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初日は雨のため室内中心 宜野湾と奄美でパレード

横浜DeNAベイスターズの春季キャンプは2月1日、一軍がユニオンですからスタジアム宜野湾、二軍が奄美大島の名瀬運動公園奄美川商球場でスタートした。宜野湾は雨のため、室内練習場でのメニューが中心となった。練習後、宜野湾と奄美でそれぞれ日本一のパレードが行われた。地元のファンからの声援を受け、応援への感謝を伝えた。

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奪首へキャンプイン

例年通り、キャンプ初日は各種写真撮影の後、室内練習場で安全・天候祈願。10時から全員が室内練習場でウォームアップを開始した。その後、一部投手はブルペン入り。野手は室内練習場でキャッチボール、ノックをこなした。外野手はメイングラウンドでの練習も行っていた。

牧、オースティン、桑原、佐野、筒香はランチバッティングを行い、午後の練習は個別メニューとなった。ランチ後、4グループに分かれてバッティング、ティー、走塁練習などを行った。

初日は晴れたグラウンドで、気持ち良く始めたかったと思うが、生憎の天気で室内中心となった。第1クールは4日間で、天候も少しずつ回復に向かうようなので、ケガ防止も含めてじっくりとしたスタートが切れたのではないか。

キャンプ初日は、森唯、山崎が早々にブルペン入り。先発ローテーションを争う大貫、石田裕が力のこもった投球を見せた。小園、松本隆、宮城といった若手もブルペンに入った。育成から支配下登録を狙う庄司も初日から投げ込んだ。また、阪神から移籍した岩田も左サイドからの投球を披露した。

小園については、今オフに肉体改造に取り組んだということで、明らかに体つきが変わって来ていた。三浦監督もボールの力強さを評価していた。4年目なので、来年には同学年が大学からドラフト入団して来る。高卒でドラフト1位入団した投手として、この1年でしっかりと成果を出したいところ。早い段階で実戦マウンドに立つと思われるので、その投球に期待したい。

また、今年に懸ける山崎もブルペンでしっかりと投球を行った。山崎も例年以上に体を仕上げて来ており、ボールにどんな変化があるのか注目したい。入来コーチも昨年、伊勢同様に山崎の復活に手応えを感じていたようだし、何よりも山崎本人の気迫も凄い。今年はブルペンリーダーとして、精神的支柱だけでなく結果でも引っ張ってくれるのではないかと予感している。

ソフトバンクから移籍した三森も、初めてのベイスターズのキャンプで初日を終えた。雰囲気は全然違うようで、同い年の牧がキャプテンを務め、前日のミーティングからチームを引っ張る姿に刺激も受けていたようだ。セカンドのポジションを争うことにもなるので、この二人のプレーにも注目したい。

奄美のB班では、宮崎、神里、伊藤、関根のベテラン組は個別のメニューで調整。肩の違和感で直前にB班に変更となった林のほか、徳山、入江、森下、深沢、石田健、坂口、清水がリハビリ組に入った。手術を受けてからかなり経過している選手も含まれるが、無理をしないようにという意味もあるだろう。入江あたりは復活して欲しいところだが、あまり長くリハビリ組にいるようだと厳しいかも知れない。2日のメニューでは徳山が通常メニューに戻り、ブルペンにも入るようだ。

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宜野湾のパレードに1.6万人

初日の練習終了後、16時すぎに宜野湾、奄美でそれぞれ日本一パレードが行われた。宜野湾は、58号線の真志喜北交差点から、宜野湾海浜公園入り口まで600m。16,000人が沿道を埋めたという。監督、コーチ、選手はオープンカーとオープンバスに分乗し、ファンの声援に応えていた。

横浜でのパレードとはまた異なり、毎年キャンプで訪れている第二のホームという宜野湾で、地元の応援を肌で感じられたのは良かったと思う。横浜でのパレードと同様に、バスからのマイクパフォーマンスもあり、森敬が直接沿道に声をかけていた。雨もほぼ上がり、最後はユニオンですからスタジアム宜野湾でクロージングイベントも行われ、グラウンドを一周してスタンドのファンの声援に応えた。

奄美では、4,300人ほどが沿道に集まった。オープンカーに桑原二軍監督や宮崎、森原らが乗り込み、最後は奄美駐屯地の自衛隊の車両2台に選手が乗り込んでのパレードとなった。

2024年はファームも日本一になっているので、奄美でパレードができたことは本当に良かったと思う。ファームの日本一だけだとなかなか実現が難しいところで、一軍の日本一も合わせてしっかりと行うことができた。嘉手納球場の建て直しが終了する2026年は、ファームの春季キャンプは嘉手納に戻ることが予想されるので、しばらくは奄美での活動はないかも知れない。

かつて、村田コーチが奄美での自主トレを始め、ベイスターズの秋季キャンプ地となっていた時期がある。近年は秋季キャンプは行わずにDOCKでトレーニングをしている。嘉手納の建て替えに伴って3年ほど春季キャンプが実現した。こうしたパレードも行うことができたし、今後も奄美との繋がりがあればと思う。

外国人選手や海外のウィンターリーグへ行っていて横浜でのパレードに参加できなかった選手たちに加えて、2024年のドラフトで入団したルーキーたちも参加。まだプレーする前からパレードを味わう形になったが、自分が優勝へ貢献して再びこの光景が見られるように、それぞれのやるべきことを着実に進めてもらえればと思う。

2025年のキャンプ初日に日本一のパレードをすることにはなったが、キャンプ前夜に牧キャプテンが、日本一は過去の栄光とし、2025年のリーグ優勝に向けてしっかりと戦って行くように改めて意識付けを行った。日本一は一旦この日で忘れて、悲願のリーグ優勝に向けて充実したキャンプを送って欲しい。

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