05/16 読売4-3横浜DeNA(東京D)
初回、筒香がライトへ3号ソロを放ち、28イニング連続無得点で止める。先発の篠木が2回に3連打で同点に追い付かれたが、3回表に筒香の犠牲フライと宮崎のタイムリーで2点を勝ち越す。しかし、3回裏に篠木は大城とキャベッジのタイムリーで再び同点とされた。7回に登板した3番手の中川虎が1アウト1、3塁からダルベックのピッチャーゴロをバックホームするも間に合わず、フィルダースチョイスで勝ち越しを許す。打線は4回以降はチャンスを作るも決め手を欠き、接戦を落とした。
ポジ [Good]
筒香が4月8日以来となる3号ソロを放った。上半身のコンディション不良で1か月弱不在だったが、久しぶりのホームランがチームの28イニング連続無得点を止める一打になった。ナックルカーブに特長があるとされるウィットリーが、2ボール2ストライクから投げたナックルカーブがやや甘くなったところをしっかりと捉えた。
狙っていたのか、反応で打てたのか分からないが、高く上がったが筒香らしい放物線でライトスタンドへギリギリ届いた。復帰してホームランも出たので、あとは逆方向にも長打が出れば状態も上向いて来るだろう。ホームランを打ったことよりも7回のチャンスで凡退した悔しさが大きい試合となった。キャプテンとしてバットでチームを勝利に導きたい。
3回に筒香の犠牲フライで1点を追加した後、2アウト2塁の場面で宮崎がタイムリー。完全にボールゾーンという顔の高さのストレートにバットの角度を合わせ、一二塁間のヒットゾーンに運ぶ技ありの一打だった。長打を量産とは行かないが、バットコントロールは健在。
前日、タッチアップができなかった走塁ミスがあり、9回にはマルティネスから14球粘ったが最後は見逃し三振に倒れた度会。その悔しさをこの日の試合にぶつけ、3安打の固め打ち。3回は低めのスプリットを拾い、打球はあと僅かで2ランというフェンス上部のライン上に当たった。相川監督がホームランではないかとリクエストしたが、もう少し上であればポールに当たっていた。
5回はレフトへキレイに打ち返し、7回は左腕の高梨をぶつけられたが、追い込まれた後にショートの後方へ落ちるヒット。一塁ランナーの成瀬が三塁へ進み、送球間に二塁を陥れた。これで打率は.328まで上がった。セ・リーグで規定打席に到達している3割打者は、佐藤輝と度会だけ。
度会は体力がないという評価というのもあり、相手先発との相性を見ながら時折ベンチスタートにしながら使っているが、そろそろ中軸としてしっかりと据えて行きたいところ。今年は左腕の方が.362と打っているし、得点圏でも.346と隙がない。リーグを代表する打者に飛躍して欲しい。
ヤジ [Bad]
篠木は二度のリードを守れなかった。この日はストレートの威力が前の登板に比べるとないかなという印象で、コントロールでも少し苦労していた。
2回はキャベッジと佐々木に捉えられて連打された後、浦田を追い込みながらタイムリーを許した。ストレートで押し込みたいところだが、やや球威が足りずにピッチャーゴロに仕留められなかった。高いバウンドで打球が少し早かったので篠木が捕れなかった。
2点リードをもらった3回は、連続三振で2アウトを取り、非常に良い流れだったが、ダルベックの2球目でインサイド要求が逆球となってヒットを打たれ、ここから崩れてしまった。この1球が非常に勿体なかった。
調子の良い大城にはフォークが浮き、レフトフェンス上部を直撃するタイムリー二塁打。同点2ランとなってもおかしくない当たりだった。ホームランにならず助かったとしたいところだったが、続くキャベッジはスライダーにタイミングがズレて、バットの先に当たったがレフトの前に落ちて同点タイムリーとなった。
スライダーが浮いた分、外野まで飛ばされてしまった。狙い通りの高さに決められれば、空振りか内野ゴロになっていたはず。3回までに3点を失ったが、4回はウィットリー、平山を連続三振で三者凡退、5回もクリーンアップを三者凡退で抑えた。
二度のリードを守れず、特に3回は取ってもらった直後に失点してしまったが、悪いなりに5回まで投げたことは評価できると思う。ストレートの球威が今一つの時に変化球を使ってどう速く見せて行くか、変化球を低めにコントロールできるように調整してもらいたい。
