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[詳細] 日本通運との練習試合 バウアー5失点

10/08 横浜DeNA4-9日本通運(ハマスタ)

10月11日から始まるクライマックスシリーズ(CS)のファーストステージに向け、7日はJFE東日本、8日は日本通運と練習試合を行った。7日は投手陣が完封リレー、佐野の2ランなどで6点を挙げて完勝。8日は、バウアーがリリーフで登板も1イニングで5失点と炎上。入江も2ランを被弾するなど、投手陣が9失点。この日から牧が復帰した打線は、序盤に2点を先行も中盤は抑え込まれ、9回に度会が2ランを放つも反撃は届かず。

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経過

1回表

投手:竹田(13球)

平野:レフトフライ
横山:ファーストゴロ
西里:ヒット
北川:凡退

1回裏

投手:冨士(33球)

梶原:粘って四球
梶原盗塁失敗
桑原:137キロ変化球をレフトオーバー、フェン直の二塁打
佐野:135キロの落ちる球を空振り三振
筒香:150キロを打ち返しセンターへライナーのタイムリーヒット
牧:初球を強烈に打ち返し、投手強襲のヒット
フォード:149キロを高く上げてしまい、レフトフライ

2回表

投手:竹田(22球)

磯網:115キロをショートゴロも石上の送球がワンバウンド、牧が捕れずに送球エラー
木下:128キロを打ち返すもレフトフライ
木村:131キロを当てただけ、ピッチャーゴロで2アウト2塁
稲垣:145キロストレートが浮いて四球
山本:146キロを弾き返して一二塁間を破るライト前ヒット。2アウト満塁
平野:148キロに詰まってセカンドへハーフライナー

2回裏

投手:冨士(14球)

山本:変化球を引っ掛けてサードゴロ
石上:高く上がった打球はレフトポール際へフェン直二塁打
林:セカンドゴロ、2アウト3塁
梶原:150キロに詰まるもショートの右へのゴロ、スライディングキャッチとなった分、タイムリー内野安打
桑原:135キロ変化球にタイミングずらされてショートゴロ、二塁フォースアウト

3回表

投手:竹田(11球)

横山:サードへ強い当たりのゴロ、筒香が回転して送球、サードゴロ
西里:三遊間への深いゴロはショート内野安打
北川:143キロ弾き返すも良い当たりがセンター正面のフライ
磯網:128キロをキレイに弾き返し、一二塁間を破るライト前ヒット
118キロカーブがかなり手前でバウンドし、山本が弾く。二塁ランナーのみ進塁
木下:143キロを弾き返しセンターへタイムリーヒット
木村:130キロを打ってショートゴロ、二塁フォースアウト

3回裏

投手:冨士(12球)

佐野:138キロを打ってセンター定位置へのフライ
筒香:151キロを振り遅れの空振り三振
牧:変化球に抜かれてサードファウルフライ

4回表

投手:バウアー(41球)

稲垣:変化球に合わせた打球はレフトポール際へ伸びてフェン直二塁打
山本:129キロを打ってショートゴロ、石上ファインプレー
平野:127キロを打ち返し左中間に落ちるタイムリーヒット
横山:137キロを打ち返しライナーで一二塁間を破るヒット
西里:152キロが死球
北川:高めに浮いた変化球を打ち返され、左中間に落ちる2点タイムリー
磯網:ライト線への詰まったフライ、三塁ランナー動けず
北川がスタート、投球それて投げられず盗塁成功
木下:サイドスローで投げてボール、四球
意表を突かれた山本が捕れずにパスボール、この回4点目
木村:154キロを完璧に弾き返され、ショート石上がジャンプした僅かに上を越えるライナーのタイムリーヒット
木村が完全に盗んで盗塁成功
稲垣:140キロ変化球を見逃し三振。スイーパーか

4回裏

投手:冨士(20球)

