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新ホームユニはマイナーチェンジ 横浜「奪首」へ

横浜DeNAベイスターズは1月27日、2025新春の集いを開催。2025年のスローガンと新ホームユニフォームを発表した。冒頭、三浦監督が「横浜奪首」のスローガンを発表。続いて新ホームユニフォームを身にまとった村田コーチと筒香が登場。最後にはバウアーから新ホームユニフォームを着てのビデオメッセージ。正式に復帰が発表された。

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20「25」年に25を継いだ二人の共演

リーゼントにスーツで決めた三浦監督が登場し、早々にスローガンを発表。続いて新ホームユニフォームを着た村田コーチ、筒香が三浦監督の両脇に並んだ。いわゆる暗黒時代からのファンにとっては、この3人の並びは格別なものがある。

FAで読売へ移籍した村田コーチに対しては、いろいろな感情を持っている人がいるとは思う。ただ、2010年オフからの身売り騒動を中心として、チーム成績としてもうまく行かない中で、選手としてプレーしていた3人が、リーグ優勝を狙うチームで監督、コーチ、中心選手としてこの場所に立っている。

三浦監督が就任後、これまでも石井コーチ、齋藤隆コーチ、相川コーチなどが復帰。筒香も復帰し、三浦監督の元にかつてのチームメイトが帰って来る中で、いよいよ村田コーチも戻って来た。OBで固めれば良いというものではないが、長くファンとして応援している者にとってはこみ上げるものがある。

イベントの模様は、球団公式You Tubeチャンネルで全編が公開されているので、この動画を観ていただければ良いと思う。

スローガンに関しては、三浦監督はこれまでの4年間、横浜○○で統一しており、予想通り今回も踏襲した。そういう意味では奇抜なものは出て来ないという中で、リーグ優勝つまり首位を奪うという意味で、新聞などでは使い古された造語である奪首を選択した。これも予想の範疇だったと思うが、これ以上ないのではないか。シンプルに首位を奪うという気持ちで春季キャンプから取り組んで欲しい。

新ホームユニフォームは、事前に三浦監督が初めて観た時に「え!?」となったと聞いたので、少なくとも以前のようなシンプルなストライプになることはないと思っていた。これまでにない斬新なデザインになるのかと思ったが、マイナーチェンジに対する「え!?」だったとは。

2023、2024年に着用したユニフォームは、YOKOHAMA STRIPEとして5本線が歴史や伝統を継承しながら、進化し続けるベイスターズを表し、頂点へ向かう一本の道を進む意味が込められていた。日本一になったことで、当時のコンセプトは一旦クリアしたというところもあるが、2本線に星をイメージした黄色のアクセントを入れることで、リーグ優勝と日本一の2つの頂点を目指す意味を込めたのかなという印象。

個人の好みがあるので、気に入った方もいれば、そうでない方もいるかと思う。個人的には、以前から書いているようにベイスターズ伝統のストライプが好きなので、今回のマイナーチェンジもうーんという感じ。ただ、野球規則でホームチームは白をメインとしたユニフォームとするルールが明記されている中で、より青を感じられる部分と、横浜ベイスターズ時代からもう1つのカラーである星を表す黄色をアクセントに少し使った点は良いなと思う。

個人的に好みでないながらも、2024年に日本一になったことで、前のユニフォームの印象も格段に良くなった。以前のユニフォーム変更のニュースでも書いたが、結局は慣れもあるし、そのユニフォームでどんな試合、シーズンが観られるのかで大きく変わって来る。この新ホームユニフォームがハマスタで大暴れし、たくさんの勝ち試合を見せてくれることを期待したい。

トークショーの話でも、25番を引き継いだ村田コーチと筒香の絆、縁も話題になった。今年は2025年ということで、25番に縁のある二人が役割は違うもののリーグ優勝を目指してともに戦うということで、そういった縁も感じる。ベイスターズの歴史の中で、それぞれの時代を代表する選手がベンチに揃ったタイミングで、悲願のリーグ優勝が成し遂げられたら、本当に言うことはない。

