05/21 広島東洋3-1横浜DeNA(マツダ)
4回に2アウトから勝又、宮下の連打でチャンスを作ると、成瀬がライト前に落ちるタイムリーを放って先制。5回まで54球で無失点と快調な投球だった東だが、6回に1アウトから菊池にヒットを許すと、小園に右中間を破るタイムリー三塁打を打たれて同点とされた。さらに前進守備で成瀬が坂倉のゴロを後逸するエラーで逆転を許した。7回にも前川のタイムリーで3点目を奪われたが、東は8回まで投げ切った。打線は5回以降2安打に終わり、反撃できず。
ポジ [Good]
成瀬が4回、勝又と宮下の連打で作った2アウト1、2塁のチャンスでタイムリーを放った。粘って7球目のカットボールが高めに来たところを逆方向へ上手く打ち返し、セカンドの頭を越えるライト前ヒットとした。最初の打席でもセンター前ヒットを放っておりマルチヒット。
センターから逆方向へのバッティングが非常に良い。この日は守備のミスはあったが堅実で、バッティングも打率が残るような柔らかさと対応力がある。今後の活躍も期待したい。
松尾も三塁線を破る二塁打と、7回のライト線に落ちるヒットでマルチ。先週から急遽スタメンで試合に出続ける形になっているが、だいぶそのルーティンにも慣れて来たか。バッティングはもともと能力があるが、一軍での打席が時々しか来ない難しさがあったと思う。
今すぐにリーグトップクラスの成績を出せるわけではないだろうが、このまま一軍の打席を経験し続ける中で成長して行くと思う。しかし、チームも松尾自身も、今はまず守備のことが優先となるだろう。この日は東とのバッテリーで逆転負けを喫したが、こちらも経験を重ねることで引き出しも増えて行くだろう。
ヤジ [Bad]
先制はしたが、打線に繋がりがなかった。東が逆転を許した後は反撃ムードさえ作れなかった。佐野が9回にヒットを放ったが、筒香がノーヒットで中軸がブレーキとなった。筒香は昨日も書いたが、悪い時のかかと体重になっている様子で、アウトサイドを攻められてなかなか手が出ない。ボールの見極めも悪くなっている。
佐野も3打席目のライトフライは良い形で捉え、スタンドまであと少しという打球。4打席目でヒットが出たので復調して欲しいが、そこまでの内容が悪かった。中軸が沈黙しており、度会から勝又のところまで繋がって行かない。ホームランが出ない打線になっているので、繋がりがないと得点に至らない。打順の並びは再考の余地があると思う。
打線の援護に恵まれず、東が完投負けとなった。8回3失点だが自責は2なのでHQSということになる。先発投手としての役割は十分に果たしているし、5回までは素晴らしい投球だったが、エース東だけにこの内容でGoodとは言えない。
3回、4回と得点圏に走者を背負ったが、後続を断って切り抜けた。それでも5回まで54球という球数の少なさ。完封ペースで進んでいたが、6回に暗転した。
1アウトから菊池にヒットを打たれ、東の天敵である小園。今年は小園自身の調子があまり良くなかったので、これまではある程度抑えていたが、この場面でやや甘くなったスライダーを捉えられ、右中間を完全に破るタイムリー三塁打とされた。この一打が致命傷になってしまった。
スライダーを2つ見られて2ボールとなり、ストレートでストライクを取った後、再びスライダーを選択した。ボールゾーンには投げづらく、どうしてもストライクを取りに行きがち。小園が狙っていたのか、腕の振りが緩んだのか分からないが、完璧に捉えられてしまった。
なおも1アウト3塁で逆転は防ぎたい場面。坂倉を初球のストレートで高いバウンドのゴロに打ち取ったが、前進守備のセカンドの成瀬が送球に備えて前へ出ながらグラブを出したが、これを後逸してしまい、逆転を許した。
好守が光っていた成瀬だが、送球も考慮して正面ではなく横に入って捕ろうとしたように見えたが、バウンドが合わなかった。瞬時に判断するのは難しいが、三塁ランナーはゴロGOではなかっただけに、しっかりとまず止められる形で入れると良かっただろうか。難しい打球だったのは間違いないが、守備が売りの成瀬だけにこれは捌かなければならなかった。