フォード:150キロを高々と打ち上げてライトフライ
山本:フルカウントから140キロ変化球を見て四球
石上:137キロ変化球にうまく合わせてレフトへライナーのヒット
林:3-1から140キロを打ち返すもセカンド正面のゴロ、4-6-3の併殺打

5回表

投手:入江(20球)

山本:153キロに合わせ、強烈なライナーがライト線へ。二塁打
平野:ストレートに差し込まれてレフトフライ
横山:135キロ変化球を捉え、レフトポール際へ2ラン
西里:127キロを捉えるもセンターやや後ろへフライ
北川:鋭く打ち返し、センターへ抜けそうなゴロを石上がダイビングキャッチ。またもファインプレー!

5回裏

投手:冨士(22球)

梶原:138キロを打ち返すもファーストゴロ
桑原:137キロに合わず、打ち上げてファーストフェアフライ
佐野:139キロにやや泳ぎながらライナーでライトへ運ぶヒット
佐野に代走神里
筒香:136キロに合わせてライト前に落ちるヒット、2アウト1、3塁
筒香に代走三森
初球に三森盗塁成功。キャッチャー投げられず
牧:当たりそうなボールよけ、最終的には四球
冨士98球目151キロ
フォード:149キロに空振り三振

6回表

投手:入江(16球)

磯網:151キロを見逃し三振
木下:レフトヘライナー。難しい打球を度会がスライディングキャッチ
木村:完璧に捉えた打球、左中間フェン直の二塁打
稲垣:150キロを捉えるも、やや押し込まれてセンター右へのフライ

6回裏

投手:平元(14球)

山本:148キロストレートに押されてショートゴロ
石上:140キロ変化球に泳いでセカンドゴロ
林:137キロ変化球に空振り三振

7回表

投手:石田裕(19球)

山本:130キロをキレイに弾き返し、ライトへライナーのヒット
山本が盗塁成功、松尾の送球がセンターへ達しランナーは三塁へ
平野:127キロの変化球を空振り三振
横山:145キロに合わせ、前進守備の一二塁間を抜くタイムリー
西里:126キロを打ち上げてキャッチャーファウルフライ
北川:126キロ変化球で空振り三振

7回裏

投手:佐々木

梶原:132キロ変化球をセカンドゴロ
度会:148キロに完全に詰まるもサード前への内野安打
神里:127キロの落ちる球を見極めて四球
三森:149キロに詰まってファーストゴロ。一塁のみアウト
牧:149キロを捉えるも、前進守備のセンターが下がって追い付き、センターフライ

8回表

投手:堀岡

セカンド牧→林
代打大谷:149キロを弾き返しピッチャー強襲。グラブで弾きサードゴロ
木下:151キロに押されてセカンドの前方へのショートフライ
木村:142キロのフォークで空振り三振
堀岡が一番良い投球

8回裏

投手:佐々木

代打戸柱:150キロに詰まってレフトフライ
松尾:136キロに合わせるもセンター定位置やや右のフライ
京田:150キロに全く合わず振り遅れの三振

9回表

投手:中川(8球)

楠本:セカンドフライ
山本:149キロに振り遅れて空振り三振
平野:135キロを捉えるも梶原が追い付きセンターフライ

9回裏

投手:清水

柴田:良い当たりもレフトフライ
代打蝦名:148キロを見極めて四球。今日も出塁
特別ルールで代打された梶原が代走に
度会:完璧に捉え右中間へ2ラン
神里:二遊間へのゴロ、木村のファインプレーでセカンドゴロ
三森:初球キャッチャーファウルフライ

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ボックススコア

日 001 520 100 | 9
デ 110 000 002 | 4
盗塁:北川(4回)、木村(4回)、三森(5回)、山本空(7回)
盗塁死:梶原(1回)
失策:石上(2回)、松尾(7回)
暴投:竹田(3回)
捕逸:山本祐大(4回)

