03/26 二軍 横浜DeNA6-3埼玉西武(BP相石ひらつか)
初回に度会、田内の連打でノーアウト2、3塁のチャンスを作り、勝又の内野ゴロ間と益子の犠牲フライで2点を先制。4回にも石上の内野ゴロ間、5回は勝又のタイムリーで追加点。7回は益子が左中間へ2点タイムリー二塁打を放って試合を決めた。先発の吉野は、立ち上がり不安定で塁上を賑わせたが、最少失点で凌ぎ、5回2/3で2失点。9回はエラーで失点したが、逃げ切った。
守備に就いたが当面はファームで調整か
上半身のコンディション不良で、春季キャンプ後に横浜へ戻ってからは二軍で調整していた度会。DHか代打での出場が続いていたが、先週は仙台遠征には帯同せず、守備練習を再開したという情報もあった。この日、1番ライトでスタメン出場。8回表から交代したが、終盤まで守備に就いての4打席。
初回は、西武先発の菅井がコントロールを乱し、インサイドの体に近いボールが続き3ボールとなったが、5球目のストレートを弾き返し、ライトの前へ落ちるヒット。7回は追い込まれてから森脇の落ちるボールを拾ってセンター前へ運んだ。その後、勝又の打席で盗塁も決めた。
バッティングは問題なさそうで、二軍の育成クラスであれば当然のようにきっちり捉える。守備も問題なくこなしていたが、ホーム突入などでの送球がどこまで全力で投げられるのかは不明。桑原の離脱もあり、バッティングだけで一軍へ呼ぶのではなくしっかり守備もできる状態で上がって来て欲しい。まずは復帰へ一段階ステップを上がった。
勝又もずっと活躍が続いているので、一軍でチャンスをあげたいところだが、終盤の守備固めという観点もあって神里が昇格している。勝又はこの日、タイムリーを含むマルチヒットで内野ゴロ間も含めて2打点。
4番に入った益子は3打点と役割を十分に果たした。7回には3ボールから打ちに行き、東京ドームだったらあるいはホームランかという、左中間の一番深いところへの二塁打。バッティングの状態は良いが、キャッチャーだとなかなかチャンスがなく歯がゆいところ。ファーストで出場するなどチャンスを広げようとしているが、なかなか難しいのが実情か。
若松、岩田、坂本、浜地は開幕二軍へ
日刊スポーツの記事でも、25日のハマスタでの練習に若松、岩田、浜地の姿がなかったと報じられていた。この日、3人が揃って登板した。
若松は、吉野が残した2アウト3塁の場面で登板し、渡部をストレートで押してライトフライに打ち取った。イニングを跨いで7回も登板し、古賀から三振を奪い、仲田はサードライナー。奥村にセンター前ヒットを打たれたところで岩田と代わった。開幕一軍は逃したとしても、リリーフにはチャンスがあるはずなので、いつ呼ばれてもいいように調整して欲しい。
岩田は、奥村に盗塁を決められたが左の牧野をスライダーで空振り三振に取った。この日は打者一人、4球だけだったが、持ち味は出せた。リリーフの左腕は手薄なので、左打者を打ち取れるように精度を上げて欲しい。
8回には坂本が登板。坂本は23日のベルーナドームでのオープン戦に参加した。その後、一軍合流とは発表されておらず、今回もファームのゲーム参加という発表もなかったので、現状はまだ二軍ということだろう。最終的にどうするか決めると思うが、現時点では開幕二軍となる可能性が高い。
9回は浜地が登板し、渡部はストレートで三振に取ったが、古賀と仲田に連打を浴びた。奥村のショートゴロを田内がエラーし失点したが、柘植を併殺に取って締めた。やはりまだフォークが武器になり切れていない。ストレートには力があるが、武器となる変化球が弱いので、ここはじっくりと腰を据えてフォークを磨いて欲しい。八木コーチ、入来コーチの存在も期待を膨らませる。
開幕戦の出場選手登録は3/27 15時頃
前述の通り、この日登板した4投手が二軍だとすれば、これでおおよそ開幕一軍の陣容が見えて来たかなと思う。
27日の平塚での西武戦には、大貫と戸柱が参加すると発表された。大貫は開幕一軍ということになり、既に平良の開幕ローテーション入りは三浦監督が示唆しているので、2カード目の京セラドームで先発することが濃厚。開幕投手は東なので、当然山本がスタメン。従って、戸柱が大貫のボールを受けつつ本人も調整ということになるのだろう。
ケイは26日も投げなかったが、そのまま試合では登板せずに開幕を迎えるのだろうか。わざわざ28日の鎌ケ谷で投げて中5日とも思えず、5番目がケイ、6番目が大貫ということになるのだろう。
開幕戦の出場選手登録は、開幕前日の15時頃に公示が出るが、現時点での予想を書いてみると以下の通り。
[先発]2
東
バウアー
(平良)
(ジャクソン)
(ケイ)
(大貫)
[リリーフ]9
颯
入江
宮城
篠木
佐々木
堀岡
中川
伊勢
山崎
(森原)
[捕手]3
松尾
戸柱
山本
[内野手]9
林
牧
オースティン
森敬斗
京田
三森
柴田
宮崎
井上
[外野手]5
佐野
神里
筒香
梶原
蝦名
28名
まず、通例として開幕時点で先発投手は第2戦あたりまでしか登録しない。場合によっては3戦目まで登録するかも知れない。いずれにしても最大の31名を登録することはないと思う。先発ローテーションの予想は、開幕の出場選手登録が発表された後で書きたいと思う。
リリーフについては、ここまで一軍のオープン戦に帯同していたメンバーから、前述の投手を除くと9名になる。そして、森原は21日のオープン戦で登板したが、一軍合流ではなかった。こちらも直前まで見て判断ということになるだろうが、現状の登板ペースでクローザーとして連投できるとも思えず、少し暖かくなるまでさらに調整を続けた方が良いと思う。長いシーズンなので、無理に開幕に合わせる必要はない。
キャッチャーはオープン戦もずっと帯同していた3名で落ち着くと思う。内野手は三森の合流で多くなっている。外野もできる三森、井上がいるにしても、野手だけで17名になっているので、2カード目で先発を登録する際に1名が登録を外れる可能性がある。
ここに名前を入れていない知野、東妻は二軍の試合に出ていなかったので、最後まで開幕一軍の候補として練習に参加しているのだろうか。最終的にどうなるか注目したい。
2カード目の先発が登録されない分、28名程度の出場選手登録になるだろうが、ベンチ入りは26名なので過剰に登録してもベンチに入れない。開幕戦は、2戦目の先発投手の他にリリーフで1名ベンチを外れるかも知れない。昨年もやっていたが、佐々木、堀岡、宮城あたりで登板翌日にベンチを外して連投を回避しながら運用という感じかと思われる。
出場選手登録が公示となったら、先発ローテーションや開幕スタメン、当面の運用などを考えてみたい。
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