逆転された直後の7回表、2アウトから松尾がライト線へのポテンヒット。ファウルグラウンドを転がる打球をライトの辰見が後逸し、松尾は三塁まで進んだ。東の球数が少ないこともあったし、東に何とか勝利を付けたいという思いもあっただろうが、2アウト3塁でも代打を送らなかった。結果、東は三振に倒れて同点のチャンスを逸した。
7回裏は東が先頭の大盛にレフトへの二塁打を打たれ、進塁打で1アウト3塁。ここで石原は浅いセンターフライに打ち取り2アウトまで漕ぎ着けたが、代打の前川にタイムリーを打たれて3点目。1ボール2ストライクからチェンジアップで落としたが、これを上手く拾われた。
打者を褒めるべき範囲とは思うが、それでもカウントがかなり優位だったので、ここはワンバウンドするくらいに拾えない高さに徹底する必要があっただろう。今年はまだ1安打で1割台の打者。舐めたわけではないだろうが、詰めが甘く大きな1点を与えてしまった。
8回まで投げたことはさすがの投球だったと思う。ただ、翌日は試合がないという状況で、ここまで東を引っ張る必要があったのかは賛否両論あるだろう。少し間隔を空けて中8日で登板だったことで、エースとして最後まで行って欲しいという思いが優先された采配だった。
キジ [Other]
4回は2アウトから勝又、宮下、成瀬の3連打で先制点。中軸に当たりが出ていないが、抜擢している若手の活躍で流れを掴めそうだったが、1点を守らなければならないような状況は先発投手にとってもキツい。逆転された後は、反撃できる雰囲気もなかった。
このカードも負け越しで、借金は再び2に膨らんだ。5割ラインを切ってしまったのは厳しい。何とか交流戦を5割で迎えたかったのだが、週末のヤクルト戦に連勝するしかなくなった。これまでの対戦成績と現状の両チームを考えるとあまり現実的とは思えない。
ヤクルト戦の開幕7連敗を止めたので、一気に連勝に持ち込みたいところではある。DeNAは入江、石田裕の先発が予想され、ヤクルトは高梨、奥川、松本健のうち2人になるだろう。現状、とにかく得点が取れないので苦しい。
チームによって消化試合数は異なるが、ベイスターズは今季23本塁打で、これは12球団で最少となった。筒香、牧の長期不在とオースティンに代わる外国人選手であるヒュンメルが活躍できていないところはあるが、かなり厳しい数字だ。
これはいつか書こうと思っていたのだが、ファームのチーム本塁打数もハヤテを下回って14球団最少となっている。試合に勝つためにコンパクトなスイングや進塁打なども重要だが、選手によってはもっと思い切り振らせて欲しい。ヤクルトの田中やソフトバンクの笹川のような選手がいてもいい。井上絢登でさえホームランが出ないような打者になっているのは危機感を覚える。井上朋也の獲得はそういうことも影響しているのではないか。
野球はホームランを打つスポーツではなく、勝てるなら何でもいいとは思うが、それでもホームランは野球の華と言われる。つまらんチームになりつつあるように思う。ボールが飛ばないという問題があるにせよ、もっと村上や佐藤輝のような打者を作って行かなければならない。そういう意味で佐々木麟太郎の指名もあったのだと思う。
とは言え、今年は現状のメンバーでやって行かなければならない。いかに得点に繋げていくかという意味で、現状不振の中軸が間に挟まっていることにより、蝦名、度会と勝又以降が分断されてしまっているので、並びはもう少し考えて欲しいところ。宮崎の負傷交代により勝又が4番に入ったことで繋がりが生まれたことも皮肉だが、良いヒントになるはず。4番は佐野、宮崎がほとんどが、その無駄な拘りは要らないと思う。
22日は一軍の試合がなく、ファームは横須賀で中日戦。ナイターで行われるが、球団公式You Tubeチャンネルでライブ配信される。交流戦で復帰予定の牧が出場するかどうか。尾形は、前回が土曜日だったので中6日であれば23日の先発になると思うが、どうだろうか。


コメント
東が完投、誰も代打を出さなかったため9回フルでスタメン9人だけしか出場しないというのは見たことないのですが、どれぐらい珍しいんでしょうか?
代走・守備固めの起用が多くなるベイスターズでは珍しいでしょうが、年に1、2回はあるんじゃないでしょうか。