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[スコア付き] 山崎、岩田が好投 山本は特大2ラン

02/08 白組6-3紅組(ユニオンですから宜野湾)

横浜DeNAベイスターズの春季キャンプは、第2クール3日目に紅白戦が行われた。4回からの6イニング制、特別ルールで行われた試合は、白組の打線が活発で2桁安打。山本が今季チーム最初のホームランを放った。移籍の三森が打撃と走塁で存在感を示し、左腕の岩田も左打者から2三振を奪う活躍。

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スコア

紅 000 000 201 | 3
白 000 023 010 | 6
※4回からの6イニング制、特別ルール
盗塁:知野(7回)
盗塁死:東妻(6回)
失策:井上(8回)
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打撃成績

公式記録は発表されないので、記録は管理人の判断による。

紅組456789
[4]三森421中飛空三振中安右2(1)
[9]度会300四球空三振二ゴロ右飛
[3]知野300遊ゴ併四球二ゴロ中飛
[5]井上311見三振右2(1)空三振
[6]加藤300空三振遊ゴロ二ゴロ
[2]九鬼210左飛遊ゴロ左2
[7]東妻321中安左安(1)左飛
[8]桑原000
2163
桑原は守備のみ
白組456789
[6]森敬422遊ゴロ左安(1)右犠(1)見三振左2
[7]蝦名520一飛二飛中安左2右飛
[8]梶原400空三振三ゴロ見三振二ゴロ
[2]松尾420左安遊安三ゴロ三失
[D]山本312四球左本(2)右飛遊飛
[5]京田421中2(1)右安左飛三ゴロ
[4]柴田410一ゴロ右安左飛空三振
[3]戸柱000
28105
戸柱は守備のみ。ライトは、紅組の選手が交代で務める
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投手成績

紅組
伊勢130100
三嶋173012
森唯185103
松本隆130000
浜地151101
堀岡141100
白組
小園130010
山崎130200
岩田131200
松本凌173012
宮城130100
ディアス152001
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山崎が2奪三振、岩田も左打者に存在感

白組の山崎、岩田が好投を見せた。5回に登板した山崎は、井上のインサイドへ力強いストレートを投げ込んで見逃し三振に取った。続く加藤にもインサイドへのストレートで攻め、最後はスプリットで空振り三振に仕留めた。九鬼には勝負球が甘く入ったが、レフトの左への鋭い飛球を蝦名がダイビングキャッチ。スーパープレーにも救われて三者凡退。天候が悪い中、順調な仕上がりを見せた。

自主トレからブルペンに入り、春季キャンプでも初日から連日のブルペン。紅白戦に投げるのも異例と言えるが、今年は特に挑戦者としてブルペンでの立ち位置を争う立場と理解している。この日投げた投手の中では一番良かったと思うので、今後も調整して良い形で開幕を迎えて欲しい。

続く岩田は、先頭の東妻にはファウルで粘られた後、詰まった打球がセンターの前へ落ちるヒットを許した。しかし、左打者にとっては背中からリリースされて来るように見えるフォームを生かし、三森には自分のスイングをさせずに空振り三振。度会の打席で東妻が盗塁を試みたが、松尾が刺した。度会はアウトサイドのスライダーで空振り三振に取った。

岩田は、自分の持ち味が出せたことには満足しつつも、スライダーの軌道が思った通りではなく60点の採点。まだまだ状態が上がって来れば、左キラーとしてブルペンでの存在感が大きくなって来そうだ。

紅組で先発した伊勢も、コントロール重視でカーブも織り交ぜ、先発投手としての投球だった。この日は1イニングだったが、今後はイニングを伸ばして行き、5回、6回でどんな投球を見せるか注目したい。

小園はコントロールがバラついたが、まずまずの投球。松本隆は、力みがなく課題のコントロールも乱れずに良い投球だった。宮城はカーブのキレが良く、今年は1軍の戦力になりたいところだ。

一方、ベテラン二人は苦しいマウンドになった。三嶋はコントロールが安定せず、ストライクを取りに行った甘い球を痛打された。森唯は、先頭の松尾の内野フライが風に流され、加藤が取れない不運もあったが、山本に甘く入ったボールを完璧に捉えられた。宜野湾では過去にないくらい寒い中での投球となったので、次の実戦登板での修正を期待したい。

