04/24 横浜DeNA2x-1読売(ハマスタ)
平良と田中将の投げ合いで序盤は両チーム無得点。4回、キャベッジが平良の失投を捉え、レフトへの先制ソロを放つ。打線は田中将から8安打を打つも要所を締められ、7回まで無得点。8回に3番手の大勢から京田が二塁打。1アウト3塁となって宮崎の内野ゴロ間に同点とした。その後は両チームのリリーフが凌ぎ、延長戦に入る。11回裏、度会のヒットから1アウト1、2塁として、戸柱がセンターオーバーのサヨナラタイムリーを放ち、白熱した試合に終止符を打った。
ポジ [Good]
限られた出番で結果を出した戸柱
12回裏には読売のクローザー、マルティネスが登板することを考えると、何としても試合を決めたい11回裏。先頭の度会が代わった赤星のスライダーを拾い、センター前ヒットで出塁。途中代走から入っていた神里にはバントのサイン。正直あまりバントが上手い印象はなく、2度のファウルで2ストライク。それでも相川監督はスリーバントを指示し、見事に決めた。
投手の中川虎には代打のビシエドが起用されるが、当然読売は申告敬遠で塁を埋める。次の打者は途中から入っている戸柱。まだ山本もベンチに残っていたが、そのまま打席へ送った。
初球のフォークを引っかけてファウル。あまり良い打ち方ではなかった。そこで切り替えて2つ低めのフォークを見送って2ボール1ストライク。キャッチャーとしての読みで、3ボールにはしたくない場面でストレートに照準を合わせたのだろうか。
真ん中へ甘く入って来た147キロを捉えた打球は、前進守備のセンター松本の右を越えて行った。ボールの行方を確認してから二塁ランナーの度会がスタートし、サヨナラのホームを踏んだ。
いつもはサヨナラの場面で、氷水の入ったバケツを持ち、グラウンドにぶちまける戸柱だが、この日はチームメイトから手洗い祝福を受ける番。京田が、三森が、レイノルズが、戸柱のもとに一早く駆けつけ、歓喜の輪ができた。見事な集中力、素晴らしいバッティングだった。
チーム21試合目で、戸柱はこれが5試合目の出場で7打席目。開幕からほとんど出番がなくても、朝早くから準備して、ベンチではバッテリーに限らず全選手の話し相手、兄貴分。 いざ出番が来ればきっちりと結果を出す。頼りになるし、勝又もそうだけど野球の神様も見てると思う。
メインの山本、この日マルチヒットでバッティングに復調の兆しがある若い松尾と揃っている中、戸柱は第3捕手として有事に備えて控えていることが期待される。一方で、23日のように少し苦しんでいる先発投手と組んでのスタメンもある。だが、チームとしては戸柱の出場機会が少ない方が理想的ではあるのだろうが、試合に出なくても大きな役割を果たすベテラン。それでもまだまだグラウンドで輝く姿を見たい。
同点劇を呼んだ京田の打撃と走塁
23日の試合でブログにも書いたようにMVPと言ってもいい攻守に渡る活躍があった京田だが、この日のスタメンには名前がなかった。昨年、4打席ではあるが田中将と対戦し、3打数1安打だった林をスタメンに選んだ。結果的には良い当たりもしていたし、7回に田中将を引きずり降ろす二塁打を放っていた。
3回に内野安打を放った牧が右脚を痛めて交代。急遽出場することになった京田だが、さすがベテラン。そういった事態でもしっかりと対応した。8回裏は、勝ちパターンの大勢が登板。先頭打者として打席に入った京田は、2ボール1ストライクから膝元のストレートをきっちり捉え、ライト線への二塁打。簡単なボールではないが、狙っていたのかも知れない。
佐野が追い込まれてから何とか当てて、弱い当たりのセカンドゴロが進塁打となって1アウト3塁。宮崎も追い込まれたが、6球目のやや浮いたフォークを何とか当てた。前進守備のショート石塚がスライディングキャッチするも、ホームには投げられなかった。
京田が素晴らしいスタートを切っており、よほど正面の強いゴロ以外はホームで刺せなかっただろう。チームとして春季キャンプから取り組んできた走塁で、ギャンブルスタートのような形が奏功した。次も度会が控えていたが、大勢から得点を取るチャンスは多くないということで、宮崎のバットに当たる瞬間にスタートを切っていた。
