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大貫が7失点、制球に課題 松尾が2ランで存在感

02/20 横浜DeNA3-10千葉ロッテ(ユニオンですから宜野湾)

先発の大貫は、2本のヒットでランナーを溜めると上田に3ランを許す。さらに2回には加藤のエラーの後、2アウトから4安打と四球で4失点。2回7失点、制球に課題を残した。岩田は右打者が続くところで登板も、連打を許すなど2失点。打線では井上のタイムリーに続き、松尾が高めを捉えて2ラン。球場を沸かせた。

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この時期の結果は重要ではないが

大貫は2回7安打7失点。ランナーを溜めての一発もあり、いずれも2アウトからの失点だった。オープン戦に帯同できるかどうかという若手は結果が求められる、大貫であればこの時期の結果は重要ではない。ここまでのキャンプでやってきたこと、現在の状態を確認するための登板なので、この結果を受けて今後どうするかが重要。

素人が見ても、何か試しているのかは分からない。強いて言えばスプリットが少なかったかなとは思う。現在のストレートの威力だと他の変化球で打ち取るには厳しかったかも知れない。ロッテの打線も今は振れている感じで、甘いとは言えしっかりと打ち返すことができていた。

ボールの精度が今ひとつでもコントロールが思い通りに行けばある程度は抑えられるが、現段階ではコントロールも大貫らしさはなかった。ローテーションに入って来ることをある程度計算している投手だが、開幕まで1ヶ月以上もある今、絶好調になっても意味はない。

ただ、ローテーション争いの中で続けて同じような結果であれば、他の投手にチャンスが出て来る。沖縄にいる間に実戦登板するかは分からないが、結果を受けて調整を見直すなり、試していたことを修正するなりして、次はローテーションを任せられるという投球を見せて欲しい。

2番手の吉野は、低めに狙ったボールはコントロールできていたし、コースの投げ分けもできていた印象。ランナーは出したが後続を断った。まだボールは全体的に調整段階かなという印象で、ストレートの球威はもう少し欲しいところ。ただ、吉野の場合はここから結果を残し続けることが必要なので、次回も積み重ねて行きたい。

岩田は5回に登板。池田、愛斗、茶谷、石垣、松川と右打者が並ぶ打順との対戦となった。池田に浮いたボールをセンター前に運ばれ、愛斗にも中へ入ったボールを右中間に打ち返された。梶原が追って飛びつくも僅かに及ばず。ノーアウト2、3塁から茶谷の打席では暴投で失点。

茶谷は浅めのライトフライで、3塁ランナーは動けず。しかし、石垣のサードゴロの間に2点目を許した。松川にはボールが先行し、歩かせてしまった。6人目で初めて左打者の和田。インサイドに3球続け、窮屈なバッティングでファーストゴロに打ち取った。

ここまでの登板では右打者も抑えていたが、やはり左キラーではあるが右打者への対応が課題。フォームのアドバンテージがなくなるだけに、きっちりとコースを投げ分けられるようにしたい。

小園はこれまでの登板よりも良かったと思うが、ローテーションに入るには物足りない内容。高校時代にバッテリーを組んだ松川との対戦が実現し、初球のカーブを打って併殺打だった。もう少し打者が球威を感じるように精度を上げて行きたい。ゾーンに投げ込めたことは良かった。

ディアスももう少しストレートの威力が欲しかったが、時期と天候を考えるとやむを得ないか。堀岡は現時点ではコントロールがまとまっておらず、もう少し調整が必要という印象だった。

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高めを捉えた2ラン、球場も沸く

打線では、梶原が初回の初球ストレートを捉えてセンター前ヒット。6回には7球目の変化球をセンターへ運んだ。バッティングではマルチヒットと、侍ジャパンへの合流を控えて状態が上がっていることを示した。

守備では、2つ惜しいプレーがあった。捕ればファインプレーという打球で、エラーではないのだが、やはり桑原なら捕っているだろうなと思ってしまう。ゴールデングラブも獲得した名手と比較するのは酷な部分はあるが、度会が好調なバッティングでライトのポジションを取れば、打線の迫力を考えてもレフトで佐野か筒香は使いたいので、梶原がセンターに入るのが一番良い。

まずは当たり前の打球を確実に処理してくれれば良いと思うが、侍ジャパンにも選出され、走攻守が揃ったトッププレーヤーとなるには球際の強さも欲しいところ。これは経験を重ねて行く必要もあると思うので、少しずつ守備でも梶原の存在感が大きくなって来れば良いと思う。

そして宜野湾のベイスターズファンを一番沸かせたのは松尾。1点を返した後、ノーアウト2塁で10球粘り、最後は高めのボールゾーンのストレートを捉え、打球はレフトスタンドへ飛び込んだ。

ボールを捉える能力が非常に高い。今すぐとは行かないかも知れないが、近い将来に牧くらいの打者になってもおかしくない。山本が侍ジャパンに招集されるが、開幕のキャッチャーの陣容をどうして行くか、最後まで競争になるだろう。

まだキャッチャーとしても一人前とは言えない中、他のポジションを守らせるのは難しいか。ショートの経験もあるが、高校時代からプロに入ってもキャッチャーを続けているので、簡単ではないだろう。オープン戦でも打ちまくり、首脳陣を悩ませてほしい。

そして、井上はアウトサイド低めの速球を左中間へ運ぶバッティングを見せた。逆方向へこれだけ強い打球が打てるのは魅力。オープン戦でも結果を残し、開幕1軍を掴んで欲しい。

この日はオースティンも4番DHで出場。2打席でノーヒットだったが、徐々に試合で調整する段階に入って来た。筒香はアウトサイド高めを押っ付けてレフトの前に落ちるヒット。佐野もきっちりとセンターへ打ち返していた。徐々に主力も試合に入って来て、開幕が少しずつ近づいていることを感じる。

宮崎、伊藤らは21日も奄美で練習となっている。今年は奄美から宜野湾へ移動して合流せず、そのまま奄美で調整し、横浜に戻った後に合流することになったのだろう。那覇も寒波の影響で気温が低いし、天気予報も良くない。移動してオープン戦に出場するのではなく、3月1日のバンテリンドームから実戦に入るのかも知れない。

宜野湾では22日にオープン戦を行い、主な日程は終了する。23日は浦添でオープン戦。24日は阪神のキャンプ地である宜野座で練習試合を行い、25日に横浜へ戻る。この日から始まった最終クールだが、あっと言う間に終わり、オープン戦が本格化する。

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