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筒香2発で先勝!4安打3打点 ケイは7回2失点

10/11 CS1st 横浜DeNA6-2読売(ハマスタ)

2回表、先発のケイが満塁のピンチを切り抜けると、その裏に筒香が先制ソロを放つ。3回にも蝦名と筒香のタイムリーで2点を追加するが、4回にケイが若林に2ランを浴びて1点差とされる。6回に筒香がこの日2本目のソロを放って再びリードを広げると、8回には牧のタイムリーと山本の犠牲フライで2点を追加。先発のケイは7回2失点の好投、伊勢から森原に繋いで先勝。

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ポジ [Good]

筒香が4打数4安打3打点の大活躍。最初の打席で、山崎の浮いたスライダーを捉え、ライトスタンドへの先制ホームラン。阿部監督も筒香が打つとチーム全体を乗せてしまうことを危惧していたが、2ボールから甘くなったところを見逃さなかった。超短期決戦の重要な先制点をもたらす一打は、本当に大きかった。

3回裏にも1点を追加した後の2アウト1、3塁で打順が回り、フルカウントからインサイドのストレートをライト線へ運ぶタイムリー。ベイスターズに大きく流れを引き寄せた。

1点差に迫られた後の6回裏には、今度は山崎のアウトサイドのストレートに合わせ、打球は長い滞空時間の末、レフトのポールを直撃した。次の1点が重要な局面で、またも一発で奪った得点はチームを勝利へ導く一打だった。

8回にも中川のストレートをレフトへ鋭いライナーで運ぶヒット。ライナーだったので二塁ランナーの桑原が一度戻ったため、4打席連続の打点とはならなかったが、この回2点のダメ押しに繋がった。全ての得点に絡み、8安打ながら6得点と効率の良い攻撃の中心となった。現役時代も含め、長く一緒にプレーして来た三浦監督と一日も長く戦うため、この後も打ち続けて欲しい。

3回裏は、林がヒットで出塁。ケイが送った1アウト2塁で蝦名が、アウトサイドのカットボールを捉え、ライナーで三遊間を抜いた。ライナーだったので、少し林のスタートが遅れた。三塁で止まると思ったが、河田コーチの手は回っていた。雨が降るコンディションで、レフトの丸もあまりチャージをかけられず、ボールが滑る状況と肩の強さも考慮に入れた判断だった。蝦名のバッティング、林の走塁、河田コーチの判断の3つが揃ったファインプレーだった。

8回に牧にもタイムリーが出たことはチームにとっても大きい。桑原が歩いた後、佐野と筒香の連打でノーアウト満塁とし、代わった田中瑛の初球、アウトサイド高めへの速球に合わせてライトへ運んだ。ライナーだったので一塁ランナーの筒香のスタートが遅れた。二塁へ送球され、アウトのように見えたが判定はセーフ。リプレー検証でも覆らなかった。映像が1つのカメラしかなく、十分な検証はできなかった。ベイスターズにとっては牧のヒットとなったことが大きい。2戦目以降にも期待したい。

ケイは、立ち上がりから自分の投球ができた。初回はチェンジアップを使わず、2回はチェンジアップを織り交ぜる組み立てだったが、チェンジアップの精度が低く、岡本と岸田に連続四球。若林が送って1アウト2、3塁のピンチだったが、リチャードをインサイドへのカットボールを押し込み、内野フライ。吉川を申告敬遠した後、バッティングの良い投手の山崎を素晴らしいスライダーで空振り三振に取った。

3回はチェンジアップを使わずに三者凡退に抑えたが、4回1アウトから岸田にカットボールを痛烈に弾き返され、ファーストの右を抜けるヒット。牧がかなり一二塁間寄りに守っていたため、ダイビングも届かなかった。続く若林にはやや速球が甘くなったが、レフトスタンドまでギリギリ届く2ラン。これは打った方が見事だったか。

1点差に追い上げられたが、その後は7回まで危なげない投球だった。7回2安打2失点としっかりHQSをマークする好投。レギュラーシーズンでは10勝に届かなかったが、CSでしっかりと勝利を挙げた。