昨年の紅白戦では、徳山が打ち込まれて1イニングで6失点だった。しかし、それを糧にその後の試合で結果を残し、開幕1軍を手にした。その後、プロ初勝利も上げて台頭したのは周知の通り。この試合の結果から次にどうして行くかが重要だろう。

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祐大が特大2ラン、三森が2安打に好走塁

打者では、DHとして出場した山本が、今季チーム最初のホームランを放った。森唯の真ん中インサイド寄りのツーシームを振り抜いた打球は、レフトスタンド後方のネットに当たって戻って来るという特大の2ランとなった。

2021年は.131、2022年は.103に終わった山本は、強肩ということもあり、打てればレギュラーが近づくだろうが、実際には難しいと思っていた。2023年に東とのバッテリーでスタメンの機会を得て、バッティングでも.277と結果を残した。とは言え、ホントにバッティングが良くなったのか懐疑的だった2024年は、リーグ全体の打率が下がり、3割打者が一人という中で.291を残した。

9月に右手尺骨を骨折したため、惜しくも規定打席には到達できなかったが、ベスト10に入ってもおかしくないバッティングを見せた。東も3年続けて結果を残して初めて一流と言っているが、山本も今年が真価を問われる。そういう意味で、その骨折した試合以来の実戦できっちりとバッティングで結果を残したことは、今季の活躍を予感させる。

松尾も今キャンプでバッティングのさらなる成長を見せているが、開幕後のキャッチャーはどのようになって行くか。非常に注目している。

5回と6回に8安打を集めた白組では、京田が状態の良さを示した。三嶋の甘く入ったボールを叩くと、打球は伸びてセンターの右を遥かに越えて行った。6回にもライト前へ運んでマルチヒット。森敬もタイムリーヒットと最低限の仕事である犠牲フライを放って2打点とアピール。ショートの争いも森敬を中心に続いて行きそうだ。

蝦名は、前述のスーパーキャッチに加えて長打を含むマルチヒット。外野では、梶原、度会ら若手に佐野、桑原、筒香の中軸も含めた激戦になっているが、蝦名も昨年キャリアハイの76試合253打席を記録し、今年はレギュラー獲りを狙う。B班にいる関根、神里らも含めて最後まで激戦になりそうだ。

紅組では、移籍の三森が存在感を示した。左腕の岩田には自分のスイングができずに三振を喫したが、7回に松本凌からセンター前ヒットを放つと、9回はディアスから鋭くライトへ打ち返して二塁打。続く度会のライトフライは定位置のやや後ろくらいだったが、三塁へタッチアップを見せた。パンチ力のあるバッティングはもちろん、足も魅力。梶原、森敬がレギュラーに定着し、三森も足が使えるようだとリーグでも屈指の走力になる。牧の盗塁ももちろん忘れてはいけない。

東妻もマルチヒットとバッティングでアピールした。現状、ほとんど外野手として練習しているが、前述の通り外野は激戦。右の東妻も蝦名に続いて1軍争いに食い込むようだと、桑原も安泰ではない。ハイレベルの争いで層を厚くし、戦力アップに繋げたい。

この日は、宜野湾キャンプでも過去にないくらい寒い日だったようだ。日本海側に大雪をもたらしている最強寒波が沖縄にも影響を与え、最高気温が15度を割り込む状況で、この日はさらに北風が10m前後と冷たい風がさらに体感気温を下げたのだろう。9日もその状況が続くようだ。

第2クールは9日が最終日。午前中には、メイングラウンドで非公開の守備練習が予定されている。サインプレーは、室内練習場で非公開となることは毎年あるが、メイングラウンドでやるのは異例かも知れない。投手もオースティンも含めて全員が参加する守備練習。今年のテーマである守備だけに重要な練習になるだろう。

11日から始まる第3クールは、練習試合が3試合予定されている。気温は上がって来る代わりに雨模様になりそうだが、実戦でアピールする機会がなるべく確保されることを祈りたい。

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