド、膝元を見事に捌いたと思う。

そして、松尾も初球の甘いボールを見逃さなかった。真ん中のストレートを捉えた打球はレフトスタンドへ飛び込み、3者連続ホームラン。キャンプでのライブBPから素晴らしいバッティングを見せているが、力感はさほどなくても飛距離が出ている。キャッチャーとしての経験はまだまだこれからだが、バッティングに関しては山本を脅かす存在になりつつある。

ドラフト1位入団のトリオが、ファンの夢のような結果を残した。二軍相手と言われるかも知れないが、この1~3番は、2024年の二軍でも十分にありえる並び。高卒2年目ながら支配下登録の福田を初見で捉えたのは、さすがドラ1という能力の高さ。ベイスターズのトッププロスペクトが揃い踏みした。

期待値を考えれば、3人が一軍でこれくらいやって欲しいと思うし、可能性もある選手たちだと思う。もしこの3人で上位が組める日が来たら、相当な打線だと思う。

9 度会
6 森敬
2 松尾
3 オースティン
4 牧
7 佐野
5 宮崎
8 梶原
P

松尾の場合は山本を凌駕する必要もあるし、3番というのはなかなか難しいとは思うが、上位がしっかり出塁できるようであれば、下位打線とは言えないくらいのメンバーが並ぶことにもなる。夢は広がる。

24安打を浴びせた打線は、先発全員安打。度会、東妻が4安打。そして、3番の松尾から井上、九鬼、加藤の4人が3安打をマークした。東妻もライブBPから良いバッティングを見せており、実戦に入ってもしっかりと結果を残している。蝦名も状態は悪くないが、右の外野手として開幕1軍も視野に入る。

そして、前日の北谷で活躍した井上、加藤がともに猛打賞。井上は4者連続ホームランがかかり、やりにくかったとコメントしていたが、最初の打席はセンターフライに終わったものの、後半の打席で固め打ち。加藤は連日の3安打と強烈にアピールした。良いスタートが切れたことは間違いないし、自信にして欲しい。今後のプレーも楽しみだ。

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森唯、三嶋はリベンジの投球

投手では吉野が3回にストライクを揃え過ぎたのか、連打を浴びて5失点と残念な結果になった。ブライト、味谷、田中、鵜飼と一軍経験もある若手選手が続いていたが、課題も見えたと思うので、次回までに調整したいところ。

そして、紅白戦では打ち込まれた森唯、三嶋のベテラン投手が、この日はパーフェクトリリーフを見せた。二軍相手と言ってしまえばそうなのだが、まずは結果を残すことが重要。特に三嶋は先頭の鵜飼を3球スライダーで空振り三振に取り、2アウトから加藤にはカーブを連投して空振り三振を奪った。

山崎に代わってクローザーを務めた頃はフォークを多投していたが、三嶋はやはりスライダー。このボールで空振りを取れるようなら復活できる。カーブで緩急も織り交ぜればストレートも生きて来る。経験もあるし、ブルペンで頼れる存在になってくれると心強い。

この日、スタメンとして発表されていた知野は、体調不良で欠場した。発言について物議を醸しているようだが、謹慎というような話にはなっていない。また、この日は宜野湾の残留組に名前が入っていた三森は、左ふくらはぎの張りを訴えていることが明らかになった。まだキャンプ序盤、ケガになってしまう前にしっかりと回復させる方が良いだろう。

そうした背景もあり、今年は育成契約に戻った西巻がA班へ合流することになった。西巻にとっては大きなチャンスなので、試合で出番があればアピールしたいところだ。13日は、宜野湾で楽天との練習試合を予定している。午前中は雨で、午後から回復する予報ではあるが、グラウンドコンディションによっては難しいかも知れない。第3クールは最終日となるが、選手それぞれの立場でやるべきことに取り組んで、休養に入ってもらえればと思う。

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