8回に登板したのは伊勢だった。つまり、このCSから森原がクローザーに戻ったことを意味していた。8回は1番から始まる重要なイニング。2週間前のこのカードで4点リードの9回に登板し、5点を奪われて逆転されていた伊勢。リベンジの登板となったが、2三振を奪う見事な投球で三者凡退に抑えた。

今年は登板の際、リリーフカーを使わずに走って来ていたが、その5失点の流れも変えたいという思いから、この日はリリーフカーに乗って登板。ヒーローインタビューでそれを明かしつつ、今後は乗ることにしたようだ。

そして最後を締めた森原。昨年もポストシーズンで何度も厳しい場面に登板し、最後を締めて来た。CSファイナルステージでの登板、日本シリーズでの胴上げ投手も記憶に新しい。肩の故障で無理をして投げた代償から今年はかなり出遅れたが、ここに来てようやく復活。森原の存在は頼もしい。

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ヤジ [Bad]

ケイが2回表のピンチを凌ぐと、2回裏に筒香が一発で先制点をもたらした。3回にも追加点、1点差とされた後の6回にも筒香の2発目でリードを広げ、8回にダメ押し。得点の取り方は理想的だった。

投手陣も、ケイが4回に岸田のヒットと若林の2ランで2失点も、ヒットはこの2本だけに抑えた。リリーフの伊勢と森原も完璧な投球で言うことなし。投打に快勝で先手を取った。

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キジ [Other]

昨日のブログで紹介した通り、最近8回のうち、2位チームのファイナルステージ進出は僅かに一度だけ。そのほとんどが初戦を落としていることが大きな原因だった。過去17回中15回が、初戦を取ったチームが勝ち抜けているファーストステージ。ハマスタでは3度目の開催となるが、初めて初戦を取った。

雨の降りしきる中で始まった試合、初回は両チーム三者凡退と静かな出足だったが、2回に筒香のホームランで先制すると、山崎から6回までに4得点。昨日のブログでポイントに挙げた、山崎を打てるかどうかという部分で十分な結果を出してくれた。

初回は山崎に三者凡退だったが、変化球が高めに浮いている感じがあったので、修正できなければ打てるかなと思っていた。それにしても、筒香が8月以降の良い状態を維持どころか爆発的な活躍で勝利に導いてくれた。宮崎の復帰が間に合わなかった中で、サードでこれだけの活躍をしてくれるのは非常に頼もしい。

こうなると、ファイナルステージで阪神に勝つために連勝で甲子園に乗り込むしかない。東を甲子園の初戦に持って行くためにも、ジャクソンの好投と戸郷の攻略が必要となる。今季は不振だった戸郷とはレギュラーシーズンで対戦がなかった。20試合で先発しており、セ・リーグの他のチームとは3回以上対戦しているだけに、かなりの偶然だがどう出るか。

昨年は相性が良かった牧がポイントになりそう。6打数4安打だった度会を使うのかどうかも注目される。ジャクソンは、11打数7安打で打率.636の岡本をどう抑えるかがポイントになるだろう。キャベッジ、吉川にも相性が悪く、丁寧な投球が求められる。

試合開始から強めの雨が降るハマスタ。2回裏に筒香のソロで先制した直後だが、既に照明には明かりが灯っている。

CSの1打席目で先制ソロを放ち、ベンチで迎えられる筒香

物議を醸しているビジター席のウイングへの移動だが、レフトスタンドもホーム応援席となったことで360°の応援になっている。3回裏の筒香の打席の様子を動画で。

ハマスタバトルはヴィーナスとの対戦で、最後はAkiが駆け抜けてdianaの勝利。この雄姿もあと少しということになる。

クローザー演出で森原が登場。

勝利のハイタッチ~勇者の遺伝子

ライトスタンド寄りのウイングフロントだったので、スコアボードはやや見づらい位置

サインボールの投げ込みはウイングまでは来なかった

CSではエキサイティングシートの観客とのハイタッチはないみたいで、3人のヒーローが全員車に乗ってライトスタンドまで来ていた

試合開始前後は強い雨、その後は弱くなったが終始、霧雨が降り続く状況だったが、勝てば最高。

台風23号も近づいており、13日(月)はあまり天気が良くなさそうなので、12日で決めたい。

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