打撃成績

日本通運1234456789
[7]平野611左飛二直中安(1)左飛空三振中飛
[8]横山533一ゴロ三ゴロ右安左本(2)右安(1)
[6]西里420安打遊安死球中飛捕邪飛
[9]北川512凡退中飛左安(2)遊ゴロ空三振
[3]磯網410遊失右安右飛見三振
H3大谷100三ゴロ
[D]木下411左飛中安(1)四球左飛遊飛
[4]木村521投ゴロ遊ゴロ左安(1)左中2空三振
[5]稲垣310四球左2見三振中飛
5楠本100二飛
[2]山本530右安遊ゴロ右2右安空三振
2沼生000
43158
横浜DeNA123456789
[9]8梶原311四球遊安(1)一ゴロ二ゴロ
H蝦名000四球
R梶原000
[8]桑原310左2遊ゴロ一飛
7度会222三安右本(2)
[7]佐野310空三振中飛右安
R9神里100四球二ゴロ
[5]筒香321中安(1)空三振右安
R43三森200一ゴロ捕邪飛
[3]4310投安三邪飛四球中飛
4000
[D]フォード300左飛右飛空三振
H2戸柱100左飛
[2]山本200三ゴロ四球遊ゴロ
2D松尾100中飛
[6]石上320左2左安二ゴロ
6京田100空三振
[4]5300二ゴロ二ゴ併空三振
5柴田100左飛
35104

投手成績

日本通運
冨士5248332
平元130100
佐々木281110
清水151012
横浜DeNA
竹田3165011
バウアー1105125
入江293102
石田裕152201
堀岡130100
中川130100

公式記録はないので、判定は管理人の主観。

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所感

投手

良かったのは堀岡と中川だけ。特に堀岡は、アマチュア相手とは言えストレートで押し込めていた。昨年もCSで活躍を見せたが、ミスターオクトーバーとなるか。中川は、レギュラーシーズンの最終戦に続いて、三嶋の登場曲でマウンドに上がった。受け継いだ形なのか?

石田裕も、中大の先輩である牧の復帰を祝い、牧の登場曲であるWe can make it (HIPPY)で登板した。ヒットも打たれて失点したが、松尾の悪送球でピンチが広がった部分もあるし、2三振をしっかり取れていたので問題ないだろう。

竹田は、レギュラーシーズンの登板と比べてストレートが良くなかった。球威もあまりないし、そのせいで力むのかコントロールも悪かった。5回はストレートが143キロで球威を欠いたところを打ち込まれた。ストレートあってこその変化球とコメントしていたが、まさにそういう内容になってしまった。それでも3回を1点にまとめたことは評価できるが、プロ相手ならもう少し失点していたか。

バウアーは、スタンドも静まり返ってしまうような、何とも言えない時間だった。応援団のいない日通の攻撃中、何度かバウアーに頑張れと声がかけられていたが、どうにもならない感じだった。どの球種も今一つで、軸になるボールも探せない感じだった。

ストレートは154キロという数字は表示されたが、全く空振りを取れない。最近の社会人野球も150キロ台を投げる投手はたくさんいるので、プロと大きく遜色はないが、それにしてもこれだけ捉えられるのは、よほどキレがないかフォーム的に見やすいのだろう。初見でこれだけ打たれるのは衝撃的で、5月3日に来日初完封をマークしてから何があったのかという感じ。

はっきり言って、この内容では現在出場選手登録されている投手の中でも一番悪く、ウィックが間に合わないにしてもCSで投げさせられないだろう。契約などのしがらみで枠を1つ割り当てなければならないのか。

入江もストレートが春先のものではなく、空振りはなかなか取れない。変化球の精度は相変わらず低く、横山に捉えられて2ラン。重要な場面では使えない。

野手

序盤は主力が内容も伴った結果を出してくれたことは一安心。桑原が長打で出塁し、筒香がストレートをきっちり捉えてのタイムリー。この日から復帰した牧も、最初の打席で初球を捉えた。四球も選び、7回のセンターフライも悪くなかった。

