03/01 中日3-0横浜DeNA(バンテリン)
開幕投手が決まっている東が1イニングだけの登板。先頭の岡林を歩かせ、福永にタイムリー二塁打、細川にタイムリーを浴びて2失点。その後はリリーバー7人が1イニングずつ登板。中川虎が失点したものの2安打に抑えた。打線は牧がマルチヒットをマークしたが、散発の5安打で得点に至らず。
ポジ [Good]
佐々木以降のリリーバー7人がまずまずの投球を見せた。佐々木は9球で三者凡退。颯は細川を歩かせたが、カリステを併殺に取って同じく9球で投げ終えた。
月曜の宜野座では古巣を相手に悔しい投球となった浜地、岩田も簡単に三者凡退で抑えた。球場、相手も異なるが、開幕1軍を争う中でひとつ結果が出せたことはほっとしているだろう。
堀岡は村松にヒットを許すも、ストレートで押してフライアウトを取った。開幕までにもう少し球威が欲しいところだが順調だろう。同じタイプと言われる中川虎だが、先頭の細川を歩かせ、代走の樋口に走られるという悪いパターン。鵜飼にフォークが真ん中に入ったところをセンターへ運ばれ失点したが、石橋と濱には素晴らしいフォークが行って連続三振。マウンドで修正できたのは良いポイントだと思う。
8回は山﨑が福永を歩かせるも、板山から見逃し三振を奪い、無失点で投げ終えた。中日打線も4安打と当たっている感じがなかったが、リリーバーは軒並み良かったように思うので、今後の開幕1軍争いがさらに厳しくなって来そうだ。
打線は牧がマルチヒット。最初の打席では初対戦のマラーから、154キロのアウトサイド高めへのストレートに合わせ、ライトへ運ぶヒット。2打席目は同じようなコースへチェンジアップが浮いて来たところを引っかけ、サードへの内野安打。2打席で交代となり、オープン戦ここまで5打数4安打。順調に来ているのではないか。
ヤジ [Bad]
東は、2失点しているので良かったとは言えないが、まだ結果を気にする時期でもない。本人がコメントしたように、先頭の岡林を歩かせたことは反省点だろう。福永には10球粘られてしまい、最後は高めのストレートを捉えられた。このあたりはもっと仕上がって来れば、粘られる前に勝負球を決められたと思うので、残り3回の登板で上げて行けば良いと思う。
細川もタイミングは外したがバットの先で拾われ、レフト前に落ちるタイムリーとなった。これも試している部分はあるかも知れないが、タイミングを外し切る、バットが届かないコースまで変化して行くという詰めの作業があれば結果も変わるもの。現時点ではあまり気にするものではないと思う。
中軸として期待がかかる左のボスラーは、ストレートで押した後のチェンジアップで空振り三振に取った。三振も2つ奪っているし、ボールそのものに大きな問題があるようには思えなかった。あと2回くらいの登板でイニングが長くなって来た時にどんな投球になるのか注目したい。
梶原は3三振。と言っても、3打席目は4球目のファウルが自打球となり、2ボール2ストライクから東妻に交代。東妻が空振りし、2ストライクからの交代だったために記録が梶原に付いたもの。梶原は交代となり心配されたが、試合後に本人は大丈夫と言い、歩いてバスに乗り込んだようだ。公式戦なら交代せずそのまま行ったかも知れないが、もともと3打席で代わる予定だったかも知れないし、無理をする必要は全くない。大きな影響はないのかなと思う。
キジ [Other]
中日の先発、新外国人のマラーは、球威があって力でねじ伏せられた。ケイみたいに活躍する可能性はあるし、低めにしっかりと球威あるストレートを投げられるので、苦戦しそうな気がした。ただ、4回のオースティンの打球は、ハマスタならホームランだし、来年のバンテリンドームならテラスに入っていたのではないか。
開幕3連戦で登板する可能性は十分にあるし、オープン戦で主力打者が一度対戦できたのはプラスに考えたい。最後に投げたウォルターズもボールに力があった。小笠原、マルティネスが抜けているが、その分の補強がしっかりと戦力になると手強い相手になる。
ファームでは、この日に春季教育リーグが開幕。ベイスターズは初戦、横須賀スタジアムでイーグルスと対戦。先発の吉野が、4回を1安打無失点と好投。3番手でB班での調整だった平良が2イニングを投げた。3奪三振とボールのキレを感じさせる内容。このままケガなく開幕ローテーション争いに入ってくれると心強いのだが。
1軍の名古屋遠征には帯同しないことが発表されていた度会だが、上半身の違和感を訴えていることが分かった。この時期はオープン戦と教育リーグに分けて、実戦での打席をうまく管理する必要があるので、度会は教育リーグの方で打席に立たせるのかなと思っていたが、ケガというかアクシデントだったとは。
しかし、度会は教育リーグでDHとして出場。最初の打席でいきなり死球だったが、2打席目でセンター前ヒットを放ち、盗塁も決めている。あまり心配はいらないのかなと思う。
高卒2年目で二刀流の期待が高い武田が、マルチヒットをマーク。今年はファームでの出場試合数を増やし、状況次第で1軍デビューを飾りたい。
残留組はDOCKで調整。前日に合流したバウアーも、さっそくYou Tube向けの動画を撮りながら練習に加わった。何でも質問を受ける姿勢を見せており、チームにさまざまな影響を与えてくれそうだ。オープン戦での登板がいつになるのか、注目して行きたい。
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