7回に登板した中川虎が、今季15試合目で初失点。14日の登板でもあまり良くなかったが、松尾の好送球で盗塁を阻止してもらい助けられた。この日は、先頭の平山を2球ストレートで追い込んだが、フォークが浮いてセンター前ヒットを打たれた。空振りを取るフォークをもっと低めに決めなければならず、この1球が失点につながった。
平山は初球から走って来て、ワンバウンドのフォークで空振りを取れたが松尾はボールが手に付かず送球できなかった。泉口はフォークで空振り三振に取り、ランナーを進ませなかったが、吉川には初球のカウントを取る変化の少ないフォークを上手く運ばれ、1アウト1、3塁とピンチが広がった。
ダルベックにもフォークが浮き、高いバウンドのピッチャーゴロ。このバウンドではタッチプレーのホームは無理だと思ったが、中川虎はバックホーム。平山がダルベックのバットが残っている中でも必死のヘッドスライディングで生還した。一塁もセーフとなり、結果的には1点で済んだが、ここは冷静に1つアウトを取っておきたい場面だった。
1点を失い、大城も歩かせて1アウト満塁となり、キャベッジにもボールが先行したが、浮いたフォークを打ち上げてくれて内野フライ。佐々木には追い込んでからのフォークがベストな高さに行って空振り三振。それほど大した当たりは打たれていないのだが、全体的にフォークが浮いてしまった。
今季初失点で、ここまで素晴らしい投球を見せて来たので責めることはできない。いつかは失点してしまうと思う。その初失点が負けに繋がるということは、重要な場面を任されている証でもある。最少失点では切り抜けたし、重要なのは次の登板でしっかりと抑えること。切り替えて調整して欲しい。
キジ [Other]
初回から筒香にホームランが出て、28イニング連続無得点をストップ。2回に同点に追い付かれるも、すぐさま2点を勝ち越して良い流れだったのだが、直後にまた追い付かれてしまい、流れを失った。
4回以降は無得点で、特に7回に2アウトからではあったが、成瀬と度会の連打で2、3塁のチャンスを作っただけに、ここで勝ち越したかった。ホームランを放っている筒香を責められないが、やはり中軸だけにここぞで打って欲しいところ。
今季のベイスターズは打線にかなり波があり、直接関係しているとは思えないけど、筒香が戻って来て冷えてしまった感じ。佐野がレフトに入ると度会、勝又あたりが弾き出されてしまうのも要因か。
ソフトバンクに移籍した山本祐大はもう翌日から試合に出ているが、尾形と井上朋もファームで出場。尾形は球団からコメントでも出ていた通り、先発として登板。初回にいきなり157キロのストレートを披露し、3者連続三振の立ち上がり。
3回にも3者連続三振をマーク。4回は1アウトから連打を許したが後続を断った。5回先頭の西村からも三振を奪い、三者凡退。5回63球で2安打7奪三振、無失点という圧巻の投球を見せた。今季も一軍で159キロをマークしているストレートは素晴らしく、立ち上がりは156キロ前後。5回に150キロ台前半に落ちたが、それでも球威を感じさせた。
ソフトバンク時代の3月にはファームで7イニングを投げており、次回はそのくらいの投球になるのではないか。来週22、23日あたりにファームで投げ、29、30日あたりの西武戦で一軍というのが青写真かも知れない。もちろん調整の進行具合によってはもう1週ズレるだろう。ただ、週末に投げ始めたということは6月5日からの古巣相手の3連戦で投げ、山本祐大と対戦するかも知れない。
チームは5割に逆戻りとなり、日曜は何としても3連敗は避けたいところ。既に読売戦は2勝6敗となり、ヤクルト戦に近い相性の悪いカードになっている。昨年も大きく負け越しており、これは何とかしたい。やはり読売戦で打てていないことが一番の原因だと思う。先発投手を攻略し、大勢とマルティネスが出ない展開に持って行くしかない。
予告先発は竹丸と石田裕。竹丸はルーキーながら既に4勝を挙げている。竹丸は4月3日の対戦では、5回3失点(自責1)で黒星が付いている。相性が良いと思われる前に攻略しておきたい投手。石田裕は、内容はずっと良いので継続し、あとは打線の援護を待ちたい。
Next Key Player: 宮﨑敏郎(竹丸に前回3-0、攻略には中軸の奮起が不可欠)


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