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平良が5回ノーヒット 徳山、入江も復帰

03/22 埼玉西武2-5横浜DeNA(ベルーナ)

先発の平良は、低めを丁寧に突く投球で5回をノーヒット、1四球による走者1人だけという完璧な投球を見せた。7回には徳山、9回には入江が復帰登板。打線は40イニング無失点だった西武から、5回に牧と佐野の連続タイムリー、筒香の犠牲フライ、宮崎のタイムリーと繋がりを見せて4得点。8回には林がセーフティスクイズを決めた。

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ポジ [Good]

開幕ローテーションは、大貫、石田裕が有力という状況だったが、この日は平良が先発。一軍の試合では今季初の登板となったが、4回までパーフェクトピッチング。5回1アウトから平沢を歩かせたが、ランナーはこの一人だけという完璧な投球を見せた。

コントロールが安定していて、丁寧に低めを突いた。ボールにキレもあって、西武打線が翻弄されていた。まさに平良らしい投球だった。これで開幕カードでの先発に名乗りを挙げた。バウアーがどこで先発をするのかも含め、まだまだ分からないと言った感じだ。

平良は無事にいてくれればローテーションの柱として期待できる投手。ただ、いかんせん毎年必ず故障で離脱してしまう。今年はその場合のバックアップもいてくれることは心強いが、これも毎年のことで、開幕前は先発が8人も9人もいると思っていたのに、開幕したらいつの間にか足りない状況になっている。伊勢はリリーフに再転向することにはなったが、吉野や竹田、松本隆、庄司あたりも含めて先発の候補は作っておきたい。

7回には、昨年プロ初勝利を挙げるなどリリーフとして台頭した徳山が登板。夏場にヘルニアで離脱し、春季キャンプはB班でじっくりと調整して来た。いよいよ一軍の試合で登板できる段階まで来た。ボールも昨年と遜色ないように見えた。変化球の精度はもう少し必要かなと思うが、気温が上がって来ればさらに良くなりそうな気配。

9回は入江が締めて、オープン戦ながらセーブを挙げた。こちらも肩の故障から復帰。投手にとっては選手生命に関わる故障になりかねないので、慎重にならざるを得ない。それでも150キロ中盤のストレートを投げ込んでおり、心配はなさそうだ。故障前は将来的にクローザーを任せられたらと思っていた投手。じっくりと状態を上げて、チームの力になって欲しい。

野手では林が攻守に目立っていた。3回に外崎の三遊間への深いゴロを逆シングルで捕ると、回転しながらのスローイング。ワンバウンドで少し逸れたが佐野がカバーし、ファインプレーが完成した。森敬斗ほどの肩はないが、安定しつつある。

バッティングでは、5回に膝元のスライダーを拾い、ライト線への二塁打を放った。スイングも鋭くなり、打球が強くなった。8回には1アウト1、3塁からセーフティスクイズを決め、貴重な追加点ももたらした。森敬斗がオープン戦の打率0割台と苦しんでおり、開幕スタメンは黄色信号。京田もこの日、代打でヒットを放っており、バッティングは良い状態が続いている。ショートの争いも最後まで続いて来たが、どういう結果になるか。

キャプテン牧もオープン戦を通して良い形でのバッティングが続いた。この日もタイムリーを含むマルチヒット。多くはない打席で、集中して結果を残している。守備でも好守を見せており、リーグ優勝を狙うチームを引っ張ってくれるだろう。

梶原も火曜のイースタンリーグでのバッティングを見た限りでは状態がかなり悪そうな印象だったが、水曜にホームランを含む3安打を放ち、状態が急速に上がって来た。一本で変わるとも言われるが、何かポイントを掴んだのかも知れない。蝦名も数字こそ1割台だが、着実に一本ずつヒットを積み重ねて来た。桑原も含めて誰が開幕スタメンを掴むか。

オープン戦ながら40イニング無失点という西武をようやく止め、一気に4点を奪った。前日も2安打完封負け、オープン戦の打率は12位と心配の声もあるが、打線は水物とも言うし、主力がきっちりと開幕に合わせてくれれば全然違って来るはず。

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ヤジ [Bad]

唯一の失点は、マルセリーノが許した元山の2ラン。育成選手だがベルーナドームでの試合に招集された。久しぶりに投球を見たが、ストレートは150キロ台をマークしており、球威は増したように思う。牧野に打たれたヒットは落ちる球を上手く拾われた。元山には初球のストレートを狙われ、甘く入ってしまった。出会い頭というやつだが、ストレートの球威を生かす変化球の精度と、要所できっちりと投げ切るピッチングができるようになれば、支配下登録も期待できる。ディアスに続けるか。

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キジ [Other]

オープン戦も23日の1試合を残すのみ。基本的には勝敗に拘る必要はないが、開幕に向けて最終週に3勝1敗と数字を上げているのは良い傾向だろう。昨年も負け越しているところから4勝1敗で締めている。良過ぎても悪過ぎてもファンとして心配になるオープン戦だが、8勝7敗2分と程よい感じにまとまって来た。

金曜は全6試合がドーム球場においてナイターで行われた。この日は、どういうわけかベルーナドームだけがナイターだった。気温が上がった日で良かったなと思う。23日の最終戦は14時からのデーゲームで行われる。

バウアーの登板が見込まれているが、大貫はどこで投げるのか。22日のファームは松本隆が先発し、6回2安打無失点、8奪三振の好投だった。現状すぐに一軍で、ということにはならないだろうが、平良も素晴らしく、石田裕もいる。一軍の開幕ローテーションは贅沢な悩みを抱えそうだ。

一方で、不安視されているリリーフも、森原が一軍での登板を果たし、坂本、徳山、入江も復帰して来た。故障明けの選手たちは、まだまだ寒さが残る4月前半のナイターでの登板は慎重を期したいところ。それでも、ウィックが上半身のコンディション不良で離脱している状況で、復帰して来る選手がいることは明るい光だろう。

オープン戦最終戦、良い形で締めて開幕戦へ向かいたい。

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