挙げたらキリがないとは思うが、度会もENEOS時代は25番を背負っていたので、こちらも25年に飛躍することを期待したいと思う。

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ネタバレ済のビデオメッセージに

イベントの最後は、バウアーのビデオメッセージ。本来であれば、サプライズ発表という予定だったのかも知れない。27日の午前1時半ごろに日刊スポーツが「バウアーの復帰が決定的」というニュースをWebでも配信。当日の一面で大きく報じた。

根拠については書かれていなかったが、その後もバウアー関連の記事を立て続けにリリース。スポニチやデイリーなどの他紙も続き、共同通信が配信したことでNHKなどのニュースでも報じられた。サプライズのつもりだったとしたら、ネタバレになってしまった。

バウアーは、ビデオメッセージの中で既に新ホームユニフォームを着ており、いわゆるくら寿司書体の新しいバウアータオルも持っていた。そして、発表後に販売開始となった新ホームユニフォームには、96番のバウアーもラインナップされていた。

三浦監督もイベントでのトークショーや終了後の取材でも少し前からバウアーの復帰を知っていて、やっと言えるとコメントしていた。もろもろの準備を考えても1週間くらい前には正式契約に至っていたと思われるので、このイベントに合わせて来たのだろう。当日まで漏れていなかったのに、日刊に確定的な情報が行ったとしたら、イベントの注目度を高めるためにあえてリークしたのかなとも思う。

サンスポの動画は、バウアーの話以外も面白くて、村田コーチへの「筒香の変わった部分と変わらない部分」で「あんまりしゃべらないのは変わっていない」は、電車で観てたのに笑ってしまった。帽子が真っ直ぐのイジりもさすが。

バウアーについては、日刊スポーツの報道時点でほとんど書いてしまったが、MLBの可能性に賭けて2月中旬までは粘ると思っていた。バウアーくらいの選手だしNPBは初めてではないので、春季キャンプも参加する必要はないかなと思っていた。

それだけに1月27日発表で、さらに1週間前くらいには契約を交わしていたと考えられるので、MLBは諦めざるを得ない状況だったのだろうし、沢村賞の獲得に向けて万全の状態でシーズンインしたいというのが分かる。

年俸は出来高込みで9億円の1年契約。2021年にドジャースと契約した際は年俸30億円と言われていた。NPBの規模を考えてもこれだけの投手に対する待遇としては高いとは思わない。出来高がどれくらいの条件になっているかにもよると思うが、それでもベイスターズのチームの中で考えれば、約5億円のオースティンを大きく引き離してトップ。それだけの貢献が期待される。

あの2023年のバウアーを観たベイスターズファンなら分かっていることだが、バウアーの勝利への執念は本当に凄い。MLBに戻るために必死になっていたが、MLB復帰がなくなった現状では期待できないというようなことを言っている人は正しく理解していないと思う。その超負けず嫌いのバウアーが、自身の夢でもある沢村賞を本気で獲りに来るシーズン。現状の持てる力を全て出し切るつもりで来るだろう。

心配なのはケガだけ。2023年もここからというところでケガにより離脱。CSファーストステージでチームが連敗で敗退となったことで、復帰戦も幻に終わった。その叶わなかった、もう一度ベイスターズのユニフォームで投げるという瞬間が訪れる。

この時期に契約が発表されているので、2月1日の初日ではないかも知れないが、宜野湾にも来るのだろうか。DOCKを絶賛しているバウアーなので、2月後半に来日してDOCKで調整もありうるとは思う。You Tuberとしては、おそらく初めての沖縄でネタを仕入れるのも良いだろう。バウアーの日本語版チャンネルは更新が止まっているが、近々再び動き出すだろう。そちらも楽しみだ。

沢村賞を目指し、開幕からガンガン投げたいバウアーをどのくらい抑えつつ生かして行くか。開幕投手の可能性もゼロではないと三浦監督も言っているが、野球で結果を出すしかない東との熾烈な開幕投手争いになれば面白い。もちろんジャクソン、ケイもいる。先発が充実することでリリーフの負荷を下げ、チーム全体として投手陣に良い効果が波及すればベスト。

キャンプインまであと3日。また楽しみが増えた。

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