蝦名が自打球で負傷したこともあり、二軍から呼ばれた梶原も最初の打席で粘りを見せ、追い込まれたら淡泊に三振するイメージを払拭した。盗塁は失敗に終わったが積極性をアピール。2打席目は足を生かして内野安打でタイムリー。守備の動きも良かった。

ショートは石上で決まりだろう。昨年この時期にブレイクした森敬斗が攻守に伸び悩む中で、石上が急成長を見せている。左方向へ2つ素晴らしい当たりを放ち、守備でも1つエラーがあったが、ファーストの牧がカバーして欲しいところだし、複数のファインプレーも見せた。

オースティンと宮崎はこの時点で合流していないので、少なくともファーストステージにはいないということだろう。牧は守備の負担も考えてファーストに入るのかも知れない。そうなると佐野が外野になるが、度会も途中出場で内野安打と2ランのマルチヒットで猛アピール。梶原含め外野は熾烈だ。

前日に自打球で途中交代して心配された蝦名は、9回に代打で出場。しっかりと四球を選んでこの試合でも出塁。特別ルールで梶原がまた代走として戻り、走塁に関しては大事を取ったが、まずは一安心か。

牧がファーストの場合に林がセカンドに入ることになるが、この日はいいところがなかった。控え組も結果が出なかったところが気がかりではある。

全体的にアマチュアに打たれた、抑え込まれたというのはあるが、日本通運もさすがに名門だけあって投打にレベルが高かったと思う。投手は球速もあってコントロールがまとまっている印象だし、打者も振りが鋭く甘い球を見逃さなかった。有意義な練習試合になったと思う。

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写真

CSチケットのRANK1の発売日でもあり、1回表には間に合わず。1回裏からSTAR SIDEの内野SS席にて観戦。

JR関内駅南口のBASE GATE横浜関内にはDeNAの「THE LIVE」の看板が付いた。

前日と同様に、バックネット裏のSS席が埋まるくらいの客入り。BAY SIDEはFAやAのエリアまで広がっていた。

日本通運の先発、冨士投手。ドラフトでも注目される投手だが、非常に良かったと思う。立ち上がりは、ベイスターズの主力を相手に、どのボールを投げてもなかなか打ち取れなかったが、尻上がりの投球。5回で101球と球数は嵩んでしまったが、100球目でも150キロをマークしており、スタミナも十分。球威で押せていたのでプロでも通用しそう。

先制タイムリーの筒香。しっかりとストレートに合わせられた。

フェニックスリーグで2試合出場し、この日に一軍へ合流した牧。最初の打席は、筒香のタイムリーの直後、初球を強襲ヒットだった。ファーストの守備は少し不安が残ったが、打席の感覚はそんなに悪くないのでは。

レギュラーシーズンの最終戦が、もしかしたらベイスターズのユニフォームで観るのが最後かと思ったが、もう一回あった。ただ、内容は前述の通り惨憺たるもの。残念ながらベイスターズは彼が投げないような展開にする必要がある。

途中、守備から出場した楠本選手は、阪神に移籍した楠本泰史の弟。打席では二飛に倒れた。

牧の専用曲「We can make it/HIPPY」で登場した。「君が好きだと叫びたい」とかの方が分かりやすかったのでは?

9回に蝦名が代打で登場すると歓声が上がった。走塁や守備は大事を取って控えたと思うが、最悪は免れた。

9回裏に2ランを放った度会。昨年は声がかからなかったポストシーズンでベンチ入りを勝ち取れそう。結果も出したい。

それぞれのチームが観客へ挨拶。練習試合に協力してくれた日本通運へ感謝のコールが行われた。

大学の先輩、後輩がいるのか入江は、ベンチに下がって行く日本通運の選手に挨拶していた。

結果として完敗だが、まずはファーストステージを突破する上ではこの日に登板した投手以外で勝ち上がりたい。

あまり座ることのないバックネット裏のシート。

秋の空の夕焼け。あと3日後、CSファーストステージの舞台となる。

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