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東がフォーム戻し4回無失点 小園は3回ノーヒット

03/14 横浜DeNA1-0東北楽天(ハマスタ)

先発の東は、ストレートの球威は控えめながら、安定したコントロールと狙いを絞らせない多彩な球種で楽天打線を4回無失点。3番手の小園は、力強いストレートを投げ込み、3回をノーヒットピッチング。篠木が2三振を奪う好投で、オープン戦ながら初セーブ。打線は2回に牧のソロで先制も、早川に6回まで安打。リリーフ陣からはランナーも出せず。

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ポジ [Good]

前回は3回途中で4失点だった東。試合後に縦振りになっていたとして、球速アップのために変更していたフォームを元に戻すことを示唆していた。この時期にフォーム変更には不安の声も大きかった。だが、2023年の活躍とここまで安定した投球を見れば、大きな心配は要らないことが分かる。

2023年も2月の練習試合で打ち込まれ、腕を下げるフォームに変更し、最多勝を獲得する活躍を見せた。そのへんの若手だったら別だが、そこは東。最悪、開幕の前にフォームを戻すことも想定の範囲内だろう。この2年間ローテーションでフル回転して来たが、その大きな要素は再現性。彼の能力をもってすれば、この時期であってもフォーム変更は可能ということだ。

ただ、球威は想定以上に落ちてしまっているのかなとは感じた。楽天打線も今は活発とは言い難いので、差し引きして考える必要はあるだろう。開幕までちょうど2週間。次回、ベルーナドームでの西武戦で5~6回を投げて開幕戦に向かうことになりそうだが、開幕OKという投球を見たい。

この日、一番のポジは小園だろう。6回から登板し、3番辰己からのクリーンアップを三者凡退で抑えた。浅村にはペイオフピッチで149キロのストレートを投げ込み、力で押し込んでのライトフライ。7回は村林を3球三振、宗山も低めのストレートで見逃し三振に取った。

球審のゾーンがやや広かったかなとは思うが、ファンが期待している姿に少し近づいて来た。体の成長し、プロの投手として出来上がって行く中で、さまざまな試行錯誤があった。それでもポテンシャルの高さは感じさせている。この投球をいかに向上させ、再現性を高めて行けるか。ターニングポイントになりうるハマスタでの快投だった。次回はどうなるか分からないが、期待したい。

9回は篠木が登板。12日に2失点したが雪辱のマウンドとなった。低めへ伸びのあるストレートを投げ込み辰己から見逃し三振、浅村には一転してスライダーを6球続けて空振り三振を奪った。戸柱のリードにも助けられて連続三振で立ち上がり、フランコにはヒットを許すも、最後は村林を詰まらせて内野フライに打ち取った。オープン戦ながら、打ち込まれた次の登板での無失点、セーブは自信にもなるだろう。若松も無失点に抑えており、ルーキーが開幕1軍に入れるか、注目したい。

打線は4安打1得点と低調だったが、牧がオープン戦1号となるソロを放った。早川のストレートを捉えた打球は、低いライナーだったが、ギリギリでレフトスタンドへ飛び込んで行った。2打席目は浮いたフォークの上っ面を叩いてしまい、高いバウンドのゴロだったが内野安打となった。開幕に向けて順調に来ている。

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ヤジ [Bad]

投手陣は文句なしの結果を残した。打線は低調な状態が続いており、先週末からようやくホームランも出だしたが、オープン戦の打率は12球団ワースト。打ち過ぎても不安になるが、ちょっと物足りない感じはある。

2年連続の開幕投手を務める早川が通常の投球をすれば、そう打てるものではない。筒香はノーヒットだったが、左方向へ良い打球が打てている。意識的にしているなら心配ないが、ボールによってはライトへ強い当たりも見たいところ。

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キジ [Other]

開幕までちょうど2週間となり、開幕投手が決まっている東が、少し安心できる結果を残してくれたことは良かった。現状は大貫、石田裕がリードしているように思うが、開幕ローテーション争いでも、小園が好投したことでさらに激化すると面白い。

15日からイースタンリーグが開幕する。ベイスターズは、横須賀スタジアムでスワローズとの開幕戦。1軍に帯同している選手が多く出場する予定となっている。

15日のみ
松本凌
浜地
中川虎
松尾

15日、16日
森敬
知野
梶原

森敬は今週、オープン戦に出場していなかったので、ケガをしたのかと心配になったが、練習は普通にしている様子だったので、侍ジャパンに合わせて早めに仕上げたこともあり、疲労を一度抜くようにしているのかも知れない。梶原も少し出場機会は減らしていた感じだった。

上半身のコンディション不良でファームに合流し、守備には就かずDHや代打で打席にだけ立っていた度会だが、教育リーグの最後は出場しなかった。ケガが悪化したのか、中途半端とせずにしっかり治すことを優先したのか分からないが、ちょっと気になるところ。

14日も参加した林が引き続きオープン戦に出場。15、16日は西巻も合流する予定。16日は天気予報が悪く、一軍もファームも試合は厳しいかも知れない。ファームでは庄司、九鬼が支配下登録され、各ポジションで開幕1軍の争いが熾烈になっている。イースタンリーグも一軍の開幕に向けた調整、争いの場となる。

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