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大貫が5回無失点で開幕ローテへ 伊勢は後退

03/15 横浜DeNA1-4東北楽天(ハマスタ)

先発の大貫は、多彩なボールを低めに集めてゴロを量産し、5回無失点。開幕ローテーション入りをアピール。2番手の伊勢は、コントロールに苦しみ、ヒットと2四球で満塁のピンチを作り、鈴木に2点打を許すなど2回3失点。打線は、ハワードに対し4回に3安打を集めて得点するも、それ以降はチャンスを生かせず。林がマルチヒットも盗塁は二度とも失敗に終わった。

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ポジ [Good]

大貫が5回無失点の投球で開幕ローテーションに大きく前進した。ストレートの球威は少し物足りないところがあったが、コースへの投げ分けは思うようにできていた。勝負球もしっかり低めに行っていて、ゴロアウトを量産する大貫らしい投球だった。

本人も手応えを感じつつ、四球と三振を取るべきところで取れなかった点を反省点として挙げた。ストレートの球威を感じさせないと変化球にも何とか対応されてしまう。そのあたりの精度を上げ、開幕に入って行きたいところ。

オースティンがチーム唯一の得点となるタイムリーを放った。最初の打席では速球に押されたが、1アウト2、3塁のチャンスでインサイドのストレートを上手く捌いて三遊間を抜いた。オープン戦はまだ20打席だが、教育リーグと練習試合も入れるとそろそろ40打席に近づいて来る。開幕に向けて来週はオースティンらしい当たりが見られると心強い。

牧がスタメン出場でマルチヒット。この日は2打席で退いた。初見のハワードの変化球が浮いたところを逃さず捉えてヒットするなど、さすがのバッティングを見せていた。オープン戦のOPSも1.074と申し分なく、順調に開幕へ入れそうだ。ケガなく好スタートを切って欲しい。

林もマルチヒット。キャンプ前に腰の故障でB班となり、ほとんどリハビリ組での調整となった。実戦復帰した教育リーグではライトスタンドへ鋭いホームランも打っており、今年もまたスイングが鋭くなって来た。

2度の出塁でいずれもスタートを切り、盗塁を狙ったが石原の好送球で刺された。間合いを図れずスタートできないケースもある中、しっかりとトライできたことはプラスに捉えたい。ショートは森敬が有力候補ではあるが、林も開幕1軍そしてスタメンを狙って行きたい。三森もファームで復帰しており左打ちの内野手の争いも熾烈だ。

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ヤジ [Bad]

伊勢は、2回3失点。大貫が5イニングを投げた後、残りを投げ切る想定もあったようだが、調子も良くないことから早めに降板となった。ストレートの球威は悪くなかったと思うが、コントロールが伊勢らしくなかった。

6回は2アウト1塁としてから、辰己と浅村を連続で歩かせた。特に辰己は2球で追い込んだ後、ストレートが微妙に外れての四球。それほど状態が良いとも思えないので、結果を欲しがり厳しいところを狙い過ぎた面もあるかも知れない。浅村も同様で、状態は良くないがやはり警戒してしまう打者。優位なカウントを作れず、勝負し切れなかった印象。

連続四球の後、ベテランの鈴木はストレートに張っていたと思う。インサイドの低めには行ったが、狙い打ちされたような形で、フェン直の2点タイムリー二塁打。もう少しでグランドスラムという当たりだった。こういう場面で簡単にストライクが取れる変化球がないと、厳しいかも知れない。

2イニング目は2アウトを取るも、フランコを歩かせ、小深田に長打を打たれるという悪いパターンで失点を重ねた。宗山にも繋がれ、辰己は打ち取ったがここで54球となり、4イニング想定が2イニングで降りることになった。開幕ローテーション争いでは大きく後退してしまったが、今後どのように使って行くか注目される。

8回、1アウト2塁から村林のピッチャーゴロで二塁ランナーの小森が飛び出した。颯がランナーを見てサードの加藤に送球。ショートの京田との間でランダウンプレーになるが、加藤が送球を落球してしまい、1アウト2、3塁にピンチが広がってしまった。

昨年のイースタンリーグの盗塁王である小森は俊足なので、ランダウンプレーも難しいとは思う。颯ももっとランナーの近くまで行って、セカンド側に追い込んでから送球すると良かったかも知れない。進塁を防ぐために先の塁である三塁に投げたのはセオリー的にも間違ってはいないか。

ランナーの足が速いので、追いかけて行っても追い付かないし、僅かな隙でかわされてしまうので、ランナーと距離があっても投げてしまうのはやむを得ない。加藤も捕ってすぐタッチしなければという焦りでしっかりと捕球できていなかった。キャンプでも練習はしたと思うが、実戦で出たミスを今後に生かしてもらいたいと思う。

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キジ [Other]

この日もあまり気温は上がらず、試合後半は雨も降って来るコンディションとなった。春季キャンプの沖縄も寒い日が多かったと聞くが、ハマスタでのオープン戦も寒さや雨に悩まされている。

大貫が開幕ローテーションを任せられる投球を見せてくれたが、先発転向のシーズンとなった伊勢が、厳しい状況に立たされることになった。東、バウアー、ジャクソン、ケイが確定的と言われており、ここに大貫が入りそうだ。5人で回す場合は枠がなく、あっても1枠なのでかなり厳しい争い。

この日は、イースタンリーグの開幕戦が行われ、平良が先発した。併殺を焦った森敬がショートゴロをファンブルするエラーをきっかけに2失点したが、5回を自責0に抑えた。投げているボールはかなり良かったし、この時期に78球を投げられていることが重要。開幕ローテーション争いに平良ありを印象付けた。

昨日のブログで心配と書いた度会はDHでスタメン出場し、マルチヒット。自打球が当たって痛そうにしていたが、その後も出場を続けていたし、バッティングに関しては問題なさそう。ただ、DHのないセ・リーグでこの時期に守備に就いていないということは開幕1軍は厳しいかも知れない。

森敬は守備のミスはあったがマルチヒット。三森もマルチヒットで回復ぶりをアピールした。三森は来週、一軍でオープン戦に出場するかも知れない。知野も貴重なタイムリーを含むマルチヒットで1軍に生き残りを懸ける。梶原はバッティングの状態が心配かなと思う。現状だと佐野と蝦名が開幕スタメンに近いと思う。オープン戦最終週で誰が開幕スタメンに近づくか。

16日はバウアーが先発の予定だが、雨は夕方から夜まで降り続く予報。バウアーは雨乞いの逆のダンスを踊ると冗談を飛ばしたが、さすがに厳しそうだ。2週続けて週末は東、大貫、バウアーという先発になったが、ベルーナドームでも同様になり、その順番で開幕カードも先発するのだろうか。

バウアーが中4日という話があったので、29日の第2戦に先発した後、中4日で4月3日の京セラドームに行くのかと思ったが、中6日で回すのだろうか。仮に16日が中止となった場合にどういうスケジュールに変更するのか注目したい。

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