積極走塁を決断したベンチの期待に、素晴らしいスタートで応え、ヘッドスライディングでホームに突入する走塁を見せた京田。その後の守備も安心して見ていられたし、走攻守でこの日もチームを勝利に導いた。
ソロ浴びるも好投の平良から好継投
先発の平良は、前回同様に素晴らしい投球を見せた。近年ハマスタでの防御率が1点台という相性の良さと、ストライクとボールを出し入れする抜群のコントロールで読売打線を抑えて行った。
4回1アウトからキャベッジを2ボール2ストライクと追い込み、6球目はストレートを選択したが、アウトサイドを狙ったボールが真ん中へ入ってしまった。強く叩いた打球はレフトスタンドへギリギリ飛び込んで行った。
逆方向にホームランを打たれてしまったら、それは打者が素晴らしかったということだが、悔やまれる失投となってしまった。
5回に2アウトから皆川にプロ初ヒットを許し、浦川にも連打を浴びたが、ここはライトの度会が三塁を狙った皆川を好送球で刺して3アウト。このプレーも平良にとっては大きかっただろう。
その後はノーヒットで7回2アウトまで来たが、大城は一発を警戒して、ゾーンのギリギリを狙って行った。結果的に歩かせ、小杉コーチがマウンドへ。間を取った上で坂本と対戦し、1ボール2ストライクと追い込んだが、勝負球を決め切れずに連続四球となった。一発を警戒してかなり慎重になっていた。
ここで相川監督が出て交代。HQS(7イニングで自責点2以下)まであと1アウトで、投げ切りたかっただろうし、投げ切って欲しいところだったが、0-1の場面で追加点は致命的になるので代えざるを得なかった。この場面は坂本が登板し、1球で皆川をセカンドゴロに仕留めた。
8回をルイーズが僅か7球で三者凡退に抑えると、その裏に同点。9回はセオリー通りクローザーの山崎が登板した。同点の場面で登板するのは今季初。昨年まではこういった場面で痛恨の一発を浴びてしまうこともあった。それだけに、かなり慎重な投球になった。
キャベッジは追い込んでからスプリットを続けるが、振ってもらえず四球。一発だけは避けるために低めへ集めていた分、バットは出なかった。石塚は2球で追い込むもスプリットでは空振りが取れず、ストレートもファウルにされた。9球粘られたが、最後はストレートで押し込みセンターフライ。
ダルベックも同様に一発を警戒。2ストライクを取るも、最後はスプリットを振ってもらえず四球。1アウト1、2塁とピンチが広がった。失点を覚悟したが、ここから素晴らしい投球を見せた。
代打の増田陸に対してストレートで押して2ストライクを取ると、最後はスプリットがシュート回転し、インサイドへ食い込みながら落ちて空振り三振。このボールが意図的に投げられるともっと良くなりそうなのだが。そして、坂本は追い込んでからアウトサイドへストレートをズバッと決めた。ゾーンのギリギリで、坂本も手が出なかった。
10回はレイノルズが浦田を歩かせ、2アウト3塁とされるも佐々木を三振に仕留めて雄叫びをあげた。これでホールドポイントはリーグトップの10となった。
11回は中川虎が11球で三者凡退。ストレートに力があり、フォークも落差があった。3つのゴロアウトを取ってテンポ良く攻撃に移り、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。開幕は出遅れたが、これで救援勝利が2つ目。伊勢が不調なので、中川虎には勝ちパターンの7回が期待される。延長戦のホームチームは良い投手から出すのがセオリーなので、レイノルズの次に出て来たということは、そういうことだろう。
終わってみれば11回まで4安打に抑え、ソロホームランの1点だけでリレーした。リリーフ陣は四球はあったがノーヒットに抑え、サヨナラ勝ちに大きく貢献した。
ヤジ [Bad]
平良を援護できれば一番良かったのだが、この日は田中将も良かった。軟投派にモデルチェンジしており、巧みにボールを動かし、スライダー、スプリットなども低めに決まっていた。ヒットは許しながらも長打を防ぎ、要所を締める投球だった。7回まで無得点だったが、やむを得ない部分がある。結果として8回にしぶとく追いつき、後がなくなってきた11回に試合を決めることができた。
牧が3回、当たり損ねの打球が三塁のライン際を転がり、全力疾走で一塁を駆け抜けて内野安打としたが、その際に右脚のハムストリングを痛めた模様。痛みに顔が歪み、足を引きずりながらベンチ裏へ行ったが、そのまま交代となった。
試合後に相川監督も検査してからという前置きはあったものの、かなり厳しいとの見通し。25日に登録抹消となる可能性が高い。肉離れだとして症状がどの程度かによって復帰までの時期は変わって来る。その時期は特に、入念に準備したとしても誰にでも起こりうること。牧の場合はWBC出場で2月のうちに仕上げており、その負荷も影響しているだろう。
再発しないようにここでしっかりと治しておくことが重要。筒香もキャプテンということで何とか早期復帰したいという思いで出場選手登録されながらベンチを外れたりしていたが、同じ症状なのかは分からないが、結局完全に離脱することになった。繰り返さず、残りのシーズンを完走できる状態で戻ってくることが重要だろう。
セカンドが空くことになるが、昨年の夏場以降のように林を使うのか、バッティングも好調の三森をセカンドに移し、やや選手が余っている外野を空けるのか。ただ、センターに入れるのは蝦名だけになりそう。
勝又もファームではかなり多くの試合でセンターを守っているが、守備固めを起用されているところを見ると一軍ベンチの守備への評価は高くない様子で、センターでのスタメンは視野に入れてないかも知れない。いずれにせよ、筒香も含めて復帰してくるまで今いるメンバーでやりくりするしかない。
キジ [Other]
Xでもポストしたのだが、前半は最悪の流れだった。牧が負傷して緊急交代。2回と4回にチャンスで平良に回り、8番投手が裏目に出た。4回は併殺打の後に二塁打が出るなど、7回まで8安打も無得点というチグハグな攻撃。
阪神戦で活発だった打線も繋がりを欠き、好投の平良に報いることができず、連勝が止まりそうな流れだった。何年も得点できていない大勢が登板したが、京田の一打がこじ開けて同点。延長に入っても得点できず、良くて引き分けかと思い始めたところで今季初のサヨナラ勝ち。6連勝となり、一気に貯金生活に入った。
平良と田中将がテンポの良い投球を見せ、6回まで1時間40分ほどで終わった。20時過ぎには試合が終わりそうなスピードで進んでおり、この日はブルーライトシリーズではなく18時開始だったが、仮にライブがあれば1時間以上できるのではないかと思うくらいの展開だった。
しかし、終盤に1点を争う攻防で一気にペースダウン。試合が早く進んだ時に限って延長戦になりがちなのだが、見事にそのパターンにハマり、延長11回までもつれた熱戦は3時間47分で幕切れとなった。
7連勝を狙う25日は、本来であれば東の順番だが、故障者が相次ぐ先発ローテーションで若手を積極起用する方針のようで、ルーキーの片山がプロ初登板となる。入江、牧らと同じ世代のオールドルーキーで、初年度からの活躍が期待されている投手。ファームでは3試合に先発し、いずれも5イニングしか投げていないが3勝している。
直近では19日に2番手として登板しているが、リリーフで勝手が違ったのか3失点している。だが、3勝の実績と期待の高さで4月のホームでの読売戦でデビュー戦が用意された。23日は雨天中止になったものの同じルーキーの島田もデビュー予定だった。フレッシュな力で窮地を乗り切れるか。チームは6連勝中なので、変にプレッシャーを感じることなく攻めて行って欲しい。試合を作れる投球が持ち味なので、そこに期待したい。
読売はマタで、ヤクルト戦で2試合先発してまずまずの投球を見せている。ターノックを攻略したようなイメージで捉えられると良いのだが。東が日曜になるのか、来週へ回るのか分からないが、このマッチアップで2戦目を取れるとかなり大きい。牧も欠いて簡単ではないだろうが、打線が援護して欲しい。


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